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3月のハワイは雨が降る?お天気事情と荒天でも楽しめるスポット紹介
抜けるような青い空と海にたっぷりの日差しが代名詞のハワイ。一年を通して好天に恵まれる日が多く、いつ訪れてもお天気に恵まれるというイメージはありませんか?
でも実はハワイにも乾季と雨季があり、3月頃でも曇りや雨が多く肌寒い日が続くこともあるのです。この記事では、3月前後のハワイお天気事情と、雨の日でも快適に楽しく過ごす方法をご紹介します。
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3月は晴れの日ばかりではない?ハワイの乾季と雨季
ハワイへの旅行を計画する時に、もし雨が降ったらどうしよう、雨具は持っていくべきかなと心配になる方はあまりいらっしゃらないかもしれません。
確かに、ハワイの春から初秋にかけてのお天気はとても安定しているため、悪天候に見舞われる可能性は高くありませんし、たとえ雨がぱらついたとしても短時間で止むことがほとんどです。ただし、ハワイを訪れる時期によっては、もう少し雨に対する備えが必要になる場合があります。
3月上旬のハワイは雨季
常夏のハワイに雨季?と驚かれるかもしれませんが、ハワイにも雨が降る確率が多くなる時期があるのは本当です。日本のような大きな寒暖の差やはっきりとした四季はないものの、ハワイにも四季があります。
そして、ハワイの晩秋から冬に該当する11月中下旬から3月頭にかけては、気温が下がり雨や曇り空に遭遇する可能性が高くなる雨季となります。
写真は2018年2月のある日、一日中どんよりとしたお天気になったワイキキの空です。乾季ですと、たとえ雨が降ったとしても、一時的で短時間で止むもの(現地ではシャワーと呼びます)であることが多いのですが、雨季の雨は一日中もしくは一晩中雨が降り続いたり、厚い雲に覆われたりする日もあります。
※12月~2月頃のお天気については、こちらもご覧ください。
関連記事:12月~2月のハワイは寒い?気温や服装、持ち物などの疑問に答えます!
ハワイの雨季&冬は意外に寒い!3月でも要注意
ハワイで雨や曇りの日が比較的多くなる雨季は、ちょうど晩秋から冬に該当します。この時期には気温もぐっと下がり20度前後になることも多く、風が強く吹く日もあるため、日差しがないお天気の悪い日には、より一層肌寒いと感じることがあります。
ハワイに住む人たちは、長袖のシャツやジャケットは持っていないのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。この時期には、スエットシャツをはおったり、薄手のジャケットやカーディガンを持っておくことは必須になります。
2018年は特に悪天候の日が多く、雨季が長く続いたように感じましたが、ハワイを訪れた観光客の方の多くから、「こんなに寒いとは思わなかった。」、「滞在最終日になってやっとハワイらしい天気になった!」などという声を数多く聞きました。
気象庁の統計データを見ると、3月の平均気温は23.7℃。2月の平均気温(23.0℃)と0.7℃しか変わらないため、温かいとは言いにくい気温です。
気候は年によってある程度変動しますが、もし3月にハワイへ行くなら「寒いかもしれない」ことは頭に入れておきましょう。
参考:気象庁 地点別平年値データ・グラフ オアフ島/ホノルル〔ハワイ州〕 ISLANDS(北半球太平洋域)(外部サイトに移動します)
ハワイで雨具は手に入る?
答えはもちろん「YES」です。
日本のように、サイズやデザインが豊富で価格も様々な、機能性も抜群の雨具がいつでもどこでも手に入る!というわけではありませんが、シンプルな折り畳み傘や、使い捨てタイプのポケットレインコートなどは、ワイキキやホノルル市内の各所で手に入れることができます。
またホテルなどでは大き目の傘を貸し出してくれるところも多いので、もしもの時にも心配は無用ですし、わざわざ日本から雨具を持参する必要はあまりないでしょう。
現地のロコは傘を使わない?
この質問に対する答えは「YES」でもあり、「NO」でもあります。アメリカ人をはじめ、外国の人は傘をあまりささないというイメージがあるかもしれません。確かにハワイでも特に乾季に相当する春から初秋にかけては、少々の雨なら傘をささない人が多いです。
また、天気予報でシャワーの可能性を指摘されていても、折り畳み傘を念のため持ち歩くという人は少ないでしょう。
この理由は簡単です。乾季の雨(シャワー)は長時間降り続くことは非常に稀だからです。写真は昨年10月の乾季のある日に、筆者が自転車で外出したとき雨に見舞われた状況を撮影したものです。
アスファルトに打ち付ける強いシャワーでしたが、ウォルマートで買い物をしている間にはすっかり止み、後にはまたハワイらしい青空と強い日差しが戻ってきました。
乾季には雨のときに傘を使う人を見かけることはあまりありませんが、現地のアジア系住民の女性を中心に、普通の雨天用折り畳み傘を日傘代わりにさしている光景を見かけることがあります。
一方で雨季ともなると、さすがに現地の方でも当たり前のように傘を使っています(車で買い物などに出かける場合などを除く)。逆にこの時期にポケットレインコートに身を包んで街を歩いていたり、建物で雨宿りをしたりしながら雨具を買うべきか否か思案しているような人を見ると、観光客なのだなあと察します。
3月頃に行くならチェック!雨の日でも楽しめるハワイのおすすめスポット
一年を通して晴れの日が多いハワイですが、このように雨季(冬季)を中心に悪天候に見舞われることもあります。せっかくビーチで海水浴やマリンアクティビティを楽しもうと計画していたにも関わらず、お天気に裏切られてしまう可能性がないわけではありません。
たとえ悪天候であっても、限られた旅程の中で時間を無駄に過ごしたくはありませんよね。そこで、ここからは雨天時でも快適にハワイを楽しむ方法を4つご紹介します。
ビショップミュージアム
雨の日でも快適に過ごせる場所といえば、やはり屋内ということになります。そんな時におすすめの場所が美術館や博物館などの文化施設。
ビショップミュージアム(正式名称はバーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアム)はハワイ州でも最大規模の博物館。ハワイの歴史や文化をじっくりと学ぶことができます。ハワイ州の各島をはじめとして、ポリネシア全域にまつわる美術工芸品、自然科学、生物学、人類学の文献や写真など学術的収集品がおよそ2500万点以上揃っています。
必見はハワイアンホールの3階。ここにはカメハメハ大王をはじめとした、歴代の王や女王由来の品々が展示されています。またハワイ諸島の自然科学を体験型で学べるサイエンス・アドベンチャーセンターでは、迫力あるキラウエア火山の巨大模型や、溶岩洞窟を再現した滑り台などもあります。
ビショップミュージアムでは日本語によるツアーやプラネタリウムショーも毎日開催されていますので、英語力に自信のない方でも安心して心ゆくまで楽しめます。
ビショップミュージアム(Bishop Museum)基本情報
■住所:1525 Bernice St., Honolulu
■電話番号:808-847-8291
■営業時間:9:00~17:00(入館16:30)
■定休日:サンクスギビングデー、クリスマス
■URL:https://www.bishopmuseum.org
ホノルル美術館(ホノルル・ミュージアム・オブ・アート)
<写真はイメージです。出典:pixabay(CC0)>
続いてご紹介するのは、ワイキキからザ・バスで20分ほどのベレタニア通りの静かな住宅街にあるハワイ最大かつ唯一の総合美術館であるホノルル美術館です。
美術館に入って右側に西欧の美術品、左側に東洋の美術品が展示されていて、各展示エリアはさらに時代別、国別におよそ30ほどのセクションに分けられています。こちらの展示作品は予想以上に豪華。
まず、西洋絵画ではピカソやゴッホ、ゴーギャン、モネと言った著名な作品があり、ロダンやジェイコブ・エプスタインの彫刻なども展示されています。また、東洋のセクションでは葛飾北斎の浮世絵があるほか、東南アジア、ポリネシア、さらにアフリカと世界中の作品が集められています。
テキスタイルなど美術だけではなく民俗学的な観点に関わるコレクションもあり、約5万点という圧巻の収蔵量です。
美術館敷地内の美しい中庭にあるカフェテラスは、火曜日から土曜日のランチタイムのみ(11:00-13:30)営業していますが、こちらでのお食事は予約なしでは難しいほど人気となっています。
ホノルル美術館(Honolulu Museum of Art)基本情報
■住所:900 South Beretania St., Honolulu
■電話番号:808-532-8700
■営業時間:10:00-16:30(火~土曜日)、13:00-17:00(日曜日)
■定休日:月曜
■入館料:10ドル(税込み)、17歳以下は無料
■URL:https://honolulumuseum.org/
パールリッジ・センター
パールリッジ・センターは、ワイキキやホノルル中心部から西方面、アロハ・スタジアムを越えて、パール・ハーバーにほど近いアイエア(Aiea)エリアにある、ハワイでも最大規模の大型ショッピングモールです。
その規模は、アラモアナショッピングセンターにも匹敵するほど。3棟の主要な建物からなるパールリッジ・センターは斜面地に建っており、上方のアップタウンと下方のダウンタウンエリアの間はなんとモノレールで結ばれています。
旗艦店となるMacy's(メイシーズ)をはじめ、BED BATH & BEYOND(ベッドバス・アンド・ビヨンド)やLongs Drugs(ロングスドラッグス)などの人気大型店、オーガニックストアのDown to Earth(ダウントゥアース)もあります。
その他にも数多くの専門店や、16スクリーンの映画館、2つのフードコートに各国料理のレストランも併設。荒天を気にすることなく、雨にぬれず一日中遊べる施設です。
パールリッジ・センター(Pearlridge Center)基本情報
■住所:98-1005 Moanalua Rd, Aiea, HI 96701
■電話番号:808-488-0981
■営業時間:10:00-21:00(日曜日は18:00まで)※店舗により異なる
■定休日:サンクスギビングデー、クリスマス、4月16日
■URL:https://pearlridgeonline.com/
エステやスパ、マッサージで自分磨き
雨の日のハワイの過ごし方として、筆者が最後におすすめするのが、憧れのホテルのスパやエステ、人気のマッサージ店での自分磨き&リラックスです。
いつも頑張る自分へのご褒美として、長旅の疲れを癒しハワイ滞在を120%楽しむ準備として取り入れてみてはいかがですか?
できれば施術前後の時間もホテルの自室で雑誌をパラパラとめくる、読書を楽しみながら時に雨音に耳を傾けながら思案にふける、カフェなどでハーブティーを片手にリラックスした時間を過ごすなど、何もしない贅沢を楽しむことをおすすめします。
<雨上がりにかかる虹。雨があるからこそ、こうした風景も見られます。>
行動範囲が限られてしまう、旅の予定変更を余儀なくされるなど、ネガティブなイメージを持ちがちな雨の日ですが、せっかくの貴重なハワイ滞在なのですから気持ちを切り替えて雨の日なりの過ごし方でハワイを楽しんでみてはいかがでしょう?新しい発見があるかもしれませんよ。
撮影・執筆:ヒューレット秦泉寺 明佳(Pixabay出典写真を除く)
※各種情報は2018年1月時点のものです。
【ハワイひとくちメモ】
日本人に大人気のハワイ。ホノルルと人気のワイキキビーチのあるオアフ島、キラウエア火山と黒砂海岸が印象的なハワイ島、渓谷の島・マウイ島など見所いっぱいです。日本でも話題の人気店も数多く紹介され、気軽に行くことができます。ツアーも数多く用意されていますので、一度ご覧ください。
<時間と費用>(目安)
- 旅行日数:5~8日間
- 飛行時間:約7時間(成田~ホノルル)
- ツアー費用:約80,000円~約410,000円
ハワイのツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?
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Hawaiiii(ハワイイ)編集部
- 話題のスポットからお土産情報、旅の前に知っておきたいことまで!ハワイ旅行に役立つ「いい」情報をお届けする編集チーム[Hawaiiii(ハワイイ)]です。オアフ島を中心に、ライターから寄せられた情報を編集チームが厳選してお届けします。