【LA音楽散歩】The Doorsの聖地を訪ねて

The Doorsのメンバー、ジム・モリソンの不可解な死から48年経った今でも、ロサンゼルスの至る所に彼の面影を感じされる場所がある。

今回はそんな思い出の聖地を訪ねてみた。

目次

The Doorsとは

ロサンゼルスを代表するバンドといえばThe Doorsの存在は欠かせない。UCLAの映画科の学生であったジム・モリソン(Vo)とレイ・マンザレク(Key)が中心になり1965年の夏ヴェニスビーチで誕生した。活動期間は1965年から1972年、ロサンゼルスのロンドン・フォッグやウィスキー・ア・ゴー・ゴーなどで人気が上昇。ヴォーカルのジム・モリソンのカリスマ的存在が沢山の人達に影響を与えた。

またジャニス・ジョップリン同様にジム・モリソンも27歳という若さでヘロインの過剰摂取により死亡している。

1993年には「ロックの殿堂入り」し、ローリング・ストーン誌選出「歴史上最も偉大な100組アーティスト」では41位である。

思い出の地 ヴェニスビーチ編

ジム・モリソンの壁画

1991年、アーティストRip Cronkによって描かれたジム・モリソン壁画は、ヴェニスビーチの象徴とも言って良いだろう。

ジムモリソン壁画2.JPG

  • 住所:1811 Speedway, Venice

Dennis Jacob's Apartment(The Morrison Apartment)

ここは実際に1965年の夏ジム・モリソンが過ごした建物である。友人デニス・ジェコブと共の部屋で食事をし、夜には屋上で寝ていた。夜になるとジムは海とヴェニスの街並を見ながらここでLSDを試していたことでも有名である。またここでジムは彼の頭の中で描いていたロックコンサートについて日誌をつけていた。この建物は現在The Morrison Apartmentと呼ばれ現在The Doorsのファンが所有し運営している。

The Morrison Apartment1.jpg

  • 住所:14 Westminster Avenue, Venice

レイとドロシーのApartment

レイ・マンザレクとガールフレンドのドロシー藤川が最初に住んでいたアパート。二人はジムにしばらくの間マスターベッドルームで寝るように誘った場所だ。夫妻はその間リビングを使いThe Doorsの構想を練ったとされる。ビーチから直ぐの場所にこの建物はある。

レイとドロシーの Apartment2.JPG

レイとドロシーの Apartment動画.MOV

  • 住所:147 Fraser Avenue, Venice

Ellison Suites

現在もホテルとして営業しているこの建物の205号室にジム・モリソンが短期間住んでいた。100年以上建つこの古い建物は現在もドアーズファンが度々訪れる。壁画には大きくジムが描かれている。ビーチから直のところに建つ。

Ellison Suites1.jpg

Ellison Suites5.jpg

Ellison Suites動画.MOV

ウエスト・ハリウッド編

Alta Cienega Motel

現在もモーテルとしているこの建物はジム・モリソンが#32に1968年から1970年の間住んでいた。ガールフレンドのパメラ・カーソンからそれまで住んでいたアパートを追い出されてから、ここに転居した。また"L.A. Women"のレコーディングスタジオ件オフィスから数ブロックしか離れていない。現在もこのモーテルにはジム・モリソンルームが存在しており、$20払えば中を見せてくれる。また実際に滞在することも可能だ。ルームキーも1969年にジムが実際に使っていたものを現在も使用されているとのこと。

Alta Cienega Motel3.jpg

Alta Cienega Motel動画.MOV

  • 住所:1005 La Cienega Blvd, West Hollywood
  • 電話:310-652-5797

ジム・モリソンが最後に住んだアパート

ここはガールフレンドのパメラ・カーソンとパリに移り住む前に一緒に住んでいた家だ。静かな住宅街の中にあるので言われてみないと分からない。入り口にはジム・モリソンがアメリカで最後に住んだ家というプレートが掲げられている。また部屋の中を見学したい人は事前に予約をすればツアーをやってくれるとのこと。

ジム•モリソンが最後に住んだアパート1.JPG

ジム•モリソンが最後に住んだアパート3.jpg

ジム•モリソンが最後に住んだアパート動画.MOV

  • 住所:8214 Norton, West Hollywood
  • 電話:818-225-5347(ツアー)

LA Womenレコーディングスタジオ跡地

ジム・モリソンが参加した最後のアルバム「L.A. Women」(1971年リリース)をレコーディングしミックスした場所である。このアルバムが事実上ドアーズの最後のアルバムとなった。

LA Womenレコーディングスタジオ跡地6.JPG

LA Womenレコーディングスタジオ跡地3.jpg

  • 住所:8512 Santa Monica Blvd, West Hollywood

良く出入りしていた酒屋 Monaco Liquor

サンタモニカブルバードを挟んだL.A. Womenのレコーディングスタジオの迎えに酒屋がある。ここはジム・モリソンとバンドメンバーがスタジオに行く前に飲み物を買ったことで有名な場所だ。

酒屋Monaco Liuor2.JPG

LA Womenレコーディングスタジオ跡地から酒屋.MOV

  • 住所:8513 Santa Monica Blvd, Los Angeles
  • 電話:323-652-5091

The London Fog

The DoorsがWhisky a go goのハウスバンドになる前、出演していた場所。Whisky a go goと同じ並びにあるのですぐに分かる。60年代に撮られた映画「Mondo Bizzaro」ではドアーズがLondon Fogのハウスバンドだったことが分かる。

The London Fog跡地.JPG

  • 住所:8919 Sunset Blvd, Los Angeles

Whisky a go go

ドアーズはデビュー前からウィスキー・ア・ゴーゴーに出演しており、その人気に目をつけた音楽プロデューサー、ポール・A・ロスチャイルドによって、1966年にエレクトラ・レコードと契約することとなった。

今でも世界中のバンドがこの地でプレイしておりロックの聖地のひとつだ。

以前紹介した記事:【ロサンゼルス音楽散歩】ファンなら誰もが足を運んでみたいロックンロールの生誕地はこちら

Gazzarris

1967年の1月から3月にかけて何度もここでショーを行った。これはファーストアルバムがリリースされた直後だった。現在は1OAKというクラブになっている。

Gazzarris跡地2.JPG

  • 住所:9039 Sunset Blvd, Los Angeles

Barney's Beanery

ジャニス・ジョップリン同様 The doorsのメンバーもこの店に通っていたことで有名だ。ここは彼らのオフィスやレーベルから徒歩圏内ということもあり、溜まり場だった。

以前紹介した記事:【LA音楽散歩】ジャニス・ジョップリンの聖地を訪ねてはこちら

  • 住所:8447 Santa Monica Blvd, West Hollywood
  • 電話:323-654-2287
  • 営業時間:平日11:00-2:00 土日9:00-2:00 ハッピーアワー16:00-19:00
  • web:https://barneysbeanery.com/

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Sayaka Shiomi

ロサンゼルス在住、音楽ジャーナリスト&コーディネーター。現地ならではの情報を御届けします。

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