たびこふれ

オリーブ畑に囲まれた南スペインの美しい町プリエゴ・デ・コルドバ

記事投稿日:2018/12/09最終更新日:2018/12/09

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世界最大のオリーブ産地スペインの中でも、特に高品質のオリーブオイル生産で知られているのがコルドバから南東に100㎞ほど行った、スブベティカ山地に位置するプリエゴ・デ・コルドバ周辺です。単にオリーブ生産地の中心というだけでなく魅力あふれる町なのですが、日本のガイドブックには登場することもなく、日本人の間では知られていない観光地。今回はそんなプリエゴ・デ・コルドバを紹介したいと思います。

目次

オリーブオイルと観光で町おこし

プリエゴ・デ・コルドバは人口2万3000人ほどの小さな町で、すべて徒歩でまわれることが嬉しい。町だけ見るなら1日あれば十分ですが、オリーブオイル生産を積極的に観光資源に採り入れており農園見学やテイスティング、オリーブ畑のトレッキングなどのアクティビティも豊富なので、1泊してのんびりと町とオリーブ文化を楽しむスローツーリズムがオススメです。


<遠くから見るプリエゴ・デ・コルドバのビジャ地区>
写真提供:プリエゴ・デ・コルドバ観光局 https://turismodepriego.com

町の玄関口は、小さなバスターミナル。コルドバからCarrera(カレラ)社のバスで約2時間半、グラナダからはAlsa(アルサ)社のバスで約1時間半の距離です。

南スペインらしい白壁の細道が入り組むビジャ地区

町でもっとも古いのがVilla(ビジャ)と呼ばれる地区で、観光客にもっとも人気のスポットです。すぐ近くには、イスラム時代の要塞だったお城の名残が残っています。ビジャの中は、車は通れない細い道が迷路のように入り組んでいて、白壁の家の外壁には植木鉢に入ったカラフルな花が咲き、とてもフォトジェニック。決して広くはない地区ので、迷子になる心配はありません。気の向くままにブラブラしてみたいですね。

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<もともとはイスラム時代につくられた要塞だった>

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<ビジャ地区にあるサン・アントニオ広場>

ビジャの突き当りはBalcón del Adarve(バルコン・デル・アダルベ=アダルベのバルコニーの意味)。ちょうど崖の上に位置するこの通りからは、起伏ある土地にオリーブ畑が広がる絶景を眺めることができます。次回はこの通りにあるお宿Balcón de Villaに泊まってみたいと思っていますが、ほかにも「Hotel Patria Chica」や「Casa Baños de la Villa」「Hotel Hospederia San Francisco」などステキなホテルがあって迷うところ。

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写真提供:プリエゴ・デ・コルドバ観光局 https://turismodepriego.com

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お城の近くにあるカルニセリアス・レアレスの地下は小さなオリーブ博物館

400年以上続くロス・エルマノス・デ・アウロラの伝統

小さいながら歴史がある町なので、あちらこちらに教会があります。もしどこかひとつ見るのであれば、17~18世紀にかけて建てられたアンダルシアン・バロック様式のアスンシオン教区教会(Iglesia Parroquial de Nuestra Señora de la Asunción)がオススメだとのこと。毎週土曜日の24時には、アウロラ教会(Iglesia de la Aurora)からロス・エルマノス・デ・アウロラと呼ばれる男性グループが楽器を手に町に出て、聖母に捧げる歌を歌いながら練り歩きます。なんとこれは400年以上も続く伝統だとのこと。土曜日の夜にプリエゴ・デ・コルドバに泊まるなら、必見ですね。

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<ラス・モンハス通りにあるメルセデス教会>
写真提供:プリエゴ・デ・コルドバ観光局 https://turismodepriego.com

年間を通して、2月2日のカンデラリア、カーニバル、聖週間、聖体祭、9月初めのフェリアなどいくつもの町をあげてのお祭りも催されます。その時期に合わせていくのも楽しいかと。特に聖週間(Semana Santa)を盛大に祝う習慣があるそうで、期間中は連日聖像を担いだ厳かなプロセシオンが町の中を練り歩きます。

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<聖週間のプロセシオン>
写真提供:プリエゴ・デ・コルドバ観光局 https://turismodepriego.com

地元産オリーブオイルを使ったガストロミーに舌鼓

また、18世紀以降のお金持ちの屋敷がリオ通り(Calle Río)やアルバレス通り(Carrera de Álvarez)、ラス・モンハス通り(Carrera de las Monjas)、コロンビア通り(Paseo de Colombia)、王の泉(Fuente del Rey)あたり点在しているので、散歩がてらにブラブラと歩きながら探してみましょう。

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<お屋敷が何軒か残るリオ通り>

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<水が豊富な町で、王の泉をはじめ泉が多い>

2018年度のWorld's Best Olive Oilという世界ランキングでは、プリエゴ・デ・コルドバ周辺でつくられたオリーブオイルが1位と2位、6位、7位を占めました。ここに来たなら、ぜひ地元産のおいしいオリーブオイルを使ったお料理を楽しみたいですね。コルドバの郷土料理サルモレホや、コジェハスというこの辺りでとれるハーブの卵とじ、また私が食事をしたレストランにはデザートにオリーブオイルのアイスクリームがあり、とてもおいしかったです。お土産にももちろん高品質なオリーブオイルをどうぞ。

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<おいしいオリーブオイルが決め手になるサルモレホ>

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<コジェハスの卵とじ>

有名観光地をせわしくまわるスペイン旅行ももちろんいいのですが、その途中にプリエゴ・デ・コルドバでのんびりとスローツーリズムを楽しんでみるのはいかがですか?

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この記事を書いた人
田川敬子
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記事投稿日:2018/12/09最終更新日:2018/12/09

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