バイエルンの穴場スポット!?ヴィースの巡礼教会は豪華な内装の美しさに見惚れてしまう

目次

はじめに

旅行好き女子、MOMOと申します。主な旅行の目的は「現地人との触れ合い」と「美味しいモノ探し」です。

今回は、ご縁ありまして、ドイツはバイエルン州にあるヴィースの巡礼教会へ行って参りました。
名前を聞いたことのある方は、あまり多くないのでは...と思います。しかし、実は世界遺産に登録されている大変魅力的な教会なのです。
そこで、ヴィースの巡礼教会の魅力をご紹介致します。

外装と内装のギャップ

まず初めに、こちらの教会がなぜ日本であまり知られていないかということをご説明します。それは、ズバリ「アクセスが悪い」からではないでしょうか!厳密には、路線バスでの訪問が可能ですが、日本語での公式的な案内は現地にもインターネット上にもありません。

180725_okumura_1教会周辺.jpg

ヴィース教会の外観は...少し地味めです。薄いピンクの、可愛らしい印象の教会です。
しかし、中へ入った途端、その美しさに息をのむことになります。白を基調とした上品ながらも豪華な内装です。そして中央にはピンク色の石が使用された祭壇に、華やかな装飾が施されています。

祭壇の下の方には、涙を流したキリストが立っています。こちらは、ヴィースの巡礼教会にとって、非常に重要な存在です。もともとは小さな修道院に痛々しいお姿で置かれていたキリスト像でしたが、マリアという女性が持ち帰り、自室で大切に保管したところ、キリストの像は不思議と涙を流したと伝えられています。このエピソードをきっかけに、巡礼者が次々と訪れ、現在の立派な教会となるに至ったそうです。

180725_okumura_1教会の外観.jpg

教会の入り口には。。。

180725_okumura_2ピンクの祭壇.jpg

いかがでしょう?中と外のギャップに息をのんだあとは、目の前のこんな箱に気が付くことでしょう。お洒落なトランクのようなこちらは、募金入れです。

というのも、ヴィースの巡礼教会は、特定の入場料等がありません。訪れた人が、美しい教会の保存・維持を願って、それぞれの"気持ち"を入れます。ご参考までに、私が訪れた際は1~2ユーロを入れている方が多かったです。

180725_okumura_3募金箱.jpg

またこちらの教会は、現在も多くの巡礼者が訪れるため、下のような注意事項もあります。「お祈りの時間は、歩き回ったり、写真や動画の撮影はご遠慮ください」と書いてありました。しかし、その他の時間は、写真を撮っても問題無いようです。

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細部まで注目してください!

改めて中をぐるりと見渡すと、細部までこだわったロココ調の装飾に目をうばわれます。筆者個人的には、特に柱と天井の境目辺りが特に美しいと感じました。下の写真部分だけを見ると、ベルサイユ宮殿を彷彿とさせりような色使いとデザインに見惚れました。

180725_okumura_5柱と天井の境目.jpg

さらに天井にはフレスコ画が描かれています。ついつい夢中になって見入っていると、首が痛くなってしまいます。中心には虹に座るキリストが、キリストの頭の方には永遠への門、足の方には玉座が描かれています。

180725_okumura_6天井のフレスコ画.jpg

目をひく説教壇

また、続いて目にとまるものといえば、説教壇ではないでしょうか。中央の祭壇と同様にピンク色の石が使われ、カラフルな印象を受けます。特に、写真からはわかりにくいですが、説教壇の上部は非常に細かい装飾が施されています。

180725_okumura_9説教壇.jpg

後ろにも見どころが!

最後に、後ろを振り返ると頭上にパイプオルガンが見えます。18世紀につくられたパイプオルガンを、1950年代・1980年~1990年代に度々が施され、現在のロココ調の装飾になったそうです。教会の装飾の一部のように見事に溶け込んでいて、意外とみなさん気づかないみたいです...!

180725_okumura_7パイプオルガン.jpg

また、パイプオルガンの下には、この教会の建築に携わった、ドミニクス・ツィンマーマンの名前が刻まれています。

180725_okumura_8.jpg

現在、修復中です

こちらのヴィースの巡礼教会は、現在一部修復中です。私が訪れた2018年7月30日現在の様子は、教会へ入って右手が修復中でした。しかし、中央の祭壇や天井のフレスコ画はじっくりと見学することができました。

180725_okumura_10修復中.jpg

開館情報

開館時間は、夏期と冬期によって異なります。3月の第4日曜日と10月の第4日曜日を境に、夏期は午前8時から午後8時、冬期は午前8時から午後5時までです。さらにヴィースの巡礼教会では、コンサートなどによりしばしば観光客の訪問を断られるときもあるそうです。公式ホームページによると、普段観光客を受け入れている時間は平日の午前8時から10時、12時から14時、さらに夏期は17時から19時も訪問可能なようです(2018年8月現在)。教会は開いてるのに、観光客は入れない時間もあるようなので、事前にホームページや電話などで確認することをお勧めします。

ヴィースの巡礼教会

■住所:Wies 12, 86989 Steingaden, ドイツ
■電話番号:+49 8862 932930
■ウェブサイト:http://wieskirche.de/start-page.en.html

最後に

最後までお読み頂きありがとうございました。ヴィースの巡礼教会の魅力を、少しでも知って頂けたら、幸いです。ドイツのバイエルンを訪れる際は、ぜひとも少し足を延ばしてみて下さい!

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MOMO.O

街歩きと食べ歩きが趣味です。メジャーな観光地よりも、あまり人が訪れないような少しマニアックな街に魅力を感じます。最近訪れたお気に入りの街は、メキシコのピンクの街、テキスキアパンです!

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