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春の立山黒部アルペンルートは、心も真っ白になれる白銀の世界
立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスを横断できる山岳観光ルートです。今回は、山好きの私がずっと憧れていた2年前のGWの立山の雪景色をご紹介します。立山は日本100名山の1つとしても知られていますが、立山周辺には、現存する日本唯一の氷河もあるそうです。そのすぐ麓まで、ケーブルカーやバスで行けるんです。
目次
絶景までのアクセス。おすすめは富山側から
立山登山の拠点となる室堂までは、長野側の扇沢からバス・ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスを乗り継いで入るルートと、富山側から鉄道・ケーブルカー・バスで行くルートの2つがあります。
長野側は首都圏からの人が多く集まるので、混雑する季節はバスの待ち時間が長いのに対し、富山側は比較的待ち時間が少なく、首都圏からも富山まで新幹線でアクセスしやすいです。最後の立山高原バスに乗って室堂に向かうと、どんどん高くなってくる雪の壁に興奮。これも富山側からのルートの魅力のひとつですね。2019年は4月15日から開通しました。
心も真っ白になれる絶景!
さて、スタート地点の室堂(標高2,450m)に到着すると、すぐにこんな美しい雪景色が待っていてくれます。
この日はお天気も最高で、多くの人たちが気ままに写真を撮りながらお散歩していました。同じ山岳の観光地として有名な上高地は、せっかく山に来たのに人が多くて残念!と思いましたが、ここは歩ける範囲が広いせいか、ターミナルに大勢いた人の多さを感じず、のんびり散策ができました。
防寒は万全に!そして、寒いのでつい気を抜いてしまいがちですが日焼け止めをお忘れなく。私はばっちりサングラス焼けしてしまって、職場で爆笑されてしまいました(笑)
高山の温泉街
室堂までは、交通機関で行くことができるので誰でも簡単に行けますが、今日はちょっとその先まで紹介します。
写真は私が宿泊した雷鳥沢キャンプ場です。室堂から1時間ほど歩いたところなので、雪用の靴を履いてくればお散歩できます。ただ、やはり高山なので天気が荒れると吹雪になることもあるので、甘くは見ないで下さいね。雷鳥沢までは行かなくても、室堂ターミナルにも立派なホテルがありますし、雷鳥沢までの間には、室堂から歩いて12分でみくりが池温泉。山の中とは思えない立派な雷鳥荘も30分で行けますし、山小屋もあります。
そして、すべての施設に温泉があるんです!基本的に、山の中の温泉は自然環境を汚さないために石鹸や歯磨き粉も使用禁止なのですが、立山はキチンと排水設備が整備されているのか、ボディーソープやシャンプーまで備え付けられていて驚きました。
ランプのイルミネーション
そして、夜はテントが色とりどりのランプのようになって幻想的です。大自然の中で、テントの生地越し灯りはぼんやりぬくもりがあってロマンチックです。もちろん満点の星空で流れ星を探す楽しみもありますね。
雷鳥沢という名は...
1泊した次の日は、立山に登りました。ここに登るのはちゃんとした雪山装備と経験が必要なので、写真だけ紹介します。
雷鳥沢はその名の通り雷鳥が多く生息する場所で、このときもつがいの雷鳥に出会いました。白い冬毛から夏毛に変わりかけています。出会えると嬉しいのですが、山ではお天気が下り坂のときに現れることが多い鳥として知られているので、やや複雑な気分にもなる鳥でもあります。
春の富山といえば
今回は雪景色の立山を紹介しましたが、夏はお花畑が広がるので、いつか夏にも訪れてみたいです。
最後に、富山側からアクセスするもう1つの魅力は、やはり海産物ですね!!3~5月が旬のホタルイカ。それはもう絶品でございました。
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momoko
- 夏も冬も山に登ってます。山旅の景色の素晴らしさを少しでもお伝えできれば!たま~に海にも出没します。