ビスケット王国イギリスで試したい、ビスケット+α 13選!

イギリス人は、無類のビスケット好き。その種類の多さには本当に驚かされます。今回はその中でも、英国を訪れたら是非試していただきたい、代表的なビスケット(と関連商品)13種類をご紹介します。英国流に、ビスケットは「ダンク(紅茶やコーヒーに浸して柔らかくしてから食べること)」して、お楽しみください!

目次

ダイジェスティブ(Digestives)/チョコレート・ダイジェスティブ(Chocolate Digestives)

イギリス、ダイジェスティブ・ビスケット

まずはこれぞ定番、日本でもおなじみのダイジェスティブ・ビスケットから。ダイジェスティブとは、消化しやすい、という意味。チョコレートのダイジェスティブは、数々の「英国人気ビスケット・ランキング」で1位を獲得しているビスケットの王者とも言える存在です。世界的に有名なスコットランドのビスケット・メーカー、マクビティ社の商品が有名ですが、各スーパーマーケットも自社ブランドの商品を展開しています。

リッチ・ティー(Rich Tea)

イギリス、リッチ・ティー・ビスケット

「リッチ」とはいう名前とはうらはらに、非常にシンプルなタイプのビスケット。17世紀のヨークシャーから広まり、かつては上流階級の人々が、ランチとディナーの間の空腹を満たす軽食として食されていたとのこと。ダンキング(Dunking。上述のとおり、紅茶やコーヒーに浸して食べること)に最も適したビスケットのひとつ。

ホブノブ(Hobnobs)

イギリス、ホブノブ

オーツ麦を使用したビスケット。「イギリス人が外国に行くと恋しくなる食べ物」にも挙げられているビスケットで、ザクザクとした食感が特徴。食べ応えがあり、ひとつ食べただけでも結構な満腹感が得られます。紅茶やコーヒーでのダンキングはもちろん、牛乳との相性もバッチリです。チョコレート・ホブノブも大人気!

カスタード・クリーム(Custard Creams)/ブルボン(Bourbon)/モルテッド・ミルク(Malted Milk)

イギリス、カスタード・クリーム、ブルボン、モルテッド・ミルク

お次もド定番の3種。カスタード・クリームは、平たいビスケット2枚で、カスタード味のクリームをサンドイッチしたビスケット。
ブルボンも同じく、サンドイッチ・タイプのビスケット。こちらはダーク・チョコレート味のビスケットで、チョコレート・バタークリームをサンドしたもの。
そしてモルテッド・ミルクは、その名のとおり、ミルク味のモルトビスケット。表面に牛がデザインされているのが特徴。

パーティー・リング(Party Rings)/ジャミー・ドジャーズ(Jammie Dodgers)

イギリス、パーティー・リング、ジャミー・ドジャーズ

次は子供たちの一押しビスケット2種!カラフルなアイシングが可愛らしいパーティー・リングは、薄手ながらちょっと硬めのビスケット。穴が開いているのは、子供たちが持ちやすいようにするためなのだそう。
2枚の薄いショートブレッドで、ラズベリー・ジャムをサンドしたジャミー・ドジャーズは、子供たちのみならず、大人にも大人気のビスケット。商品名は、スコットランドのコミック・シリーズ『ザ・ビーノ』の登場人物、ロジャー・ザ・ドジャーに由来しています。

ペンギン(Penguin)

イギリス、ペンギン

ペンギンのキャラクターのついた包み紙で個別包装されている、ミルク・チョコレート・コーティングのビスケット。オレンジ味、ミント味でも展開されています。包み紙の裏には、包みごとに異なるジョークやなぞなぞが書かれているので、そちらも要チェック!ちなみに、包み紙表面にある吹き出し内の文句は、1980年代に商品を一躍有名にしたテレビCMで使われていたスローガン。

ショートブレッド(Shortbread)

イギリス、ショートブレッド

もはや説明要らず、イギリスのお土産代表選手。こちらもビスケットという認識です。大手スーパーマーケット・チェーンでも、写真のようなTIN(ブリキ)缶入りの自社商品をそれぞれが販売しているので、お土産用に見比べてみるのもおすすめです。

ピンク・ウエハース(Pink Wafers)/ジャファケーキ(Jaffa Cakes)

イギリス、ピンク・ウエハース、ジャッファ・ケーキ

日本人的に考えると、明らかに「ビスケット」ではないのですが、なぜか常にビスケットと同列で語られ、ビスケット・コーナーに陳列されている商品たちがこちら!

柔らかくてサクサクで、甘いクリームの入ったピンク・ウエハースは、とっても鮮やかなピンク色が特徴。軽い食感のため、あまり罪悪感を感じずに食べられてしまうのも人気の秘訣?

最後はたびたび「ケーキ?それともビスケット?」論争が巻き起こるジャファケーキ。実際には、メーカーであるマクビティ社が、VAT(付加価値税)の課税対象とならないよう、法的に「ジャファケーキはケーキ」との結論を裁判で勝ち取っています。これは、もし「ビスケット」であった場合、チョコレートが上にかかっている商品は嗜好品扱いになり、課税対象となってしまうからです。その辺の難解な制度はさておき、メーカーがケーキと明言しているにも関わらず、英国ではビスケット・ランキングのトップ5にエントリーしてしまうのがジャファケーキ。フワフワのミニ・スポンジケーキの上に、オレンジゼリーをのせて、チョコレートでコーティングしたこのお菓子は、2002年のサッカー日韓ワールドカップで、イングランド代表チームが「公式おやつ」として持ち込んだことでも知られています。

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