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【徹底取材】よこはま動物園ズーラシアの攻略法・アクセス・混雑状況まで!家族サービスにもデートにもおすすめです!
横浜市にある、日本最大級の都市型動物園「よこはま動物園ズーラシア」。『ズーラシア(ZOORASIA)』とは、動物園(ZOO)と広大な自然をイメージしたユーラシア(EURASIA)をかけた造語。東京ドーム約10個分の敷地の中に約100種750点もの動物たちがのびのびと暮らしている、老若男女に大人気のスポットです。
たった800円で子どもから大人まで1日中遊べちゃうズーラシアは、家族サービスにピッタリ! もちろんカップルのデートスポットとしても大人気です。今回はそんなズーラシアの攻略法を徹底リポートしていきたいと思います。
目次
<交通アクセス>
<園内>
- ベビーカーや双眼鏡が借りられる、便利なレンタルコーナーも
- まずは園内案内図とイベントガイドをチェック!
- 予約不要で楽しめる「飼育員のとっておきタイム」をお見逃しなく
- おすすめは北門から回る順路。オカピ型のバスで北門へ移動
- 一番新しい展示ゾーン「アフリカのサバンナ」へ
- 「アフリカの熱帯雨林」でズーラシアの顔・オカピにご対面!
- 「わくわく広場」から「アマゾンの密林」ゾーンへ
- ここから折り返し。「日本の山里」と「中央アジアの高地」
- カンガルーとエミューが一緒に過ごす「オセアニアの草原」
- ホッキョクグマやペンギンが棲む「亜寒帯の森」
- ゾウやライオン、トラなど有名どころが揃いぶみ「アジアの熱帯林」
<体験プログラム&ガイドツアーまとめ>
<カフェ・レストラン・ショップ情報>
「よこはま動物園ズーラシア」ってどんなところ?
「生命の共生・自然との調和」をテーマに1999年にオープンした動物園で、動物たちを生息地の気候帯・地域別にそれぞれのゾーンに分けて展示しているのが特徴です。
オープン以来、徐々に展示ゾーンを拡張&拡充しながら営業し、2015年4月、ついに8つ目のゾーン「アフリカのサバンナ」が全面オープンし、約15年かけて全エリア開園となりました。動物の生態や行動を楽しく学んでもらうこと、彼らが暮らす地球環境の豊かさを知ってもらうことを目指したズーラシアの展示方法は、混合展示に取り組むなど、なるべく動物たちを自然に近い姿で見られるよう、さまざまな工夫が施されています。
各動物の飼育員によるガイドが聞ける「飼育員のとっておきタイム」もそのひとつ。毎日、いろんな時間帯に園内各所で行われているので、ぜひ参加してみて。その他、餌やりやラクダライド、ふれあい体験などもあり、8つのゾーンを巡りながら、世界一周旅行の気分で動物や自然環境について楽しく学ぶことができます。
電車ではどうやって行くの?
ズーラシアは、自然と広大な敷地がウリなだけあって、アクセス至便というわけには行かず、3駅あるどの最寄駅からもバスで15分ほどかかります(渋滞すると20分ほど...)。なので、車での来園者も多いです。かくいう私も、地図を見てちょっと不便そうだな...と尻込みして未体験だったクチですが、行けば納得、それだけの価値あり!と太鼓判を押したい。
都市型動物園としては不便に映るかもしれませんが、サファリパークに行くと思えば断然便利ですから! そう、動物との距離が近く檻が少ないズーラシアは、サファリパークに近い。公式HPにある「ようこそ、世界一周の動物旅行へ」というキャッチの通り、別世界にトリップできます。
ズーラシアへは、東京方面から電車で行くなら、東急東横線で「日吉」駅まで行き、横浜市営地下鉄のグリーンラインで「中山」駅へ(日吉〜中山間は約21分)、そこから「よこはま動物園行き」バスが安くて早くて便利です。
横浜やみなとみらい方面から行くなら、「横浜」駅からJR横浜線で「中山」駅へ(最短19分)、そこからバスがおすすめ。「横浜」駅から「よこはま動物園行き」バスも出ていますが、1時間もかかりますし、それよりは電車の方が早いと思います(渋滞がないし)。新幹線をご利用の方は、「新横浜」駅から「中山」駅へどうぞ(最短9分)。※時間帯により所要時間に変動あり
横浜市営地下鉄「中山」駅に着くと、さっそくズーラシアの動物たちがお目見え。「ようこそ、世界一周の動物旅行へ」の文字にわくわくしてきます!
そして、改札を出るとこんな親切な矢印が。これなら誰でもバス停まで迷うことなくたどり着けそうです。
さらに進むと、こんなクイズが。えーっと??なんの足跡かな...
あ!オカピだ! やばい...もう楽しい!
他にも、マレーバクやスマトラトラなど、いろんな動物の足跡が出口付近まで続いています。
出口を登った先にある、ズーラシア行きのバス停は長蛇の列。老若男女、外国人と多種多様
JR横浜線はこちらが出口。Beansという駅ビル隣接なので、ここで朝ごはんや飲み物を買ったりできます。1Fはファミマ、2Fには京樽やお惣菜屋さん、スーパーがありました。
「よこはま動物園行き」バスに揺られて約15分。ズーラシアに到着です!
車で来園する場合は、平日はバスロータリー隣の正門駐車場へ。混雑時は北門駐車場もオープンするので、その場合は見どころ満載の北門側に駐車すると便利です。
おすすめの曜日や時間帯は? 混雑状況など
動物たちが元気に動き回る様子を見るなら、開園直後か夕方がおすすめ。屋内の部屋から外へ出たばかりの動物たちは活発に動き回っていますし、夜行性の動物は夕方になると元気です。
ズーラシア攻略には、早起きが一番。特に、週末や連休中は開園前に行列ができる混雑ぶりなので、9時には到着して並んでおきましょう。駐車場は開園1時間前の8:30から開いていますし、バス停にもベンチがたくさんあるので、開園時間前に到着し、行列の様子を見ながら並ぶとちょうどいいかも。私が訪れたのは平日の10時。開園待ちの行列こそありませんでしたが、行きのバスは満員でした(開園してしまえば広い園内との対比で人影はまばらに感じるのですが)。
曜日としては、無料ガイドツアーのある水曜日や台所見学ツアーの開催&高校生以下は入園無料になる土曜日、どうぶつ教室が開催される日曜日がおすすめです。ズーラシアの魅力は、ガイドツアーや体験プログラムの多さ。実施される体験プログラムの日程に合わせて来園すると良いでしょう。
■ガイドツアー(定員なし)
毎週水曜日、13:30〜
(実施されるエリアは季節により異なります。)
6〜8月は「アジアの熱帯林」をガイドします。時間になったら「インドゾウ展示場前」に集合
■台所見学ツアー(定員20名)
毎週土曜日、13:30〜
当日先着順で「正門付近」で申し込み。時間になったらジャングルカフェの前に集合
■ズーラシアどうぶつ教室(定員20名)
毎週日曜日、13:00〜
当日先着順で「正門付近」で申し込み。「普段知ることのできない動物たちの裏話」や「動物に関するクイズや工作」などが楽しめます(内容は毎月変わる)。
この他、事前申し込みで参加できるイベント「大人のための1日飼育体験」や、期間限定イベント「ナイトズーラシア」など企画イベントが数々あるので、来園する前にはあらかじめHPのイベントカレンダーでチェックしておきましょう!
【ズーラシアのある神奈川一口メモ】
ズーラシアのある神奈川は、今回ご紹介したズーラシアだけでなく、異国情緒漂う中華街や洋館が残る山手などが魅力の「横浜」、鎌倉幕府の栄華を伝える「鎌倉」、日本屈指の温泉場「箱根」など、見所いっぱいです。日帰りで1つのスポットを訪れても良いですし、2泊3日ぐらいで横浜、江ノ島、箱根あたりをぐるっと散策するのも良さそうですね。
<日数と費用>(目安)
●旅行日数:1~4日間
●ツアー費用:約5,000円~約120,000円(関東発)
神奈川はどんなツアーがあるか、まずは探してみてはいかがでしょうか?
ベビーカーや双眼鏡が借りられる、便利なレンタルコーナーも
開園待ちの行列に並ぶ場合も、まずは入口の券売機でチケットを購入しておきます。大人800円、水族館などに比べるとリーズナブルで、ほんと動物園は家族サービスの救世主!
券売機の隣にレンタルコーナーがあり、音声ガイド(500円)や双眼鏡(200円)も貸してくれるとあったので、試しに音声ガイドを借りてみました。身分証を提示し、レンタル料に保証金500円(返却時に返ってくる)をプラスした1,000円を支払い、手続きをします。その他、車椅子(無料)やベビーカー(500円)、手押しカート(500円)もありました。※11/28より音声ガイド、双眼鏡、手押し車は廃止に。ベビーカーは600円に価格変更の予定
音声ガイドは、スイッチをONにしてMAP上の番号にタッチすると、その番号の動物の生態を音声で教えてくれます。今回は写真を撮りながら(しかも初来園)だったので、途中で聞くのを忘れてしまったりしましたが、借りてみてよかったです。クロサイは嗅覚が鋭く音にも敏感など、動物の豆知識をたくさん教えてくれます。
まずは園内案内図とイベントガイドをチェック!
いざ入園です! ゲートをくぐると、大きな案内MAPが見えます。その手前の左手に、園内案内図とイベントガイドがもらえるワゴンがあるので、この2つは必ずもらってチェック!
イベントガイドには、ふれあい体験やラクダライド、バードショーなどの時間や「飼育員のとっておきタイム」の時間が載っています。これを見ながら、できるだけ多くのプログラムを体験できるよう、1日のスケジュールをざっくりと組みます。
先着順で定員ありの体験プログラムを優先するなら、まずはそれらが集中している北門へ園内バスで向かい、「アフリカのサバンナ」から正門に戻ってくる"北門まわり"がおすすめです。
小さな子ども連れなら、いっそ動物はほどほどに、園内にいくつかある遊具のある広場でたっぷりと遊ばせてあげるのも手です。子どもは動物よりも遊具に関心が行きがち。無理に園内を1周しようとせず、噴水口から入って、遊具が集中する「みんなのはらっぱ」から「わくわく広場」へ進み、反時計回りにまわって正門から帰るコースはいかがでしょう?(写真は「サバンナのあそび場」です) 途中の「ころころ広場」や「ころこロッジ」では、ピクニック気分でお弁当も食べられます♪
大人のデートなら、四季折々の草花や野鳥が楽しめる「自然体験林」を歩いたり、「オージーヒルグリルレストラン」でゆっくり食事をしたり。自然豊かなズーラシアならではの、優雅な動物園デートが楽しめます。
予約不要で楽しめる「飼育員のとっておきタイム」をお見逃しなく
私は今回、ラクダライドとバードショー(できればモルモットとのふれあいも)を体験したかったので、北門まわりで攻略することにしました。ところが、バスがちょうど行ってしまったようで、30分ほど待つことに...。しょんぼりしていると、風に乗って飼育員さんの声が! どうやら11:00からのインドゾウの「とっておきタイム」が始まったようなので、そちらへダッシュ。
すでに20人ほど集まっていましたが、平日は空いているのか、人垣に埋もれることなくすんなりと見ることができました。
ゾ、ゾウが近い! ズーラシアは柵を感じさせない展示工夫が素晴らしい。
ゴクゴクと水を飲む姿。鼻をストローのようにして水を口に吹き出して飲んでいます。
ゾウには大きく2種類、森林に棲むアジアゾウと草原に棲むアフリカゾウがいて、ズーラシアにいるのはアジアゾウの中のインドゾウだそう。お話だけでなく、飼育員さんがゾウの牙やウンチを固めた標本(大きさを実感するため)を持たせてくれるなどサービス満点です。楽しくてためになるので、お目当ての動物の「とっておきタイム」はぜひお見逃しなく♪
おすすめは北門から回る順路。オカピ型のバスで北門へ移動
ズーラシアはとにかく広いので、園内を一周するだけでも3〜4時間かかります。しかも、ふれあい体験やバードショーなど楽しいプログラムもたくさんあり、食事や休憩の時間を入れると、くまなく遊び尽くすには1日じゃ足りないかも...。移動には園内バスを上手に使用しましょう!
園内バスの乗り場に戻ると、ちょうどバスがやってきたところ。広大な園内を移動するには、園内バスが便利です。本日はゾウさんのりばから北門のりばまで乗ります。平日はオカピ型バス「ズッピ」の1台運行、土日祝は青いサバンナ号と合わせて2台で運行するそうです。
バスの料金は1回大人(中学生以上)200円、小学生100円。乗り放題の1DAYパスは大人400円、小学生200円。チケットもオカピ。ここの券売機は1,000円札しか使えないので小銭の準備をお忘れなく!
バスの中にもオカピがちょこんと。シートカバーもジャングル模様です。
バスの壁面や窓にはアカアシドゥクラングールなど動物たちの絵が描かれています。
一番新しい展示ゾーン「アフリカのサバンナ」へ
北門のバス停を降りるとすぐ4種混合展示をしている「草原エリア」が見え、ちょうど朝ごはんを食べているキリンたちを発見! 高い木に設置された餌カゴへ首を伸ばし、ムシャムシャ。餌のおこぼれをいただこうとしているのか、シマウマやエランド(シカのように見えますがウシの仲間)がそのまわりをウロウロしています。
アフリカのサバンナゾーンの目玉はこの"4種混合展示"。同じ場所で生息する違う種類の動物たちを一堂に、草食動物と肉食動物の4種を混合展示しているは日本でここだけ! キリンやシマウマ、エランドとチーターが一緒に過ごしています(この時は、チーターを含む4種混合展示は奇数日のみで、私が行った日は偶数日で草食動物のみだったのですが、現在は毎日4種混合展示をしています)。
ズーラシアのいいところは、檻や柵が少なく(目立たず)、他の見物客の姿もできるだけ目に入らないように作られているところ。広い空と木々に縁取られた動物たちを眺めていると、サバンナにトリップしたような気分になれます。開放的で気持ちいい。
万が一にも、チーターが草食動物にガブリ...なんてことにならないのだろうか...と心配していましたが、チーターはライオンなどと違って群れで狩りをしないので、自分よりも体の大きな動物には基本的に向かっていかないそうです。肉食動物だからと一括りにはできないわけですね!
ガブッとやるタイプの肉食動物・ライオンはすでにお休み中。彼らも同じエリアにいるように見える展示工夫をしているそうです。
「アフリカの熱帯雨林」でズーラシアの顔・オカピにご対面!
お隣の「アフリカの熱帯雨林」ゾーンの目玉はオカピ。1999年のオープン当初、日本で初めて展示される珍獣として話題となったオカピですが、今もズーラシアの顔として活躍しています。
オカピが発見されたのはなんと20世紀に入ってから。ジャイアントパンダ、コビトカバと並ぶ世界三大珍獣とも言われ、アフリカのコンゴ共和国に5,000〜10,000頭しかいないと言われる絶滅危惧種。そんなオカピをアジアで初めて飼育、繁殖に成功したのもズーラシアなのです。
アジアでは日本でしか見られないオカピは、ズーラシアと、金沢動物園、上野動物園の3園でしか見ることができない珍獣です。足の模様がシマウマの仲間のようですが、実はキリンの仲間。特徴的なシマ模様も、熱帯雨林の中で姿をカモフラージュするためのものです。
屋内展示場も、オカピの生息地をイメージした熱帯雨林風のデコレーションがナイス!
オカピは、首が長くなる前の、大型のシカ程度の体格だった1,000万年前のキリンの祖先の特徴をそのまま残していると言います。その昔、森の奥に棲んでいたキリン科の祖先の一部がサバンナに進出し、高い所にある葉っぱを食べるために首が伸びたのがキリンで、オカピは森に残った祖先の末裔で「首が伸びなかったキリン」とも呼ばれています。ちなみにオカピとは、現地の言葉で「森のウマ」という意味だそうです。
近くで見ると長〜いまつ毛とクリクリした目がかわいい。たしかに顔に注目するとキリン顔...。キリンと同じようにベローンと青黒い、非常に長い舌を持っているので、餌を食べている口元をよく観察してみてください。
耳のフォルムが面白い、アカカワイノシシもこのエリアの住人。ゲームのキャラクターになりそうな個性的な出で立ちで、なかなかのブサかわいさです。
「わくわく広場」から「アマゾンの密林」ゾーンへ
お隣の「アマゾンの密林」ゾーンへは、オカピのすべり台のある「わくわく広場」を通ります。子どもたちに大人気の広場なので、ほとんどのご家族はここに暫し足留めされます。
こんな感じの休憩スペースもあるので、遊ばせながら休憩するにもちょうど良い。
ズーラシアはとにかく広く、園内を歩いて、動物たちの暮らす森から森へと旅していく...そう思わせてくれます。植栽されている木々もゾーンごとに変化。休憩用の東屋にもその地域ごとのカラーが出ていて、世界観の作り込みはさながらディズニーランドのよう。檻から檻へ移動して動物を見て回る都市型動物園に慣れた身としては、新鮮な楽しさでした。
ベンチにもオカピ。細部にまで遊び心が。
マングローブ風の小径など、雰囲気たっぷり。水の中にはワニの石像がいて「お金を投げないでください。ワニがおなかをこわします」と書かれた看板も(笑)。
アマゾン川流域の沼地からジャングル、そしてアンデス山脈までを演出した「アマゾンの密林」ゾーンには、カピバラやメガネグマ、そして11〜16kgとちょっと大きめな猫ぐらいのサイズのオセロットなどを展示しています。午後の日差しの中、みんなウトウトとまどろみ中。
ここから折り返し。「日本の山里」と「中央アジアの高地」
トイレや授乳室を完備した休憩スポット、アマゾンセンターを抜けると「日本の山里」ゾーンです。しかし、ここまでに体験プログラムを堪能し、園内をゆっくり見すぎたため、そろそろ時間がなくなってきたので、ニホンザルやツキノワグマ、ツシマヤマネコなどが暮らす「日本の山里」はパスして次回持ち越しに...。
広大なズーラシアを1日で攻略するには、まんべんなく見るのではなく、お目当ての動物&気になるゾーンに集中するべし。朝から来れば余裕でしょ、という慢心は禁物! と反省です。
「中央アジアの高地」ゾーンでは、日本ではズーラシアでしか飼育していないモウコノロバやテングザルなどに会えます。大きな鼻が特徴的なテングザル。立派なテングになれるのはオスだけだそうなので、この子たちはメスなのね。
カンガルーとエミューが一緒に過ごす「オセアニアの草原」
「オセアニアの草原」ゾーンでは、14:00からのアカカンガルーの「とっておきタイム」に滑り込み(5月末で変更。6〜8月は別の動物種で実施中です)。どうやらエミューはすでに退散してしまった後でしたが、普段は混合展示で見られます。大きな岩場やユーカリの木がオーストラリア大陸を彷彿とさせるゾーンです。
アカカンガルーの体の色は、オスは胸部から出る赤い分泌液で赤褐色をしていますが、メスは灰色なんだそう。ぜひオス・メスを見分けてみてください。
カンガルーの立ち幅跳びに挑戦!と書かれたコーナー。カンガルーはなんと8mもジャンプすることができるそう。身をもって動物のすごさを体感させる仕掛けがいい!
ホッキョクグマやペンギンが棲む「亜寒帯の森」
続いて「亜寒帯の森」へ。針葉樹が続くエリアに、山岳地帯や夏の北極を模した展示場が広がります。ホッキョクグマの展示は、イヌイットのカヤックが飾られた丸太小屋が目印。
よくある氷山ふうの白壁ではなく、アラスカっぽい岩場で元気に動き回るホッキョクグマは、よりクマっぽい...。他の動物園よりも近距離&四方八方から見られると人気のスポットです。
大きな個体がオスで、小さい丸っこい方がメスなのかな〜と名前をチェックすると、オスはジャンブイ、メスはツヨシ。...え??? メスなのにツヨシ???
気になって調べたところ、実はツヨシ、性別を間違えられていた過去があり、なんと"婿入り"していたこともあるとか。婿入り先でいっこうに繁殖行動を起こさないので(そりゃそうだ)DNA鑑定をしたところ、メスだと判明。改めて、2016年3月にズーラシアへ"嫁入り"してきたという、なかなかユニークな経歴の持ち主でした(笑)。
2Fの展望デッキからは、展示スペース全体を見下ろせます。ガラスの窓から泳ぐ姿を近くで見つつ、上から全体を見渡すこともできるこの展示場、かなりおすすめです♪
この日は暑かったからか、水の中をバシャバシャと泳ぐツヨシ。
ホッキョクグマのお隣はミナミアフリカオットセイ。気持ち良さそうに寝ています。
そのお隣はフンボルトペンギンの展示スペース。水の中を泳いだり、岩場に立ち尽くしたり。
愛らしいレッサーパンダもこのゾーンの所属のようです。ミャンマー北部から中国南部の標高2,000m以上の竹の多い林に分布し、主に樹上で暮らしているそう。木の上で寝ていた子が、カメラを向けたら起きてくれました!
屋内展示場で眠りこけるもう一頭。フサフサの毛並みが気持ち良さそう。半目を開けて寝ている姿がかわいい♪
ゾウやライオン、トラなど有名どころが揃いぶみ「アジアの熱帯林」
最後のゾーン、「アジアの熱帯林」には、ライオン、トラ、ゾウ、オランウータンなど、おなじみの動物たちが大集結! 広大な園内を歩いて疲れたカラダでも、思わずテンションが上がってしまうラインナップです。今回、北門まわりを選んだ理由も、実はここにあり。終わりよければ全てよし。最後にメジャーどころをまとめて見て疲れを吹き飛ばすこの作戦、おすすめです。
陽も傾きはじめ、ちょっと元気になってきた? 歩いて何かを探しているインドライオン。アフリカのライオンに比べるとやや小柄で、タテガミも短く、尻尾の房毛が長いそう。
「世界一美しいサル」と言われるアカアシドゥクラングールは、日本ではズーラシアでしか見られません。2018年9月3日まで、来園20周年企画としてパネル展示も行なっています。
のしのしと歩きまわるスマトラトラ。茶色味が強く、頰の毛が長いのが特徴です。
ボルネオ島に棲むボルネオオランウータン。オランウータンとはマレー語で「森の人」という意味で、1日のほとんどを木の上で過ごしているそうです。人懐っこい性格なのか、私たちを見つけると、こちらものしのしと寄ってきてくれました♪
オランウータンの展示場の近くでポリネシアンな雰囲気の置物を発見。アフリカのサバンナからアジアまで、長かった旅ももうすぐ終了です。
最後にインドゾウをもう一度。穏やかな顔に癒されて、動物たちにさようなら。
迫力のバードショーは無料とは思えない満足度!
ズーラシアに来たからには、人気のプログラム「バードショー」を見ない手はありません! 各回定員200名なので、週末でも満員で入れない...なんてことは無さそうなのも◎。
■バードショー(無料)
①11:30〜12:00 ②14:00〜14:30 の2回行なっています。※雨天・強風時は中止です
11:30からのバードショーを見ようと移動中に鷹匠!?に遭遇。ダルマワシのゲティはここからショーに登場するところでした。こんな風にズーラシアでは動物との距離が近いのです。
バードショー会場。先ほどのダルマワシが奥の飼育員のところへ飛んで行く姿、見えますでしょうか? 平日だけに観客もまばらでしたが、席取りをするなら私のおすすめは会場の両脇です。鳥たちを飛ばす飼育員が会場の端と端に立つため、飛んでくる迫力が味わえますよ!
こっちへ向かって飛んできます!
輪を持ちたい人は手を上げて前へ。すぐ近くを飛んでいきます!
お花を咥えたり、見事な輪くぐりを披露してくれたズアカハネナガインコのエールとヨウムのテル。
ルリコンゴウインコのアイ。色とりどりのインコたちと、最後に記念写真も撮れます!
エサやりやひき馬、ラクダライドなど、動物とのふれあい体験も豊富
ズーラシアは動物と間近でふれあえる体験プログラムも充実。これがズーラシアのリピーター率の高さの秘密? 動物園は珍しい動物を見るだけでなく、楽しみながら彼らのことを学べるところなのだと再確認させてくれます。※ふれあい体験は天候や動物の体調などにより、中止となる場合がありますことをご了承ください
■ラクダライド(1回500円)
5歳以上で身長100cm以上、体重80kg未満であれば大人もOKです♪
①10:00〜11:00 ②12:30〜13:30 ③15:00〜16:00 の3回、毎日実施しています。
乗っている時間は5分ほどですが、ラクダに乗るという貴重な体験とコブや毛並みに触れることができ、大満足♪ こちらに顔を近づけてくれるサービスタイムもあり、お顔をなでなで。長いまつげと大きな瞳を堪能することができました。
各回は先着順で定員25名。開始時間にラクダ乗り場に集合です。私は12:30からの回に参加するために15分前に行きましたが、もう1組いるだけだったので、平日であればぴったり集合でも大丈夫そう。週末は混み合うので、15分前には乗り場の右手にある小屋に集まり、順番を待ちましょう。
■ピグミーゴートとのふれあい(無料・定員なし)
「アフリカのサバンナ」で開催。時間に集合すると小型のヤギたちとふれあえます。
①10:00〜11:00 ②15:00〜16:00 の2回開催。
■モルモット・パンダマウスとのふれあい(無料)
「ぱかぱか広場」で開催している、子どもに大人気のふれあい体験。
平日:①12:30〜13:30(定員20名×6回)②14:00〜15:00(定員20名×6回)
土日祝:①10:00〜10:40(定員20名×4回)②11:10〜12:00(定員20名×5回)③12:30〜13:30(定員20名×6回) ④14:00〜15:00(定員20名×6回)
■ひき馬体験(300円)
「ぱかぱか広場」で開催している、ポニーの乗馬体験。1人乗りは100cm以上・90kg以下、2人乗りは90〜100cm・合計体重70kg以下(親子)が対象です。
①12:00〜12:30 (定員20名、12:20受付終了)
②15:00〜16:00 (定員30名、15:45受付終了)
このほか、エサやり体験(100円)もあり。
9:30〜11:00、13:30〜14:30 の計2回。
【ズーラシアのある神奈川一口メモ】
ズーラシアのある神奈川は、今回ご紹介したズーラシアだけでなく、異国情緒漂う中華街や洋館が残る山手などが魅力の「横浜」、鎌倉幕府の栄華を伝える「鎌倉」、日本屈指の温泉場「箱根」など、見所いっぱいです。日帰りで1つのスポットを訪れても良いですし、2泊3日ぐらいで横浜、江ノ島、箱根あたりをぐるっと散策するのも良さそうですね。
<日数と費用>(目安)
●旅行日数:1~4日間
●ツアー費用:約5,000円~約120,000円(関東発)
神奈川はどんなツアーがあるか、まずは探してみてはいかがでしょうか?
ズーラシアでしか食べられない限定メニューをチェック!
特徴あふれる4つのレストランがあり、それぞれ、ここでしか食べられない限定メニューがあります。ズーラシアらしい、動物の生息地域にちなんだメニューの数々。食事でも世界中を旅行する気分をお楽しみあれ♪
アフリカのサバンナゾーンにある「サバンナテラス」では、世界美食ランキングにも選ばれたアフリカ料理、ムアンバライス(1,180円)が楽しめます。※お弁当の持ち込みも可
野菜がたっぷり入ったトマト味の煮込み料理を、ムシカキ(650円)という名の東アフリカの牛串や、アフリカのビール(各700円)とともに味わえば、旅行気分が高まります!
オセアニアの草原ゾーンにある、ガラス張りのレストラン「オージーヒルグリルレストラン」。ここではオージービーフステーキ(1,580円)が楽しめます♪ 。※お弁当の持ち込み不可
アジアの熱帯林ゾーンにあるフレッシュネスバーガー「ジャングルカフェ店」では、限定のズーラシアバーガー(540円)をいただけます。
噴水口を出てすぐのアクアテラスにあるサーティーワン「よこはま動物園ズーラシア店」では、オカピやゾウをモチーフにしたハッピードール(450円)を販売。フレーバーは自由に選べます。
食べるのがもったいないほどかわいい♪疲れた体に甘くて冷たいアイスが染み渡ります♪
お土産ものはバス停近くの「アクアテラスギフトショップ」で
お土産を買うなら、噴水口を出て、路線バスのバス停方面にある「アクアテラスギフトショップ」が便利です。バスの時間を調べてから、アイスを食べたり、お土産を買ったりするのをおすすめします。
ここでも、ズーラシアのアイドル、オカピ推し。ぬいぐるみにサブレ、おかきとピーナッツのおつまみ「おかピー」やら、履くとオカピになれるオカピ靴下まで、オカピグッズが溢れています。
閉園時間近くになると帰りのバスは平日も大混雑になるので(近くにある横浜旭陵高校の生徒の下校時間にかぶるため)、出発の15分前には並んでおくようにしないと、満員で乗れなかった...なんてことに。十分にご注意を!
ここまで読んで、行ってみたい!と思った方へ。施設概要
■住所:神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
■電話番号:045-959-1000
■開園時間:9:30〜16:30(入園は16:00まで)
■定休日:毎週火曜日(祝日の場合は開園し、翌日休園)、12/29〜1/1
※臨時開園あり(イベントカレンダーでご確認を)
■料金:一般800円、高校生300円、中・小学生200円、小学生以下無料
※毎週土曜日は小・中・高校生は無料(要学生証等)
※20名以上の団体は20%割引。一般640円、高校生240円、中・小学生160円
・年間パスポートは18歳以上2,000円/購入日から1年間(よこはま動物園ズーラシアと金沢動物園と共通で使えます)
・新江ノ島水族館&よこはま動物園ズーラシアのお得な前売りチケットも!
※一般2,610円、高校生1,620円、中・小学生1,080円、小学生未満540円
※購入日より3ヶ月間(取り扱いはローソン・ミニストップのみ)
■アクセス:
<電車の場合>
・相鉄線「鶴ヶ峰」駅北口、相鉄線「三ツ境」駅北口、JR横浜線・横浜市営地下鉄「中山」駅南口の各駅から「よこはま動物園行き」バスで約15分
・JR東海道線・横須賀線・京浜東北線、京浜急行線、東急東横線、みなとみらい線、相鉄線、横浜市営地下鉄「横浜」駅から「よこはま動物園行き」バスで約60分
<車の場合>
・保土ヶ谷バイパス「下川井I.C.」から約5分(2km)
・第三京浜「港北I.C.」から約20分(7km)
・東名高速「横浜町田I.C.」から約15分(6km)
・首都高速「葛西JCT」から約50分(52km)
■駐車場:2,200台
※開園1時間前〜閉園1時間後まで(入稿は閉園30分前まで)
料金は1日1回 1,000円 (バスは2,500円)
■公HP:よこはま動物園ズーラシア
【ズーラシアのある神奈川一口メモ】
ズーラシアのある神奈川は、今回ご紹介したズーラシアだけでなく、異国情緒漂う中華街や洋館が残る山手などが魅力の「横浜」、鎌倉幕府の栄華を伝える「鎌倉」、日本屈指の温泉場「箱根」など、見所いっぱいです。日帰りで1つのスポットを訪れても良いですし、2泊3日ぐらいで横浜、江ノ島、箱根あたりをぐるっと散策するのも良さそうですね。
<日数と費用>(目安)
●旅行日数:1~4日間
●ツアー費用:約5,000円~約120,000円(関東発)
神奈川はどんなツアーがあるか、まずは探してみてはいかがでしょうか?
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