秋が旬！パンプキンパイでカナダのサンクスギビング〜ハロウィンを楽しむ

9月を過ぎるとトロントは一気に秋モードとなり、気温も朝晩10度程度まで冷え込むようになってきます。夏の終わりか・・・と思うと、寒さとともに寂しさを感じますが、季節の移り変わりを楽しめるトロントでは、この季節を好む人が非常に多いです。なぜなら、10月は「サンクスギビング」と「ハロウィン」があるからです。トロントの街では、至る所でサンクスギビングやハロウィンにちなんだ食材・装飾品などが売られます。

今回の記事では、サンクスギビングとハロウィンに縁の深い、「パンプキンパイ」を先日食べたので、そのことについてご紹介します。

サンクスギビングって何？

サンクスギビング＝「感謝祭」で、元々は秋に収穫の多かった年を受け、その豊作を祝った人がいたことから、サンクスギビングが始まったとされています。カナダは10月第2週の月曜、アメリカは11月の第4木曜が祝日となっています。

カナダ人は、この日は祝日でほとんどのお店やレストランが閉まっているので、家族や親戚と集まってサンクスギビングを祝います。日本の正月と同じくらい大切な行事で、家族と集うきっかけを作ってくれるのも、サンクスギビングの良いところです。

トロントはパンプキンだらけに！

また、毎年9月末〜ハロウィンの時期になると、街の至る所でかぼちゃが売られます。食用としてスーパーマーケットで見ることはもちろん、雑貨屋やホームセンターでも秋やハロウィンの装飾用として、巨大なオレンジ色のかぼちゃが置かれています。

本当にどこででも見かけるので、カナダ人がいかにこの季節を楽しみにしているかが伺えます。

カナダで売られているかぼちゃはオレンジ色の巨大なかぼちゃが主流です。日本で売られている食用の緑のかぼちゃもありますが、店によっては取り扱いがないところもあります。

今回パンプキンパイを買ったお店

前置きが少し長くなりましたが、サンクスギビング！ハロウィン！と来たら、外せないのがかぼちゃです。カフェへ行くと「パンプキンスパイスラテ」や、パンプキンケーキ、マフィン、クッキーと、秋の代名詞のようにかぼちゃを使ったメニューがお店に並びます。

そんな中、サンクスギビングでも好んで食べられるのが、「パンプキンパイ」です。先日買ってみたパンプキンパイがとても美味しかったので、ご紹介します。

今回パンプキンパイを購入したのは、Celena's Bakeryというベーカリーです。トロントの地下鉄Woodbine駅から徒歩2分ほどのところにあります。

大通りに面しているからか、駅近だからか、とても人気なお店で老若男女問わず、お客さんがひっきりなしに訪れていました。カフェも併設されていて、コーヒーとスイーツをお店で楽しむこともできます。

サンドイッチやスープ、クッキーやデニッシュ、ケーキも販売しています。

そしてありました！お目当てのパンプキンパイ！サンクスギビングの週末に買いに行ったのですが、パンプキンパイはサンクスギビングの定番メニューで最も売れ筋商品のようで、大量生産されていました。

パンプキンの次に、今が旬のアップルパイもたくさん売り出されていましたが、パンプキンパイの量には敵わなかったです。

左側が8インチ(20センチ程度)のもので、大きいサイズ12インチ(25センチ程度)のものも売られていました。

家に持ち帰り、早速食べてみました。正直カナダでパイはあまり食べ慣れていないのでどんなものかとワクワクしながら食べました。

断面はこんな感じです。至ってシンプルで、サクサクのパイ生地に軽くて食べやすいパンプキンペーストがたっぷり入っています。シナモンとアールグレイの風味が絶妙でたまりません。ペーストは、常温で食べるととてもまろやかで軽く優しい甘みがあります。軽くて食べやすいので、気をつけないといくらでもお腹に入りそうな感じです。

カナダのスイーツってすこぶる甘いものが多いので、コテコテに甘いのかなと思ったのですが、程良い甘さで食べやすく、周りのパイ生地がサクサクしていてとても美味しかったです！！