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スペイン旅行の持ち物リスト!快適にバルセロナで過ごすには防犯グッズが必須
穏やかな気候と陽気な人々で賑わう情熱の国スペイン。日本人にも馴染みが深い観光地といえば、首都マドリードにつぐ第二都市、バルセロナが挙げられます。
これらの都市を目指してスペインに行く方が多いと思いますが、初めての方は何を持っていけば良いのか不安になりますよね。必要のない荷物を持っていってしまうと、空港で荷物の重要オーバーで追加料金が取れられたり、現地で重い荷物を持ち運ぶことになったりと、不便なことばかりです。
この記事ではバルセロナ短期移住経験者の筆者が、スペイン旅行に必要な持ち物とバルセロナで快適に過ごす方法をご紹介します。
目次
- 1. スペイン(バルセロナ)旅行で誰でも必須な持ち物6選
- 1_1. パスポートとコピー
- 1_2. ビザ(査証)
- 1_3. 航空券のEチケット控え
- 1_4. クレジットカードと現地通貨の現金
- 1_5. 衣類(服、下着、靴下)
- 1_6. ポケットWi-Fi
- 2. スペイン(バルセロナ)旅行で持っていくと安心な持ち物6選
- 2_1. 飛行機内用のアイマスク、ネックピロー、耳栓
- 2_2. 変圧器
- 2_3. 胃薬や酔い止めなどの常備薬
- 2_4. スリ対策用の防犯グッズ
- 2_5. スマートフォンのモバイルバッテリー
- 2_6. シャンプー・コンディショナー、歯ブラシ・歯磨き粉、カミソリ
- 3. スペイン(バルセロナ)旅行で実は要らない?持ち物
- 4. 女子必見!スペイン(バルセロナ)旅行で便利な持ち物4選
- 4_1. 普段使うメイクセット、特に基礎化粧品
- 4_2. 生理用品
- 4_3. リップクリーム、ハンドクリーム
- 4_4. スカーフ、ストールなどの巻き物
- 5. これが便利!スペイン(バルセロナ)旅行経験者がおすすめするアイテム6選
- 5_1. 夏のスペイン(バルセロナ)旅行なら水着を
- 5_2. 圧縮袋
- 5_3. 変換プラグはCタイプ対応のものを
- 5_4. スリッパがあればホテルでも快適!
- 5_5. ポケットティッシュは便利!ただしマナーを守って
- 5_6. 海外でも使えるドライヤー
- 6. スペイン(バルセロナ)旅行ではNG!?持っていってはいけないもの
- スペインのバルセロナに行くなら準備を確実にしよう!
1. スペイン(バルセロナ)旅行で誰でも必須な持ち物6選
<スペインと言えば、サグラダ・ファミリア。撮影:蓮池ヒロ>
まずはスペイン旅行者に共通する持ち物をご紹介します。ヨーロッパ各国の持ち物とも共通する部分がありますが、海外旅行をする上で欠かせないものばかりですので、この機会にチェックしておきましょう。
1_1. パスポートとコピー
当然ですが、海外旅行ですのでパスポートは必須。即日発行ではなく、1週間以上時間がかかります。日程に余裕を持った申請を心がけてください。すでに発行してあるという方も、有効期限が切れていないことを確認してください。
渡航時はパスポートのコピーも用意しておきましょう。紛失や盗難のリスクを避けるためにも、本物は持ち歩かずに、コピーを携帯することがおすすめです。
1_2. ビザ(査証)
日本人のパスポートは世界的に見ても好条件で、他国に旅行できる権利を持っています。スペインはEUの一部の国が提携しているシェンゲン協定(シェンゲン圏)に加盟しているため、最大90日間までの滞在はビザの申請は必要ありません。90日以上の長期渡航の場合は、適宜申請が必要です。
1_3. 航空券のEチケット控え
Eチケットとは、航空券のチケットレスサービスです。Web上で予約した航空券情報を空港でEチケット控えのバーコードで読み取って、航空券と交換してチェックインします。
航空会社や状況によっては、予約番号を伝えるだけでチェックインできる場合もありますが、航空券のEチケット控えを持っていると確実です。
1_4. クレジットカードと現地通貨の現金
スペインを含め、海外旅行にクレジットカードは必須。特にスペインではクレジットカードが広く普及しており、ほとんどのショップやレストランで使うことができます。
もし盗難にあっても、カードの利用停止の連絡をして再発行をすれば、被害は再発行の手間だけで済みます。現金は盗まれてしまった場合ほぼ戻ってこないことを考えると、リスクも少ないといえます。
とはいえ、現地通貨「ユーロ」も用意が必要です。一週間程度の旅行ならば、クレジットカードがあれば300ユーロ程度あれば充分です。
1_5. 衣類(服、下着、靴下)
バルセロナの気候は一年を通して穏やかで、日本と同じく四季もあります。季節に応じた衣類の準備をしてください。気候は東京都などと似ていますので、それに合わせた服装を用意しましょう。
1_6. ポケットWi-Fi
バルセロナには市の公式Wi-Fiもあり、ネット環境は悪くありませんが、市のWi-Fiも市内全域をカバーしているわけではありませんし、速度も低速な時間が多いです。常に高速のネット環境にアクセスするためにも、ポケットWi-Fiがおすすめです。
2. スペイン(バルセロナ)旅行で持っていくと安心な持ち物6選
<アメニティ類は持参するのがベター。Photo by Pixabay(CC 0)>
次に、スペイン旅行で持っていくと安心できる持ち物をご紹介します。詰め込みすぎると荷物が増えてしまいますが、あったほうが良いものを知っておき、取捨選択して用意してください。
2_1. 飛行機内用のアイマスク、ネックピロー、耳栓
東京からバルセロナへは直行便がなく、フライト時間は約15時間。片道半日以上を、飛行機の中で過ごすことになります。
旅行に向けて体力を温存するためにも、飛行機の中で快適に過ごすことができるアイテムがあるとよいですね。アイマスク、ネックピロー、耳栓などで騒音や疲れ対策をしておくことがおすすめです。
2_2. 変圧器
日本とスペインでは、電圧とコンセントの形状が異なります。スペインは220Vで日本は100Vであるため、そのまま挿してしまうと電子機器がショートして壊れる可能性があります。
ただし、最近の電子機器は変圧器を必要としないグッズも多く、渡航前に変圧器が必要か不要か確認しましょう。
2_3. 胃薬や酔い止めなどの常備薬
服用している薬や胃薬、酔い止めなどは日本から持参した方が無難です。慣れない環境で体調を壊したり、食べ過ぎてお腹の調子が悪くなったりということもあります。そんなときにすぐ服用できるよう、慣れた薬を用意しておいてください。
2_4. スリ対策用の防犯グッズ
バルセロナは残念ながらスリなどの軽犯罪が多く、現地大使館も警告を出すほどです。しかし、警戒をして防犯グッズを使っていれば、被害に合う確率をグッと下げられます。パスポートを保護するケースやスリ対策ができるバッグなどで身を守りましょう。
2_5. スマートフォンのモバイルバッテリー
現在は海外でもスマートフォンがあれば、情報を検索して目的地にたどり着けます。しかし、充電が切れてしまうと精神的にも不安になってしまい、旅行も楽しめません。モバイルバッテリーを持ち歩き、万が一に備えましょう。
2_6. シャンプー・コンディショナー、歯ブラシ・歯磨き粉、カミソリ
宿泊先のホテルにアメニティがない場合もあるため、用意しておくと便利です。特にバルセロナには、日本のように何でも揃っているコンビニはありません。小さなスーパーはたくさんありますが、アメニティ全てを揃えることは手間になるため、事前に持っておくと良いでしょう。
3. スペイン(バルセロナ)旅行で実は要らない?持ち物
<美しいバルセロナの街並み。撮影:蓮池ヒロ>
スペイン現地でも購入できるグッズは様々なものがあります。荷物軽減のためにも、基本的に現地で調達できるならば持っていかないようにしましょう。それでは、スペイン旅行で実は要らない持ち物をご紹介します。
ガイドブックはスマートフォンがあれば要らない
スペインの中でもバルセロナは日本人にも人気の観光都市のため、ガイドブックもたくさん出版されています。しかしガイドブックはずっしり重く、スマートフォン検索のほうがリアルタイムな情報を入手することができます。荷物軽減のためにも、ガイドブックは持参しなくてもよいでしょう。
海外プリペイドカードはクレジットカードがあれば不要
事前にお金をチャージし、それ以上の金額を使用できないカードを「プリペイドカード(またはデビットカード)」と呼びます。為替手数料がクレジットカードよりも安く、無駄遣いを抑制できるという点は便利ですが、残高の確認が必要であったり、一括払いしか対応していなかったり、制限が多いのでおすすめできません。
その点、クレジットカードのほうが便利だと言えます。アプリやWeb上で使用金額を確認できますし、現地通貨を引き降ろせるキャッシング機能や海外旅行保険が付帯しています。
「クレジットカードだとどうしても使いすぎてしまう」という方は検討してもよいかもしれませんが、そうでなければプリペイドカードはなくてもよさそうです。
過剰な衣類は要らない!最低3日分あればOK!
衣類が足りるのか心配で、毎日の着替えを用意したくなるかもしれません。しかし荷物の中で、最も重さと場所を取るのが衣類です。
1週間程度ならば3日分の衣類で充分。宿泊先で洗濯したり、現地で服を買ってみたりすれば、1週間を少ない荷物で過ごせます。勇気を出して持参する洋服の数を減らしてみましょう。
4. 女子必見!スペイン(バルセロナ)旅行で便利な持ち物4選
<持ち物はしっかりチェックして! Photo by Pixabay(CC 0)>
現地で購入すればよいものもあれば、普段使い慣れているグッズの方がより旅行を快適に楽しめることあります。この項目では、女性向けにスペイン旅行で日本から持っていきたい持ち物をご紹介します。男性の方にも役立つ項目がありますので、ぜひチェックを!
4_1. 普段使うメイクセット、特に基礎化粧品
旅行中はなるべくオシャレをしていたいもの。現地のメイクグッズを買う楽しみもありますが、特に基礎化粧品やベースメイクは、普段使っているものを持っていくのが賢明です。
現地で慣れていないメイクを使うと、思うようにメイクできずストレスが貯まることも。合わない化粧品を使って肌を痛めてしまう心配もあります。
4_2. 生理用品
生理用品も現地で購入できますが、表記は全てスペイン語です。一部英語表記もありますが、スペイン語を理解できる方でないと、正しい使い方や用途に合わせた商品が使えずに焦ってしまうかもしれません。一週間程度の旅行であれば、日本から普段使っている手慣れた商品を持参することがおすすめです。
4_3. リップクリーム、ハンドクリーム
リップクリームやハンドクリームは、肌に合う商品を選ぶことが大切。現地で購入した商品で肌に合わず、痒みや肌荒れが起きてしまうとせっかくの旅行も台無しです。普段使っている商品を持っているうえで、現地のものを試すとよいですね。
4_4. スカーフ、ストールなどの巻き物
バルセロナは温暖な気候ですが、冬場の朝晩の冷え込みや店内のエアコンなど、温度調整用として持っていると便利です。荷物としてかさ張るアイテムでもないため、日本からお気に入りのスカーフやストールを1枚持っていくと良いでしょう。
5. これが便利!スペイン(バルセロナ)旅行経験者がおすすめするアイテム6選
<夏のバルセロナならビーチも必見!撮影:蓮池ヒロ>
スペイン旅行や滞在に慣れてくると、日本から持ちこんだ方が便利な持ち物もわかってきます。この項目では、スペイン旅行経験者がおすすめするアイテムをご紹介します。
5_1. 夏のスペイン(バルセロナ)旅行なら水着を
スペイン(バルセロナ)旅行の季節が夏であれば、ぜひ水着を持参してください!バルセロナと言えばガウディの建築物や美味しい食べ物という印象がありますが、実はビーチリゾート地でもあるのです。
5_2. 圧縮袋
海外旅行の荷物は衣類が大きな場所を取ります。圧縮袋があれば、重さは変わりませんが衣類を圧縮してスペースを広げることができます。
袋ごとに入れる衣類の種類を分けておけば、そのまま持ち物の整理をすることも可能。スーツケースを空港で預けると、中の荷物が動いてしまいます。現地到着後に取り出したい荷物を探す手間を省くためにも、圧縮袋を利用しての荷物整理はおすすめです。
5_3. 変換プラグはCタイプ対応のものを
スペインのコンセントは日本と違って、Cタイプと呼ばれる形状が使用されています。日本製品を充電しようと思っても、コンセントに挿すことができません。そこでコンセントを変換するプラグが必要になるのです。
Cタイプのみに対応した変換プラグは安価ですが、おすすめは、複数国のコンセント形状に対応するマルチタイプ。他国の旅行にも使いまわせて便利です。
5_4. スリッパがあればホテルでも快適!
スペインでは、日本のように靴を脱ぐスペースが確保されていません。自分でスリッパを用意しない場合は、スペイン人と同じように室内でも靴を履くか、床の汚れを気にしながら裸足で過ごすことになります。室内用のスリッパを持っておけば、宿泊先でも快適に、リラックスして休めますね。
※編集部註:スペイン以外でも、フランスやドイツなどEU圏内のホテルではスリッパが用意されていないことがあります。
5_5. ポケットティッシュは便利!ただしマナーを守って
スペインでは、ホテルやレストランにティッシュペーパーが常備されていることはまれです。スーパーで購入することはできますが、日本のティッシュと比べると質も悪くイマイチ。何かこぼしてしまった時などのためにも、日本からポケットティッシュを持っていると便利です。
特にスペイン含めたヨーロッパ圏内では、鼻をすする行為に不快感を覚える人が多いため、ティッシュを持参していると文化に関するトラブルも防げます。日本では鼻をすすっても問題ないのでついやってしまうのですが、他の国では「不快な音」「マナー違反」となることもありりますので、ご注意ください。
5_6. 海外でも使えるドライヤー
ドライヤーは基本的に変圧器が必要なもの。普通のドライヤーを現地でそのまま使うと壊れてしまいます。宿泊先に用意がある場合もありますが、風圧が弱いものも。
どうしても必要だという方は、海外でも使えるドライヤーを準備しましょう。量販店などで3,000-4,000円程度から購入できるようです。
6. スペイン(バルセロナ)旅行ではNG!?持っていってはいけないもの
<スペインと言えば絶対食べたい生ハム!撮影:蓮池ヒロ>
スペインと日本では、当然法律やルールが異なります。そこに空港での規制も加わって、現地に持ち込めずに空港で破棄せざるを得なくなってしまうことも。そのような自体を防ぐためにも、スペイン旅行で持っていってはいけない持ち物をご紹介します。
肉・肉製品
スペインといえば有名なのが、生ハム。肉・肉製品をスペインに持ち込むことはあまりないかもしれませんが、帰りのお土産品にも規制が入るため、おいしい生ハムはスペイン国内で楽しむようにしましょう。
ペット
物ではありませんが、ペットを海外に連れていくことは時間と手間が掛かります。事前に日本で受ける狂犬病の検査や現地に到着してからの検査など、様々なハードルがあります。
さらに、航空会社によってペット輸送の扱いは違います。専用の部屋に安全に保護される場合もあれば、他の預け荷物と同じ部屋で、「モノ」として扱われる場合もあります。航空会社としても安全の保証ができず、ペットが弱ってしまうリスクもあります。ペットを連れていきたいという方は、手順をよく確認してください。
スペインのバルセロナに行くなら準備を確実にしよう!
バルセロナは日本と比べると物価が多少安く、魅力的なショッピングスポットが多くあります。必要最低限の持ち物で行き、あとは現地調達するというのも楽しい旅の仕方でしょう。
荷造りのコツは「確実に必要な持ち物」をまず揃え、その上で「あったら便利な持ち物」や「経験者がオススメする持ち物」を足していくこと。スムーズに準備をし、バルセロナの旅を満喫してください!
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蓮池ヒロ
- 水陸写真家。風景・ポートレートなど様々な被写体の自然な姿を撮影している。現在は沖縄在住で、来年よりバルセロナを活動の拠点とする。過去にバルセロナとバレンシアに短期移住経験あり。