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ギリシャ旅行記【その1】ケファロニア島~驚くほどに美しい緑豊かな楽園のような島
ギリシャは国土に3,300もの島々を持つ島の国だとご存知でしたか?ギリシャを取り囲む海は、半島東南部に広がるエーゲ海、そして西部に広がるイオニア海があり、いずれも地中海域の一つです。エーゲ海に浮かぶ島の中でもサントリーニ島やミコノス島はかなりメジャーで実際行かれた方も多いのではないでしょうか?
ギリシャには日本人にはまだあまり知られていない驚くほどに美しい緑豊かな楽園のような島々が存在しています。その中の一つ、イオニア海最大の島ケファロニア島をご紹介いたします!
目次
ケファロニア島への行き方
ケファロニア島への行き方 ケファロニア島へは、飛行機かフェリーでの行き方があります。
飛行機の場合、ギリシャのアテネとテッサロニキから国内線の発着があり、どちらも飛行時間は約1時間です。夏には臨時便が出て直行便も多数運航しており、ここ数年で多くの低コストのヨーロッパ航空会社がケファロニア島への路線を開設しています。(今回私達はアテネから飛行機で行きました。)
フェリーの場合、西ペロポネソス半島の港町、キリーニから出発します。こちらは約1時間30分でケファロニア島の主要港であるポロスに到着します。
世界一美しいビーチの一つ、ミルトスビーチ
どこを取っても美しい海が広がるケファロニア島ですが、まずその中でも最も有名で世界一美しいビーチの一つと言われているのが、ミルトスビーチ(Myrtos Beach)です。
ミルトスビーチは島北部に位置し、入り江のような形をした崖に囲まれた手つかずな美しいビーチです。ビーチにたどり着くまでの道のりは急カーブ続きなので、山道運転に慣れていないと少し大変かもしれませんが絶対に行く価値あります。
くねくね山道を運転していくとその先に見えてくるのは混じり気のない真っ青な海、まさにインクをそのまま流し込んだかのようなコバルトブルーのグラデーションには、思わずため息を漏らしてしまうほどの美しさです。
<カーブ続きの山道の先に見えてきた真っ青な海>
<手つかずな美しいミルトスビーチ>
ミルトスビーチへ行く際の注意点
<白い石が太陽光に反射して眩しいくらいブルーな水>
ミルトスビーチはいわゆる砂のサンドビーチではなく白い石ころがゴロゴロしたストーンビーチなので、海用のビーチシューズを持参することをお勧めします。ビーチサンダルなどでビーチを歩く分には問題ありませんが、実際海の中に入ったり水辺を歩くにはビーチサンダルでは脱げてしまうのと、裸足では痛くてとても歩けません。
私たち同様事前に調べていたのでしょう、まわりの人たちを見ても大半の人がやはりビーチシューズを履いていました。比較的ヨーロッパのビーチはストーンビーチも多い気がするので、行く前に下調べをしてから行った方が良いかもしれません。
※水中で歩いて脱げない靴ならどのようなものでも良いと思います。
<海への旅行でいつも大活躍のビーチシューズ>
「メリッサニ洞窟」に眠る神秘の地底湖
<メリッサニ洞窟>
ケファロニア島へ行ったら絶対に外せないスポットが「メリッサニ洞窟」(Melissani Cave)です。島の東部に位置し、なんと数千年前からこの場所にひっそりと存在していたのですが、1951年に島を襲った大地震により地表にぽっかり穴が開いたことからこの地底湖があることが発見されたのです。その青の輝きと水の透明度は言葉を失うほどの美しさです。
入口から洞窟の中へ降りて行くと、通路の暗闇の向こうには目を疑うほどの鮮やかな青い輝きが目に入り一気に胸が高まります。内部へは小舟に乗って正味15分くらいで、陽気な船乗りのおじさんが洞窟内を案内してくれます。洞窟クルーズへの入場料は1人7ユーロで見学できます。
<暗闇の向こうに見える鮮やかな青に胸が高まります>
<小舟に乗って洞窟クルーズ>
洞窟内はヒンヤリしていて湿度が高くとても神秘的、見上げるとぽっかり開いた穴から強い太陽光がはいりこみ、光のカーテンが射し込む様子は本当に美しい!見事な青のコントラストに目を奪われ幻想的な世界に一気に引き込まれます。水深約40メートルもあり、真っ青な色ながら水底まで透ける驚異の透明度は一度目にしたら忘れられない光景です。
<上を見上げるとぽっかり開いた穴が幻想的>
<水底まで透けるクリスタルウォーター>
サミの港町
<サミの港>
メリッサニ洞窟を満喫した後、お腹が空いたのでランチを求めサミの港町へ立ち寄りました。サミは小さな港町で海沿いにレストランやカフェ、お土産屋さんが並んでおり、停泊中のヨットやボートが浮かぶ海を眺めながらのんびり歩くのに適しています。
ローカルフードを求めていた私達は、幾つかあるレストランの中でも地元のお客さんらしき人達が美味しそうに食べている場所をチョイス、これが大当たり!安くて美味しいギリシャのソウルフードを食べることが出来ました。
<海沿いに並ぶレストランやお土産屋さん>
<安くて美味しいギリシャのソウルフード。左から時計回り:ツァツィキ、ギュロス、ソブラキ/ピタパン>
絶景写真スポット!アンティサモスビーチ
サミから山道で車を走らせて約15分、アンティサモスビーチ(Antisamos Beach)へ向かいます。山の上から見えてきたビーチの美しいこと、緑豊かな山に囲まれたエメラルドグリーンの海に真っ白いビーチが絶景です。
<山の上から見たアンティサモスビーチ>
ドライブがてら一山越えて水際まで降りて行ってみましたが、水の透明度が非常に高く青のコントラスがとっても美しかったです。ここはカフェやレストランが充実していてかなり混雑しており、音楽も大音量でかかってる賑やかなビーチでした。ゆっくり静かに過ごしたい人には正直あまりお勧めできません、絶景写真スポットなのでドライブがてら立ち寄るのがベストです。
<緑豊かな山に囲まれたエメラルドグリーンのアンティサモスビーチ>
まとめ
今回はまだあまり知られていないケファロニア島をご紹介しましたがいかがでしたか?
ギリシャ旅行を考えている方の参考にして頂けたら嬉しいです。この島で出会う緑豊かな大自然と水の風景はどこを切り取っても絵になり、一生に一度は目にしてほしい驚くほどに美しい楽園のような島、ぜひケファロニア島を訪れてみてください!!
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yumi
- 2015年からスペイン人夫とチェコ プラハで生活。好きなことは、旅行、食べること、ビーチ、写真、ハイキング、美容/コスメ/ファッション全般。