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【イギリス】新天皇と新皇后雅子さまゆかりの地、オックスフォード大学カレッジ巡り
今回は、新天皇と新皇后雅子さまがともに留学された、イギリスのオックスフォード大学をご紹介したいと思います。新天皇は、1983年から1985年にかけてオックスフォード大学マートンカレッジにご留学されており、オックスフォード近辺のテムズ川や運河(カナル)の研究をされていたそうです。また、新皇后雅子さまも1988年から1990年にかけて外務省にお勤め時代に、オックスフォード大学ベリオールカレッジに留学されています。おふたりが、ときは違えどイギリスの古き小さな大学都市オックスフォードで過ごされていたなんて、なんだかロマンチックだと思いませんか?
さて、オックスフォード大学には、40を超えるカレッジがあります。その中でも、あの誰もが知るファンタジー映画で世界的に有名になった「クライストチャーチカレッジ」が一番の見どころでたくさんの観光客で一年中にぎわっていますが、今回はこじんまりとしてるものの、ほんとうのオックスフォード大学のカレッジライフの雰囲気を楽しめ、新たな時代「令和」のゆかりの地とも言える、「マートンカレッジ」と「ベリオールカレッジ」を中心にお届けします。
目次
- オックスフォード最古のカレッジ、ベリオールカレッジ
- 世界中の皇室御用達、マートンカレッジ
- 番外編 その1:新天皇のお気に入りと言われているパブ、Bear
- 番外編 その2:新天皇も研究されたオックスフォードの運河
- まとめ
オックスフォード最古のカレッジ、ベリオールカレッジ
ベリオールカレッジは、オックスフォード市街のど真ん中にあります。ベリオールカレッジは13世紀に設立され、英語圏の中では最古であるという説もあり、とても由緒のあるカレッジです。一般にも開放されており、見学時間は午前10時から午後5時まで。一人3ポンド(約420円、1ポンド140円換算)、学生1ポンド(約140円)となっています。ただし、入学を希望している学生やその家族の見学は無料とのこと。
さて、入り口を入ると、まずは中庭。
藤の花がとても映えます。それにしてもどこもよく手入れが行き届いており、まるでここは植物園さながらの美しさです。
天気のよい日にはガーデンで、ラップトップや図書館で借りたような分厚い本を片手に日向ぼっこをする学生さんの姿が多くあります。もちろん、休憩をしているのかのんびりおしゃべりを楽しんでいる人もいましたよ。
そして、こちらが学生たちが食事をする食堂、ホールと呼ばれているところです。
あの映画の世界さながら、学生さんたちはここでご飯を食べているんですねー。
そして、このベリオールカレッジの珍しいところは、カレッジ内に一般の人でも利用できるカフェがあること。それが、こちらのバタリーカフェです。
オックスフォード観光に疲れた際は、こちらで紅茶を飲みながらオックスフォード大学の学生の様子を観察するのもおもしろいかもしれませんね。
世界中の皇室御用達、マートンカレッジ
入り口の門も施された彫刻がとても凝っていますね。
こちらのマートンカレッジは、各国のロイヤルファミリーや要人がよく留学されることで有名で、そのためかとてもお金持ちのカレッジです。建物もとても厳粛で重厚な雰囲気が漂っています。
もちろん、きれいに整備されたガーデンも広がっています。
そして、こちらが見どころのチャペル。
ステンドグラスも細部までとても美しく見とれてしまう芸術品です。
番外編 その1:新天皇のお気に入りと言われているパブ、Bear
新天皇が留学時代によく通われていたというこちらのパブ。Bear(ベア)
こちらも13世紀より開店しているという地元では超有名店です。天井が低く、薄暗いパブで本場のエールビールをちびちび飲む、というのも思い出になるかもしれませんね。
番外編 その2:新天皇も研究されたオックスフォードの運河
日本のようにたくさんの自然の川がない平坦な土地が多いイギリスでは古くから運河(カナル)が発達しており、水の供給だけでなくものを運ぶ目的も大切な役割を果たしてきました。オックスフォード近辺にもたーくさんあります。
街の中心から10分程度のところにも、このように運河を歩けるところもあり、いたるところにナローボートも見かけることができます。
まとめ
ベリオールカレッジ、マートンカレッジ、ともにゆったり見学しても1時間程度あれば十分楽しめると思います。ただ、クライストチャートカレッジなどと比べて、観光客が少ないためほんとうに静かで、本来のオックスフォード大学の学生の生活を垣間見ることができるチャンス。とくに、これからの天気のよい夏の間は重厚な建物ときれいなイングリッシュガーデンを見ながら700年以上の歴史あるこの2つのカレッジの見学、そしてオックスフォードの街歩きをされるのをお勧めします!
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。