タイの水道水は飲めるの?旅行に役立つタイの水事情!

ペットボトル タイ

ミネラルウォーターやサーバーが普及している昨今ですが、日本は水道水を飲めるが当たり前の国です。

習慣というものは怖いもので、旅行先でも思わず、蛇口をひねってそのまま、ゴクゴク飲んでしまいそうな勢いですが、水道水を飲める国はほんの一握り。特に、アジア諸国で、水道水が飲める国は、日本とアラブ首長国連邦の2か国だけだそうです。ということは、タイでも水道水は残念ながら直接は飲めません。

では、どうやって旅行中にお水に気をつければいいのでしょうか?今回は、タイの旅に役立つ水情報をご案内します。

目次

タイでは「水は、買って飲むものです。」

首都バンコクは、水質自体は、世界保健機関が定めた水質基準を満たしているというタイの水道水ですが、水道管の汚れや劣化など様々な理由で不純物が含まれていたり、時折蛇口から出る水が濁ったりすることもあります。

タイ人の方々ももちろんお料理にも、水道水ではなく購入したお水で調理をしています。

『水=買って飲む』というスタンスなので、街に点在するコンビニ、スーパーには、種類豊富なペットボトル入りの様々な種類&サイズのお水が販売されています。お値段ももちろんリーズナブル!!500ml入りのペットボトルで、1本7バーツ~。最近は、カバンに入れて持ち運べるハンディータイプも販売しているので、カバンに忍ばせておくといざ喉が渇いたときに役立ちますよ。

ミネラルウォーターと蒸留水の2タイプに注意!

ホテルで、ペットボトルや瓶に入って置かれているのは、「ドリンキングウォーター」と呼ばれる蒸留水。コンビニでも販売されているお水のほとんどがこのドリンキングウォーターです。お値段はほとんどが500mlで7バーツ(約23円)ほどで販売されています。

各社がこのドリンキングウォーターを販売していますが、ホテルやレストランでよく見るのが、国内市場の21%をシェアしているといわれる「クリスタル」そして、日本ではビールでおなじみのシンハーが出しているドリンキングウォーターの2種類。どちらも軟水で日本人には飲みやすいお水です。

スイスの食品・飲料大手ネスレが発売している「ネスレ・ピュア・ライフ」も在タイの外国人の方に人気です。こちらは、キッズ用サイズのキャラクターが描かれた飲料水も発売しているので、お子さん用にピッタリです。

ミネラルウォーターの種類はドリンキングウォーターよりも少ないですが、リーズナブルなお値段で人気なのはこちらもネスレが発売している「ミネレ」と呼ばれるお水です。500mlで10バーツ(約30円)!!ちなみにお値段はお高くなりますが、観光地のスーパーやコンビニでは、エビアンやペリエなどの外国ブランドも購入できることもありますよ。

レストラン&屋台のお水事情

日本には、『お冷』というサービスがありますが、タイは、お水は購入して飲むものなので、注意しましょう。

屋台では、よくテーブルに無料の蒸留水がプラスチックポットに入って置いてあります。地元で生活している人たちはそのまま飲んでも体調を崩すことはありませんが、心配な方は、その横に有料の常温ペットボトル水が置かれているので、そちらを飲みましょう!

お冷はでませんが、コップに氷を入れてくれる屋台があります。大抵ドリンキングウォーターを使用している市販の氷を使っているので、タイ人や在タイ方々は利用している方が多いですが、心配な方は氷も入れないのが良いでしょう。

歯磨きに水道水は使えるの?

バンコク、チェンマイ、プーケットなどの観光都市の場合、通常歯磨きに利用する程度でしたら何も問題なくお水は利用できます。ただし、間違って飲み込まないように注意しましょう。

それでも、ちょっと気になるという方は、ポットで一度沸かした水やぺットボトルのお水を使うと安心ですね。

髪の毛やお肌に影響はあるの?

タイのお水は、数値的には、欧米諸国よりも平均値は下ですが、日本のお水の倍ほどある硬水です。なので、敏感な方は特に、日本よりも多少、髪の毛がきしむ感じがするかもしれません。お肌が気になる方は、旅行期間中は、欧米諸国で主流のふき取り式洗顔に変えてみてもよいでしょう。

「暑い国なので、やっぱりバシャバシャ顔を洗いたい!」という方は、保湿成分の高い洗顔フォームや基礎化粧品を持参するのがベストです。

日本のドラッグストアで販売されている『肌ラボ』の洗顔フォームや化粧水などは、一部タイのコンビニでも購入することが可能です。もし、忘れてしまった場合でも日本でもおなじみの商品を購入できるのはうれしいですよね。

旅行中は、いつも以上に体調管理には気を付けたいものです。お水の利用に気をつけて一生の思い出に残る楽しい旅にできるようにしましょう!

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徳武 加奈子

実はダイビングインストラクター。食、ライフスタイルを中心にライター業をこなしています。趣味はスタンダップパドル(SUP)。

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