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西オーストラリア州最南端かつ、入植最古の街アルバニーの魅力

記事投稿日:2019/09/12最終更新日:2019/09/12

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西オーストラリア州といえば何かと州都パースが目立ちますが、実はパースよりも歴史の古い街があります。それが西オーストラリア州最南端の街アルバニー(Albany)。

今回は、そんなアルバニーの魅力について紹介します。

目次

アルバニー(Albany)とは?

西オーストラリア州の最南端の街であるアルバニーは、州都パースから南東に約400km、車で4時間半のところにあります。長距離バスTransWAのバスでパースから約6時間、飛行機で約70分です。

実はこのアルバニーは、イギリス軍がオーストラリア西部に入植した1826年、最初に駐屯地を建てた場所でもあります。これはパース(フリーマントル)よりも2年早く、よってアルバニーが西オーストラリア州で最も古いヨーロッパ人入植地の街と言えるのです。

その後も発展を続けるのですが、最終的にはパースの方に重点が置かれ州都として定められ、現在アルバニーは人口約3万人の西オーストラリア州第6位の都市になります。

『最南端の街』と言われるよう南極海に開けた街で、今のオーストラリアでは考えられませんが、実は捕鯨が盛んだった街でもあります。青く透き通った海と白い砂浜、そこで釣りやダイビング、ホエールウォッチングなどが楽しめ、自然と歴史の調和したアルバニーはパースからのバケーション客にも人気な街です。

アルバニーの歴史を学ぼう!

そんな歴史あるアルバニーの街には、歴史が学べるスポットが多く存在します。

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アルバニー成り立ちの歴史を学ぶのに最適なのは、『ミュージアム オブ グレートサザン(Museum of the Great Southern)』という博物館です。

こちらではアルバニーの入植以前の歴史から、入植中、そしてオーストラリア連邦国に加盟後の様子がよく分かるように展示されています。博物館自体はたいして大きくないのですが、同じ公園の敷地内に監獄博物館や当時の学校の教室、民家の様子などが分かるように再現された建物の展示施設が点在しています。(施設によっては有料)

そのなかでも私のイチオシはこちら『ブリッグアミティー(Brig Amity)』という船のレプリカです。

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これは、イギリス軍による入植がアルバニーで開始されたときに、最初に乗り込んできた船です。長さ約23m、幅約7mの帆柱2本の船に、約50人と家畜、6か月分の食料、そして建築資材を載せて、シドニーから6週間かけて来たそうです。レプリカといえども、ここからアルバニーの歴史が全て始まったと思うと、感慨深いものがあります。

実際にこのレプリカ船の中に入り、ガイドの説明を受けることもできます。ただし、スタッフは全てボランティアのため、場合によっては中に入れないこともあるので事前に博物館に電話確認することを推奨しています。

Museum of the Great Southernの基本情報

Brig Amityの基本情報

  • 開館時間、電話番号、住所ともに博物館に同じ
  • 入場料:大人5ドル、子ども2ドル、ファミリー(大人2人と子ども2人)12ドル

アルバニーの港『Princess Royal Harbour』

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アルバニーの主要港プリンセスロイヤルハーバーです。アルバニーが最初の入植の街として選ばれた理由は、深海の天然港であったことが挙げられます。パースのフリーマントル港が完成するまでの約70年間は、西オーストラリアで唯一の深海港としてこの港が活躍していました。

現在ではフリーマントルが主に商品の輸出入に使われるのに対し、アルバニーではそれらの原材料や小麦、菜種といった穀物類の輸出入が主です。紙の原料となるウッドチップは、ここから日本にも送られているんですよ!!

ド迫力な自然の彫刻美!!

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南極海に面したアルバニーには、美しいビーチがたくさんあります。

そしてビーチだけではなく、見事な天然の入り江もアルバニーの魅力であり、なかでもド迫力な『ザ・ギャップ(The Gap)』と『ナチュラルブリッジ(Natural Bridge)』は必見です!!

どちらもアルバニー中心部から車で20分ほど離れたトーンディラップ国立公園(Torndirrup National Park)内にあります。

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『ザ・ギャップ』では、南極海の激しい波が花崗岩の岩にぶち当たってできた水路が見られます。

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そして、同じエリアには花崗岩が波で削られてできたという『ナチュラルブリッジ』が見られます。

写真では伝わりにくいですが、波の音や振動、水しぶきの迫力はものすごいものがあります!!しかも、それを体感できるようにと高さ40m、岩からのせり出し10mの足場スケスケの展望台があります。

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実はこの展望台は2016年に完成したもので、以前は自分で岩場を登ったりナチュラルブリッジを渡ったりとできたようですが、けが人の続出と死亡者も出ているため現在は展望台からの見学のみとなっています。

The Gap とNatural Bridgeの基本情報

アルバニーのメインストリートの様子

アルバニーのメインストリートはヨークストリート(York street)になります。ヨークストリートは丘状の坂道になっており、坂の上からヨークストリートを見下ろすとプリンセスロイヤルハーバーが見えます!

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海がとってもきれいに見えるストリート沿いにはカフェやレストラン、ギフトショップ、アートギャラリー、そして歴史あるタウンホールや教会などが並んでおり、歩くだけでも楽しい街並みです。

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街の中心部にはインフォメーションセンターがあり、そこでアルバニーの観光情報などが収集できます。パンフレットが充実しており、お土産も販売しています。図書館に併設しているので、静かに休憩するのには最適な場所です。

ワンワン!街の中に有名な岩が!

アルバニーは2つの丘からなっている街なので、街中に岩が多いのも特徴です。最も有名な岩はこちら!何の形をしているか分かりますか??

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こちら『ドッグロック(Dog Rock)』という岩です。そう!!犬の形をしています。岩の下にはペンキで首輪が描かれています。

1921年に評議会は危険だからとこの岩を排除しようとしたらしいですが、住民投票の結果残すことが決まったそうです。そんな住人に愛されているドッグロックは、今ではドッグロックショッピングセンターの駐車場入口にそびえ立っています。

まとめ

僻地好きの私にしては珍しく街紹介でしたが、アルバニーは歴史と自然の調和した興味深い街です。

西オーストラリアで最も古い入植の歴史を持つ街にもかかわらず州都にならなかったことは、実は地元の人にとっては喜ばしいことなのです。なぜなら、急成長を強いられることなく自然と歴史を今でも守れているから!!

パースからのアクセス(長距離バス、飛行機)も整っているので、西オーストラリア州へ来た際はぜひ南部まで足を伸ばしてみてはどうでしょう!

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