トロントを始め北米で大人気！「寿司ブリトー」を食べました。

みなさん、「寿司ブリトー」って聞いたことありますか？ご想像の通り、寿司とブリトーを融合させたメニューなのですが、アメリカをはじめ北米ではやっているのはご存知ですか？今回の記事では、トロントでもかなり浸透して店舗数を増やしている、「寿司ブリトー専門店」の人気店に足を運んできたので、ご紹介します。

寿司ブリトーって何？

・ブリトー＝メキシカン料理、トルティーヤという薄いパンのような生地に、肉・豆・野菜・ソースを入れたものを包んだもの。
・寿司＝言わずもがな、日本でお馴染みの寿司。

この2つが融合したものを「寿司ブリトー」と言います。冒頭に載せた写真が、今回私が食べた寿司ブリトーです。簡単に言うと、太巻きが４倍くらいになり、具材もてんこもり入っている巻き寿司のようなものでしょうか。とてもボリュームがあり、色々な野菜を自分で選べて組み合わせられるので、ヘルシー志向のトロントニアンに特に流行っています。

寿司ブリトーが流行っている理由

日本人からすると、一般的な寿司とはその見た目が到底かけ離れていて、これを寿司と呼んで良いものなのかと疑問に思ってしまいます。そんな寿司ブリトーですが、北米では大都市を中心にかなり浸透しており、名前も定着してきています。私はトロントに住んで7年になりますが、寿司ブリトーという名前はここ２年くらいで、若者を中心にかなり知れ渡ってきたように感じます。

紙に包まれて提供されるので、いつでもどこでも食べやすく、ファストフードのような感覚で食べられるのが、北米で好まれる理由の１つです。

また、ベジタリアンやアレルギーのある人が多い北米では、自分の食べるものは自分で見て判断したい、という人が多いです。寿司ブリトーは、野菜と豆腐のみにもできるし、好きなものばかり、身体に良いものばかりを入れることもできるし、自分の好みの寿司ブリトーにカスタマイズできます。

今回行ってきた場所はここ！

寿司ブリトーを紹介すべく、訪れたのは「Rolltation」というレストランです。ヤング通りとブロアー通りの交差点からすぐ南に位置するこのレストランは、立地の良さからかランチタイムには行列ができます。近年店舗数を増やしていて、トロントで最も有名な寿司ブリトーのお店のうちの1つです。

ランチのピークを少し避け、午後1時前に来ましたがまだ列ができていて、注文するまで10分ほど待ちました。

メニューはこんな感じです。

Signaturesという定番の組み合わせか、自分の好きなものを組み合わせるRoll your ownを選択します。ライスバーガーもとても気になりましたが、またの機会に・・・写真を見る限りでは、モスバーガーのライスバーガーと酷似していました。

せっかくなので、自分で好きなものを選ぶ、Roll your ownを注文することにしました。

寿司ブリトーの注文方法

まずはどのメニューが良いか注文を取られるので、ここで何が欲しいか告げます。寿司ブリトーが定番ですが、ポケ丼（肉または刺身と野菜の丼ぶり）か、サラダか選べます。サイズはレギュラーとラージサイズとあります。寿司ブリトーとポケ丼はお米の種類（白米か玄米）が選べます。

最後にソースの量を選択すると、次のセクションへ誘導されます。

私は寿司ブリトー、Roll your ownのレギュラーサイズ、ビーフを選択しました。ざっと見た限りでは、ポケ丼を注文しているお客さんが非常に多かったです。

ここでは、葉物などの野菜を選びます。Roll your ownはここから３種類選ぶことができます。一部追加料金がかかります。私はケール・きゅうり・紫玉ねぎを選びました。

12種類ものソースから1種類選んだ後は、トッピングセクションです。ここでも3種類選べます。私はキムチ、とびっこ、コーンを選びました。

そして最後に、クランチセクションから2種類選びます。天かすやれんこんチップスなど、歯ごたえにアクセントを加えることができるトッピングを加えることができます。

そしてついに私の寿司ブリトーが完成しました・・・！てんこ盛りの肉と野菜に、巻き込めるのか心配していましたが、お姉さんが慣れた手つきで、ぎゅうぎゅうと巻き寿司のように巻いてくれました。

出来上がり！これで日本円にしておよそ1000円くらいです。

テイクアウト用の袋もオシャレですよね。

では、いただきます！野菜もお肉もたっぷりでボリューム感があり、でもご飯の量が控えめなので、、無理なく食べきれます。私にはレギュラーサイズがちょうどよかったです。がっつり食べたい人には、ラージサイズじゃないと物足りないかもしれません。食べるたびに色々な味がして、おいしくて夢中で食べてしまいました。最後の方が少しボロボロとこぼれてしまって食べづらかったですが、残すことなくペロリと平らげました。

美味しかった、美味しかったのだけど、サーモンやエビの天ぷら、他の野菜やソースとの組み合わせやライスバーガーも試したい・・・もっと美味しい組み合わせがありそう・・・と、何度も足を運びたいと思ったくらい、魅力的なメニューの豊富さに圧倒されました。

最後に

寿司ブリトーが人気になりはじめた当初は、こんなの寿司じゃない！美味しいのかな？と半信半疑でしたが、食べてみたらこれはこれでおいしいです。もはや寿司とは別物だと考えた方が良いかもしれません。実際に食べてみて、なぜ北米で流行っているのか、行列に並んでまで買いたいのかという理由がわかりました。北米の大都市に来る予定のある方、邪道だ！と思うかもしれませんが、ぜひ１度試してみてくださいね。