公開日:
最終更新日:
アメリカ・ロサンゼルスから気軽に行けるリゾート「サンタ・カタリナ島」
南カリフォルニアの沖合、ロサンゼルス近郊の港からフェリーで1時間。ヘリコプターを利用すれば15分で行ける「サンタ・カタリナ島」。本土から35キロほどしか離れていませんが、雰囲気はハワイのようにリゾート感満載!本土からアクセスがよく身近な島ですが、ハリウッドスターもよく訪れる避暑地として人気が高い島です。
目次
キャンプ場が充実
リゾート地のようにホテルでゆっくりするのもよいですが、島の88パーセントが自然保護区。アウトドアを楽しめる場所も充実しています。
キャンプ場も多く、海や山など目的によって選択可能。その中でも「ハーミット・ガルチ・キャンプグランド」は、フェリー乗り場からも比較的近く、アクセスしやすい場所にあります。
森の中にあり、トレイルロードが充実。夜は野生動物がよく出現するので、ナイトスコープを持って行くと夜が一層楽しめます。ただし、食べたものを置きっぱなしにすると荒らされるので注意しましょう。
テントサイトの貸し出しのほか、常設のテントキャビンで宿泊も可能。テント用品を持参すると結構荷物になりますが、ここですと道具を持って行かずにキャンプ場に泊まれるので便利!電話で予約ができますが、キャンプサイトは1泊だけの宿泊はできず、平日は2泊以上、週末は3泊以上泊まる必要があります。
夏はビーチでゆっくりと
町中にビーチがありますが、砂地が少なく夏場は多くの人で込み合います。ラグジュアリーにのんびりくつろぎたい人は「Descanso Beach Club」を利用するのがおすすめです。ここではビーチチェアや半個室のカバナなどレンタル可能。レストランやバーも併設されているのでゆっくりくつろげます。
また、ここではカヤックやサップのレンタルもあり、ビーチアクティビティも充実しています。
バイソンに会いに自然保護区へ
「カタリナ島に来たならバイソンを見ないと!」と言われるほど、島の名物になっているアメリカ・バイソン。実はこのバイソンは島にもともといた動物ではなく、映画の撮影のため持ち込まれ、増えたもの。アメリカらしいエピソードですが、迫力あるバイソンの姿は一見の価値があります。
保護区に生息しており、そこには一般の車やゴルフカートで行くことができません。
行く方法は3つ。
- 1. ガイド付きのエコツアーに申し込む(ガイドがカタリナに生息する珍しい動物や植物を説明してくれます)
- 2. 島の中央にある空港行のバス「エアポートインザスカイ」に乗る(空港周辺にはトレイルがあり、そこもバイソン出没地帯。運が良ければ、バスに乗っているとき車窓から見れることも!)
- 3. マウンテンバイクをレンタル(ただし、島の中心に行くには坂がたくさんあります。体力に自信がある人向け)
バイソンのほかに、自然保護区にはアイランドフォックスやジリスなど珍しい動物に会えるチャンスがあり、アウトドアを満喫できます。
唯一の町「アバロン」を散策
小さい町ですが、スーパーや土産店はもちろん、レストランも充実。海が近いため、シーフードレストランが多いですが、バーガーやイタリアンなどさまざまなジャンルが揃っています。
町は歩いて散策できるほどの大きさですが、ゴルフカートや自転車をレンタルして周るのも気持ちがよいものです。
建築物も見逃せません。アバロンのアイコン的円形建物「カタリナカジノ」の優雅なボールルームや、アールデコ調の館内は一見の価値あり。残念ながら現在はカジノは運営されていませんが、館内ツアーが行われています。
街中にはカヤックやサップのレンタルのほか、きれいな海を一望できるパラセイリングなどのアクティビティーが楽しめます。アメリカ屈指のダイビングスポットでも有名で、ダイビングショップもアバロンに数軒あります。
島へのフェリーは、サンペドロ港、ロングビーチ港、ニューポートビーチ港、ダナボイント港の4カ所から出航しています。
夏がオンシーズンですが、ジャズフェスティバルやワインフェスティバルなど年間を通していろいろイベントも行われ、通年楽しめる島です。
カタリナ島
関連記事
Rankingアメリカ記事ランキング
-
舟津カナ
- ライター・ロケーションコーディネーター。旅行会社・編集プロダクションを経て、現在はアメリカLAを拠点に世界を飛び回る。山ガールというより山女。アウトドアを中心にアメリカの壮大さを発信しています。