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【レシピもご紹介♪】インドの家庭料理は格別!
こんにちは。田澤ともきです。
絶賛観光シーズン真っ最中です。インドは雨季や酷暑が多いので11月から3月までは旅行者の方がインドにいらっしゃる事が多いです。街も観光客でにぎわってる気がします。観光で泊まった所でその土地のおいしい食べ物を食べる、のが楽しみですが、じつはインドでは家庭料理は裏メニューのようなものなのです。
目次
レストランよりおいしい家庭料理
私自身、あまり辛い物が食べれらないせいでインド料理はだんぜん「家庭料理派」です。というのも、インド料理って最初の一口だけ(おいしー)って思うのですが、その後は重く感じたり、辛すぎると胃がいたくなってしまっていたのです。だから、レストランで食べるのがあまり得意ではありませんでした。
家では、チリを使わない?
インド料理屋さんて、「辛くしないで」といっても辛いのがでてきたりします。(たまに当たりもありますが。)その点家庭料理は素晴らしいです。だっておなかにやさしい、ヘルシーなインド料理がいっぱい。油っこい、重い、辛すぎ、のインド料理のイメージが覆えされます。料理によっては唐辛子をまったく使わずにおいしいインド料理を作ります。
みんな大好きナスを使った一品
私の大好物の家庭料理にナスを使った一品があるのでご紹介しますね。その名も「ベーガンキサブジ」。ナスと野菜のカレー炒め、といったところでしょうか。
作り方はいたって簡単。ですが、これが奥が深いのです。火の入れ方と、スパイスの使い方をちゃんとするだけで味わい深くなるからインド料理って不思議です。
材料から行きましょう。ナス、トマト、にんにく、玉ねぎ、コリアンダーパウダー、クミンシード、フェヌグリーク、カレーリーフ、ターメリック、スパイスはこれが一つでもないとやっぱりさみしい味になってしまうので、できればインドに来てぜひ買って帰ることをおすすめします。
スパイスは100円~200円程度でどこにでも売っていますので、ぜひ。ターメリック、クミンシード、マスタードシード、コリアンダーパウダーは必須です。
では、早速作り方です。なすは一口サイズに乱切りしたものを水に浸し、アクを取り除きます。トマト、玉ねぎ、にんにくはみじん切りします。写真は4人前です。
インド家庭料理のコツは、野菜をどれだけ炒めるか、だと思います。というのも、トロトロまで炒めるのは結構時間がかかるのですが、くたくたに炒めた玉ねぎはすごい甘味を出します。食感を楽しむよりも野菜から出汁を取るような気持ちで炒めます。
トマトもみじん切りに。このトマトが最後には原型をとどめないぐらいに炒めると、酸味が加わっておいしくなります。イタリアでも中華でもトマトとナスの相性は抜群ですが、やはりそれはインド料理も同じこと。
特にナスは、何種類ものナスを市場で売っています。赤ちゃんの頭ぐらいありそうな大きな丸ナス、マスカットのように小さい小ナス。日本のような長いナスもありますよ。それぞれみんな調理の方法が異なります。
油を熱したら、クミンシード、フェヌグリーク、カレーリーフを入れます。にんにくのみじん切りを入れ、香りが立ったら、玉ねぎを炒めます。玉ねぎがブラウンになったら、油を追加して、ナスを投入します。なるべく油は多めの方がナスにしみこんでおいしい。
塩を入れると野菜から水分がでるので、スパイスは焦がさずに、油と調和して一つのソースを作るのです。非常に簡単です。が、レストランと違うのは、一度ベースをつくって冷凍保存しておくこと。多種多様なカレーを作るには、必要ですが、一つ一つ丁寧に作った家庭料理を食べるとお分かりいただけると思います。
インドの家庭料理はシンプルかつ飽きのこない味
ベーガンキサブジのほぼできあがり状態です。次々と炒めたら、しばらくフタをして弱火で蒸らします。約20分程度です。なすに火が通ったら、ターメリック、コリアンダーパウダーを入れます。ターメリックは入れすぎると苦くなるので気をつけましょう。今回はチリをいれませんでしたが、辛いのが大丈夫な方は最後にチリを入れ、最終調整です。
できるならインド人宅で家庭料理
煮込むこと20分。ナスが焦げそうなら、気持ちお水をいれてもいいです。家庭料理は気長に時間をかけるのがおいしいコツ。なすはトロトロ、トマトも形がなくなるまで炒めるとおいしいですよ。
旅行者にとっては、レストランの食事が続くとどうしても胃にもたれてしまいますが、家庭料理はあっさりしていて食べやすいので毎日でも食べられます。さらに作り方を教えてもらえば、家でも作れるものばかり。なので、インドに来た際はぜひインド人宅にお泊りして、家庭料理を食べてみることをおすすめします。
家に入る時の最低限のマナーと心得
いいことづくめのインド家庭料理ですが、あえて注意を促すならば、知らない人にはついていかない!です。海外に行くと、こんな小学校で習ったようなことでも忘れてしまうのですよね。「お客様は神様です」のことわざはインドにもあります。そのため、来客を拒んだりすることはめったにありません。
マナーとしては、食事をごちそうされたらなんでもトライしてみることです。また、おとなしく座っているだけじゃなく、キッチンものぞいて、なんならお手伝いしてみましょう。コミュニケーションを図れば図るほど、楽しくなりますよ。
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田澤ともき
- アーユルヴェーダがきっかけでインド在住。ハイテクから古代伝統まで、100人100色楽しめますよ。インドならではの出来事や、インド生活についてお届けします。