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新ミラドール(展望台)誕生!ますます面白くなる世界遺産「ナスカの地上絵」見学

記事投稿日:2019/01/07最終更新日:2019/01/16

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目次

世界遺産「ナスカの地上絵」とは

ユネスコの世界文化遺産に登録されている「Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa/ナスカとパルパの地上絵」。紀元前200年~紀元800年のナスカ時代に描かれた、巨大な大地のアートです。現在、山形大学人文学部附属ナスカ研究所による調査が進められており、ナスカより古いパラカス期(紀元前400年~同200年)の地上絵が次々と発見されています。雨乞い説、暦説、社会事業説などさまざまな仮説が唱えられていますが、その全容は未だ解明されていません。

ナスカフライトの予約は「アレグリア・ツアーズ」へ

ペルーの首都リマの南約447㎞のイカ州ナスカへは、車で約7時間。旅行代理店が主催するパッケージツアーならすべてお任せですが、個人で移動する場合はクルス・デル・スール社など安全で快適な長距離バスを利用しましょう。ナスカのバスターミナルに到着したとたん、客引きたちが「ナスカフライトはどうだい?」と声をかけてくるかもしれません。トラブルを避けるためにもその場で支払いはせず、必ず旅行代理店のオフィスまで案内するよう交渉してくださいね。

バスターミナルが並ぶリマ通りにはナスカの老舗ホテル「Hotel Alegria Nazca(ホテル・アレグリア・ナスカ)」と、旅行代理店「Alegria Tours Perú(アレグリア・ツアーズ・ペルー)」があります。アレグリア・ツアーズ・ペルーは「Alas Peruanas(アラス・ペルアーナス)」というナスカ地上絵遊覧飛行専門の航空会社と提携しているため、座席の確保も万全。アレグリア・ツアーズ・ペルーのオフィスからナスカ空港まではわずか4km、フライト時間に合わせて出発するので、空港で無駄に待たされることもありません。

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クルス・デル・スールのバスターミナルからすぐ、3つ星ホテル「ホテル・アレグリア・ナスカ」と、その隣に併設されている旅行代理店「アレグリア・ツアーズ・ペルー」

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ホテル・アレグリア・ナスカの中庭とプール。灼熱の太陽が照り付けるナスカで、プール付きのホテルはそれだけで利用価値大ですね。

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お部屋はシンプルながら必要なものは一通りそろっており、快適に過ごせます。

ナスカ発フライトを選択するメリットとは?

ナスカの地上絵を見学するための拠点は大きく分けて2つ。リマから車で3~4時間の距離にあるイカやピスコ、パラカス発のフライトを利用するか、ナスカまで移動するかです。

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前者のメリットは何といってもリマから日帰りできること。ペルー滞在日数が限られた旅行者にとって、これ以上の利点はありませんね。デメリットがあるとすれば、ナスカ発に比べてフライト料金が高いこと、ナスカ発より飛行時間が長いためセスナに酔う確立が高くなることでしょう。一方、ナスカ発の場合は最低でも1泊する必要がありますが、地上絵に近い分フライト料金は断然安く、セスナ酔いの可能性も低くなります。個人的な経験ですが、ナスカ発のフライトはイカやピスコ発より低空を飛んでいました。なので、地上絵をより近くで見たいならナスカ発がお勧めです。

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乗客サービス満点のナスカフライト。左右に大きく旋回するので、酔いやすい人はできるだけ身体の重心を固定する、カメラでの撮影はほどほどにする、反対側へ旋回する時は無理に外を見ないなどの工夫をしてくださいね。

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有名なクモの地上絵。一筆書きでこれほど完成度の高いデザインを描けるなんて、ナスカの人々のセンスには脱帽です。

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「木」と「手」の地上絵、そして有名な「マリア・ライヘのミラドール(展望台)」が見えます。ドイツ人マリア・ライヘは、ナスカの地上絵の調査と保存にその生涯を捧げました。

日本の援助による「新ミラドール」が完成!

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ナスカ市内からパンアメリカンハイウェイ沿いをおよそ24km北へ進んだところにある、マリア・ライヘのミラドール。高さ12m、一度に最大15人まで登ることができます。しかし完成から40年が過ぎ、老朽化による倒壊の危険がありました。世界遺産を管理するユネスコからも、展望台建て替えの要請が再三あったそうです。

心無い観光客が地上絵を踏み荒らさないよう、私費を投じてミラドールを建てたマリア・ライヘ。ミラドールは彼女が生涯を捧げた地上絵研究の象徴でもあります。マリア・ライヘの意思を継ぎたい。これからもナスカの地上絵を守っていきたい。そんな思いで立ち上げられたのが、「Mirador Project(ミラドールプロジェクト)」です。ナスカの地上絵保護や研究資金援助のほか、観測塔を兼ねた新しい展望台の建設支援を目的として2011年から活動を続けてきたこのプロジェクト、2018年12月にようやく念願の新しいミラドールが完成しました。

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photo by 山形大学

道路を挟み、マリア・ライヘのミラドールの向かいに建てられた「新ミラドール」。高さ18m、最大収容人数25人という立派なものです。正式な入場料や営業開始日などはまだ発表されていませんが、新しい情報が入り次第「たびこふれ」を通じてご紹介したいと思います。

空から、そして新しい展望台から眺めるナスカの地上絵。地上絵のすべてを満喫したいなら、ぜひナスカまで足を運んでくださいね。

インフォメーション

■Hotel Alegria Nazca/ホテル・アレグリア・ナスカ
住所:Calle Lima 166, Nazca - Ica

■Alegria Tours Perú/アレグリア・ツアーズ・ペルー
住所:Calle Lima 168, Nazca - Ica

■マリア・ライヘのミラドールと新ミラドール
住所:Panamericana Sur km 419

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この記事を書いた人
原田慶子
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記事投稿日:2019/01/07最終更新日:2019/01/16

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