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イギリスパブを楽しむ!完全ガイド【食事編】
イギリスを訪れたら一度はパブでビールを片手にフィッシュ&チップスを!と思っている人も多いはず。「イギリス料理はおいしくない」という常識は今は昔。2007年にパブ、レストラン(を含む屋内の公共場所)が全面禁煙になって以来、パブは「タバコやビールを楽しみながらサッカー観戦をする大人のための社交の場」から、家族全員で楽しめるファミリーのための場所へと移行しつつあります。(ワンちゃん歓迎のパブも増えています。)そのため、ここ数年はおいしい料理を出すパブもたくさん!軽く1杯、ビールを気軽に楽しむだけでなく、伝統的なイギリス料理をおなかいっぱい楽しむこともパブ満喫の醍醐味です。
さて、今回はイギリスのパブの楽しみ方・攻略法第一弾として、どんなものが食べられるのかをご紹介したいと思います。
目次
パブを見つけよう。
どんなに小さくても、教会、郵便ポスト、公衆電話そしてパブがあるのがイギリスの村。ロンドンなどの都市部になれば、200mおきぐらいにパブがあります。パブの外観はたいていこんな感じ。古くからある、趣のあるパブがたくさんあります。
注文はカウンターで。
パブの入り口付近にはたいていメニューが張り出されていることが多いので、食べたいものや値段をチェックしてから入ることができます。パブでは食事に関しても、基本はセルフサービスなので、空いているテーブルを見つけ座りましょう。メニューがすでにテーブルにある場合もありますが、ない場合はバーカウンターでメニューをリクエスト。最近は、キッズメニューがあるところもほとんどなので、お子様がいる場合は一応、こちらも聞いてみましょう。
食べたいものが見つかったらバーカウンターへ注文に行きます。パブでは基本的にチップは不要です。10種類ほどのドラフトビールを眺めて飲んでみたいビールをチェックすることもお忘れなく。(この時、テーブルにカバンやコートを置いたまま全員で注文に行ってしまうと、置き引きの被害にあってしまう可能性も。だれか一人はテーブルに残ることをおすすめします。)
いよいよ実食!
では、代表的なパブで食べられるイギリス料理をご紹介しましょう。
まずは、イギリス料理の代表格、フィッシュ&チップスから。
さくさくの衣の大きなタラをタルタルソースでいただきます。少し茶色かかったモルトビネガーをたっぷりかけてさっぱりと食べる人もいます。チップス(フライドポテト)とグリーンピースが付け合わせに出てくることが多いです。一人で完食は難しいかも?という人は、スープやサラダなどの軽めのものをもう一品頼んで、ふたりでシェアしてみるのもおすすめです。
こちらもパブの定番。ビーフバーガーとパイです。
ボリューム満点のハンバーガーとチップスの組み合わせはイギリス人からの一番人気。パイは、タルト生地の中にチキンクリームもしくは、ビーフシチューのような具が入っています。たっぷりの温野菜とマッシュポテトにグレービーソースがかかってくることが多いです。
そして、最後はこちら。ローストビーフ。
日曜日はほとんどのパブでこのローストディナーが食べられます。お肉は、チキン、ポーク、ビーフ、そしてラムから選べ、ローストポテトと温野菜、ヨークシャープディングとボリュームも満点。野菜もたっぷりなことと、お肉もローストされているので、フィッシュ&チップスや他のお料理よりも実はあっさり食べられると思います。
本来はイギリスの家庭料理ですが、日曜日にみんなそろってパブでサンデーローストを楽しむご家族も増えています。お昼の12時ごろからサンデーローストが食べられますが、お肉が売切れることも多々あるので、サンデーローストが食べたい!という方は、ディナーの時間帯よりランチの時間帯に行かれることをおすすめします。
最後に
代表的なパブでのイギリス料理をご紹介しましたが、いかがでしたか?典型的なイギリスのパブでは、メインのお料理は10~15ポンド(1,400円~2,100円、1ポンド=140円換算)ぐらいが現在の相場かと思います。
お気に入りのビールを飲みながらおなかいっぱいイギリス料理を堪能。イギリス滞在の素敵な思い出になるはずです。
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。