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2021年からハワイで日焼け止めの使用禁止はウソ?ホント?

記事投稿日:2019/05/21最終更新日:2019/05/21

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2021年からハワイで日焼け止めが禁止されるというニュースは、日本でも大きく報道されました。しかし、実はこちらかなり細かな内容で、全面的に日焼け止め禁止と言うのは誤り。

本当の法案内容についての解説と、海外から日焼け止めを持ち込む場合の可不可、そして、今後のハワイでおすすめしたい日焼け止めアイテムなどを紹介します。

目次

2018年7月にハワイで日焼け止め(サンスクリーン)禁止法案が成立

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<撮影:yukarinn808>

2018年7月3日、すでにハワイ州議会を通過していた日焼け止めを禁止する法案に、デービッド・イゲ州知事が署名をし、ハワイ州の"サンスクリーン法"が成立。

この法律は2021年1月1日から施行され、紫外線をカットする成分のオキシベンゾンと、オクチノキサートが含まれる市販日焼け止めの販売や流通が禁止されることとなりました。このような法律がアメリカで制定されるのは、ここハワイが初めてです。

ハワイでは、今後すべての日焼け止めが禁止になるの?

この法律は、サンゴ礁や人間の健康、そして海洋生態系の保護を目的とした、有害な日焼け止め製品の使用を禁ずるというもので、オキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる製品の販売と流通が禁止されます。

つまり、指定の成分を含まない日焼け止めであれば利用可能です。しかしながら身近に入手できるほとんどの日焼け止めには、オキシベンゾンとオクチノキサートが含まれています。これは日本の日焼け止めも同様です。そのため、今後はこれらを含まない日焼け止めの需要が高まり、製品の開発も増えていくことになるでしょう。

オキシベンゾンとオクチノキサートはどんな害をもたらすの?

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<撮影:yukarinn808>

さて、オキシベンゾンとオクチノキサートはどのように有害なのでしょうか?ハワイのサンスクリーンメーカーであるコクア・サンケア社のニュースリリースに記載された内容を参照すると、これらの成分は成育中のサンゴを死に追いやることにつながるほか、サンゴ礁の白化現象、海洋生命体の遺伝子損傷にもつながるとしています。

同じ資料に基づきますが、2017年11月、環境研究所「Haereticus Environmental Laboratory(HEL)」のエグゼクティブディレクターで、科学者のクレイグ・ダウンズ博士率いるチームが行ったハナウマ湾の測定結果では、海水中のオキシベンゾンの平均濃度は1リットルに対し、4,661ナノグラムだったことが判明。最高値は1リットルあたり約29,000ナノグラムを記録したとのこと。

これがどれぐらいの量なのかと言うと、海水中にオキシベンゾンが1リットルあたり50ナノグラム以上含まれた場合、様々な海洋生命体に悪影響を及ぼすという調査結果と比較して、膨大であることがわかります。

なお、ハナウマ湾には1日平均で約2,600人もの人が訪れているのですが、その人たちが日焼け止めを使うことで、海水中に少なからず悪影響とされる成分が流出していることとなります。

美しいハワイの海を守り、維持するためには、今回の法案は施行されるべくして施行された、と言えますね。

※編集部註:オキシベンゾンとオクチノキサートの構造式など化学的な解説は、以下のコラムも参考となります。

法律施行後のハワイに日本から日焼け止めの持ち込みは可能?

現時点では、入国の際に日焼け止めについて荷物チェックをするといった話は聞いていないので、持ち込むことは可能です。

ただし、ハワイが大好きで旅行にいらっしゃる方々なら、やはりハワイの美しい海をこれからも維持するため法案に賛同いただき、無害のナチュラル成分で作られた日焼け止めを持参するか、ハワイでそうした日焼け止めの購入をおすすめします。

次の項目では、ハワイで購入できる海にやさしい日焼け止めをご紹介しましょう!

ハワイの海にやさしいナチュラル成分の日焼け止めたち

オキシベンゾンとオクチノキサートが含まれていない、環境にやさしくナチュラル成分で作られたおすすめのサンスクリーンと、それらを購入できるお店は下記の通り。ビーチで遊ぶ予定の方はぜひチェックしてみてくださいね♪

コクア・サンケアの「コクア・サンケア・ハワイアン・ナチュラル・ジンクサンスクリーン」30ドル

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<写真提供:Kokua Sun Care>

従来の化学薬品と異なり安全な日焼け止め成分として注目されている、ナノ化されていないジンクオキサイド(酸化亜鉛)を25%含有。サンゴ礁や海洋生物、ヒトも含めて安心して使用できるサンスクリーンです。SPF50で、かつ80分の耐水性と透明感を実現しているというのも魅力。

ハワイでの購入場所:ダウン・トゥ・アース・オーガニック&ナチュラルなど

【カカアコ店】

  • 住所:500 Keawe Street
  • 電話:808-465-2512
  • 営業時間:6:30-22:00(無休)

【ホノルル店】

  • 住所:2525 S King St
  • 電話:808-947-7678
  • 営業時間:7:00-22:00

【カイルア店】

  • 住所:201 Hamakua Drive
  • 電話:808-262-3838
  • 営業時間:7:30-22:00

リトルハンズ・ハワイの「ミネラル・サンスクリーン」15.50ドル~

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<撮影:yukarin808>

ハワイ在住のサーファーにも大人気な、スティックタイプの日焼け止め。人気の秘密は長時間海に入っていても、塗り直さなくとも良いほどに濃く付くこと。

この日焼け止めは、オーナー自身の「自分の子供のために、本当にナチュラルな成分で作られた日焼け止めを......。」という想いから誕生。ベビーからサーファーまで安心して使えます。

成分はUSDA認定オーガニックココナッツオイル、ハワイ島のマカダミアナッツオイル、未精製ビッグアイランドビーズワックス、非ナノ酸化亜鉛、生シアバター、有機ビタミンEオイル、オーガニックラベンダーエッセンシャルオイル、オーガニックフランクセンスエッセンシャルオイル、ミルラエッセンシャルオイル。

こちらのスティックタイプの商品は、私も実際に使用しています。持ち運びに便利なのと、ホワイトと色付きが選べること、パッケージが紙製で地球にやさしい&デザインが可愛い、そして何よりサンスクリーン独特のあのにおいがしない、というのも気に入っている理由です。

ハワイでの購入場所:プアラニハワイなど

【Pualani Hawaii Beachwear店】

  • 住所:3118 Monsarrat Avenue
  • 電話:808-200-5282

Ao Organics「オーガニック・サンスクリーン」16.99ドル~21.99ドル

メイド・イン・ハワイのオーガニック成分にこだわったミネラル・サンスクリーン。安全な日焼け止め成分として注目されているジンクオキサイド(酸化亜鉛)と、ココナッツオイル、シアバター、ビーズワックス、アーモンドオイル、レッド・ラズベリーオイル、ビタミンEオイル、カカオパウダー、ラベンダー・エッセンシャル・オイルを使った、ケミカルフリーの一品です。

ハワイでの購入場所:Born of the Water

  • 住所:2065 S King St #311
  • 電話:808-944-8314
  • 営業時間:9:30-18:00

Sun Tegrity「ナチュラル・ミネラル・サンスクリーン」27.00ドル

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<写真提供:Green Spa Hawaii>

オーガニックのグリーンティーエキスやザクロエキスなどの抗酸化成分を配合している、SPF30のサンスクリーン。

無香料で、パラベンやフタル酸、プロピレングリコール、鉱油、合成着色料、硫酸、ナノ粒子、紫外線吸収剤、動物性由来の成分などを一切含まず、製造過程で動物実験なども行っていません。ヴィーガンの方や赤ちゃんにも安心して使えます。

ハワイでの購入場所:グリーンスパ・ハワイのオンラインストア

法案を正しく知って、ハワイのビーチを楽しんで♪

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<撮影:yukarin808>

2021年から施行される、有害な日焼け止め製品の使用を禁止するこのような法律の制定は、サンゴ礁およびヒトの健康を含む海洋生態系の保護を目的とした世界初の出来事。

地球温暖化が問題視される今、私たち一人ひとりが少しずつ意識を変えていくことで、きっと大きな力となるはずです。私たちが大好きなハワイの海、そして世界中の美しい海を守るために「日焼け止めの成分を考える」ということは、とても大切だと思います。

「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」の成分が入っていない日焼け止めを使い、ハワイの海はもちろん、自身の肌にもやさしい形で、太陽の光が降り注ぐ常夏の島ハワイ滞在を楽しみましょう!

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