たびこふれ

日本と深い関わりのあるロシア正教の教会に行ってみよう!

記事投稿日:2019/05/19最終更新日:2019/05/19

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2019年は4年に1回のチャイコフスキー国際音楽コンクールの開催年。6月に開催されます。チャイコフスキー国際音楽コンクールと言えば、日本人では、諏訪内晶子さん(ヴァイオリン)、神尾真由子さん(ヴァイオリン)、佐藤美枝子さん(声楽)、上原彩子さん(ピアノ)などの優勝者を出した、有名なコンクールです。

今回は、6月17日にモスクワ音楽院でオープニングコンサートが行われ、幕を開けます。翌日の18日から27日まで、モスクワでは、ピアノ、ヴァイオリン部門が、サンクト・ペテルブルクでは、チェロ、声楽、木管楽器、金管楽器部門の予選が行われます。

6月28日は、モスクワで受賞者セレモニーとガラ・コンサート、6月29日は、サンクト・ペテルブルクで受賞者ガラ・コンサートが行われます。日本からこのコンクールを聴きに行こうと思う人も多くいると思います。

今回はチャイコフスキー国際音楽コンクールの会場前にある教会をご紹介いたします。

目次

コンクールの前後に立ち寄ってほしい!

モスクワ音楽院で行われるチャイコフスキー国際音楽コンクールを聴きに来た人にぜひ立ち寄っていただきたい場所があります。それは、音楽院の向かいにある白い壁の教会です。

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音楽院の前にある教会はこの一つだけだから、すぐに分かるでしょう。

教会の名は「Храм Вознесения Господня(主の昇天教会)」といいます。ロシアに数多くあるロシア正教の教会の中で珍しいことに日本とつながりがある教会なのです。しかし、そのことはあまり知られていません。この教会の歴史は古く、1548年に書かれたイワン雷帝の年代記に初めて登場します。

日本とつながりをもったのは、東京の御茶ノ水にある東京復活大聖堂(ニコライ堂)を建てたニコライ・ヤポンスキー(1836-1912)です。

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彼は日本でのロシア正教の布教活動を行い、日本で亡くなりました。お墓は、東京の谷中墓地にあります。その彼が、布教活動の道具や資金集めのために、この教会に1870年と1880年の2回立ち寄り、これが、日本とつながりがあるロシア正教の教会と言われる由縁です。

教会に入るときの服装は

教会内部の中央の壁画は現在修復中ですが、教会内部の見学ができます。この教会には、珍しいことに日本語訳の説明文が入り口に置いてあります。日本語の説明文を片手に見ることができます。ただし、この教会は観光のための教会というよりは、敬虔な信者が通う教会です。

そのため、女性は、長いスカートをはき、頭にはスカーフをかぶらなければなりません。万が一、スカーフを持っていなくても入り口にいくつかスカーフが用意されているので、それを身につけることができます。男性は、ランニングシャツや短パンという服装はさけて、脱帽で中に入ります。
リュックサックを背負ったままも入ることができません。リュックサックがあるときは、手に持って入るようにします。

また、教会内部の撮影は禁止されています。(今回は特別に許可をいただいて写真を撮りました。)携帯電話も鳴らないように設定をかえないとなりません。

ニコライ・ヤポンスキーのイコンは必見!

教会の右奥のイコンを見逃さずに見て欲しいです。それが、日本とつながりのあるニコライ・ヤポンスキーのイコンです。

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真ん中にニコライ・ヤポンスキーの肖像があり、周りには、左上から順に右下まで、ニコライ・ヤポンスキーの一生が絵で描かれています。このイコンを描いたのは、ロシア人でなく、日本人のコミネ・ユウコさんです。日本人のイコン画家です。ニコライ・ヤポンスキーのイコンでは、福音書を翻訳する場面も左下に描かれており、そこには、日本語も書かれています。

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東京復活大聖堂を建設している場面や日露戦争時に亡くなった方々のことも描かれています。イコンも大変素晴らしいのですが、この教会の日本に対する敬意の高さを感じるものがあります。このイコンが飾られている枠に注目していただきたいです。なんと、日本の象徴である桜と富士山の彫刻の額に入っているのです。

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<さらに、上は日本の屋根がついています>

基本情報

  • 住所:Bol'shaya Nikitskaya Ulitsa, 18, Moskva, 125009
  • 見学時間:月曜日~金曜日(教会とロシアの祝日を除く)10時から18時まで
    教会の行事の時は、見学できないことがあります
  • 入場料:無料
  • 最寄り駅:アルバーツカヤ駅、アホートヌイ・リャト駅、プーシキンスカヤ駅(それぞれの駅から約900m)

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記事投稿日:2019/05/19最終更新日:2019/05/19

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