九州イチ注目の島!「日本で最も美しい村」長崎県小値賀島でのんびり過ごそう

今回ご紹介する島は九州長崎県 小値賀島(おぢかじま)。

なかなか耳慣れない島かと思いますが、近年では古民家ステイや世界遺産の登録でも話題になっている島です。自然の音と風に癒され「暮らすように旅をする島」、次回のご旅行にいかがでしょうか。

アクセスは長崎県 佐世保から高速船で1時間30分。福岡からなら夜行フェリーに揺られて5時間。小値賀島は港のみが玄関口の島ですが、都会とは全く違う時間軸を持つ、最高のリラクゼーション島。2016年に筆者が訪問した記録も含めて、小値賀島のおすすめをご紹介します。

贅沢な休日を過ごしたい方、必見です。

目次

小値賀島とは?

小値賀島は長崎県五島列島の北端に浮かぶ、小さな島です。

お宿の横では魚の日干し、道端では牛が草をむしゃむしゃ。

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誰もせかせかしていないのんびりとした時間が流れる小値賀では、島民同士、通りすがりに笑顔であいさつをするのが当たり前。観光客でも当然のように笑顔で「おはよう」「こんにちは」と言葉をかけられる小値賀では、すっかり島民になった気分になります。

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小値賀町は大小17の島からなる火山群島で、そのうち集落があるのは小値賀島を含む6つの島です。

小値賀島は人口2,600人ほどの小さな島ですが、手付かずの雄大な自然や海岸美が認められ、1955年に西海国立公園の一部に指定されました。その美しい自然は年月を越えて維持され、懐かしい日本の原風景が残る島として2009年に「日本で最も美しい村」にも選ばれています。

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そして近年最も注目すべきニュースは、2018年にユネスコの世界遺産になったことです。小値賀町内の「野崎島の集落跡」が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連資産」の一部として登録されました。これは長崎県においては10年越しともいわれる念願の世界遺産登録でした。

このように現在九州イチ注目度の高い離島ともいわれる小値賀島。

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島の外周は30キロで、島内に信号は1つ。とはいっても、中心集落を外れるとかなりアップダウンのきつい島です。筆者は当時アシスト自転車で観光スポットを散策しましたが、坂道はかなり急で自転車を降りないと登れないほどでした。しかし細い道も多いため、運転に自信のない方にはレンタカーはあまりおすすめできません...。

時間と体力があるならば、のんびりゆったり自転車がおすすめです。

一棟貸し切り宿の先駆け!「古民家ステイ」

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小値賀に行ったら必ず体験して頂きたいのが「古民家ステイ」。

今は各地で空き家を利用した古民家宿ができていますが、小値賀はかなり早くから空き家をリフォームして「古民家ステイ」というお宿のスタイルを確立していました。

お隣の家のおばあちゃんとおしゃべりをしたり、波の音を聞きながらお昼寝をして、お腹がすいたら商店でおやつを買ってきたり。そんな贅沢でのんびりとした「暮らすように旅をする」時間が体験できるのは小値賀ならでは。

小値賀島公式HP内 古民家ステイ詳細

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「古民家ステイ」は地元の民宿の宿泊料金と比べると、少しお高め。

しかし、広い一軒家を貸し切って海辺で釣った魚を自分で料理したり、コーヒーを飲みながら星の観察をしたりする自由気ままな時間はここでしか体験できません。

小値賀島の公式HPでもいくつもの「古民家ステイ」先が紹介されていますが、筆者は当時できたばかりだった古民家宿「オヂカノオト」に泊まりました。こちらはベベンコビッチさんという地元アーティストの方がやっているお宿。筆者が宿泊の際には、歌のサプライズも。

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いまは、当時はなかったレンタカー(しかもオープンカー!)サービスやガイドツアーもあるそうです。ベベンコビッチさんはとても気さくで優しい地元愛にあふれた方なので、ぜひ「オヂカノオト」に宿泊して小値賀のいろんな魅力を聞いてみてください。

オヂカノオト公式HP

意外と近い!小値賀島への行き方

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小値賀島への行き方は主に3つ。福岡からのフェリー、佐世保からのフェリーまたは高速船、五島列島からのフェリーまたは高速船です。

筆者は五島列島を巡ってから小値賀島に向かったため、3番目の行き方(高速船)で小値賀島を訪れました。

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福岡からのフェリー

博多発のフェリーは夜行便のみです。夜乗船し、約5時間の船旅後、翌朝4時40分に小値賀港に到着します。この方法は、寝ている間に小値賀島に到着するため、ゆったりと行きたい!時間を有効に使っていきたい!という方におすすめ。

佐世保からのフェリーまたは高速船

佐世保からフェリーでおよそ3時間、高速船であれば1時間30分で小値賀島に到着します。小値賀島行きの船の運行本数は、フェリーが1日2本、高速船は時期変動がありますが1日3本程です。

フェリーは、個室はありませんが混んでいなければ横になって眠って移動や甲板で休憩することができます。小さな高速船よりもフェリーの方が揺れにくいため、酔いやすい方はフェリーをおすすめです。

五島列島からのフェリーまたは高速船

上五島経由で福江島からフェリーが1日に1便、上五島 有川から高速船が1日に1便出ています。筆者は訪問当時、五島列島を北上していったため、このルートを使いました!

おなかいっぱいになる小値賀島の地元定食!「味処ふるさと」

小値賀島を訪れたなら必ず行っていただきたいのが「味処ふるさと」。

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メインストリートから少し細い路地を入ったところにあるお店で、カウンターとお座敷を含めて15席ほどのお店。お昼時は地元の方でいっぱいでした。筆者も地元の方から込み合う店だと聞いていたので、13時頃を狙って訪問しました。

日によって仕入れ状況も変わるそうなので、ぜひ電話で問い合わせてからの訪問をおすすめします!

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味処ふるさとのおすすめは、日替わりの焼き魚と刺身がセットになった「ふるさとスペシャル(1,000円)」。ぷりぷりで肉厚の刺身と、香ばしい焼き魚でごはんがもりもりすすみます。

ごはんはおかわりもできますが、お相撲級の大盛りおかわりごはんが来るので、おかわりの時は「少なめで」の言葉を忘れずに。

味処ふるさと

■住所:〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷1559−1
■電話:0959-56-3935
■営業時間:11~14時&17~21時
■定休日:日曜
■HP:http://ojikajima.jp/travel/taberu/925.html

まとめ

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「暮らすように旅をする」のんびり小値賀、いかがでしたでしょうか。

各所から原自然美や地元の文化が認められ、2019年 九州で最も注目度の高い島と名高い小値賀島(おぢかじま)。

玄関口が港のみと決して利便性の高い島ではありませんが、離島好きの多くが人生に一度は行きたい島として小値賀島をあげるのではないでしょうか。

島の自然やのんびりとした空気を贅沢に体感したい方は、ぜひ小値賀旅をご検討ください。

小値賀島 公式HP

「日本で最も美しい村」連合公式HP

...NPO法人「日本で最も美しい村」連合は、加盟町村長・代表、加盟町村住民と、国内外の企業や個人のサポーターが一体となって活動する理念共有型の当事者連携組織です

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Islander なんばなう

東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。

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