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水族館が進化中? カワスイ 川崎水族館の「今風ポイント」を探す!

記事投稿日:2022/08/10最終更新日:2022/08/10

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水族館が進化中? カワスイ 川崎水族館の「今風ポイント」を探す!

日本に初めて水族館ができたのは、1882年(明治15年)。恩賜上野動物公園にできた小さな淡水のアクアリウム「観魚室(うおのぞき)」からはじまり、時代とともに進化してきた水族館。今のトレンドは進化系水族館なんだそうです。

なかでも特に、新しくできた「カワスイ 川崎水族館」には今風なポイントがたくさんありそうなので、現代的な水族館にはどんな魅力があるのか調べに行ってきました!

目次

<1. 「カワスイ 川崎水族館」とは>

<2. ポイント1:水族館なのに? アクセスしやすい場所にあるカワスイ>

<3. ポイント2:展示方法がユニーク! 映像や照明も駆使して生態系の自然を表現>

<4. ポイント3:デジタル技術満載! 水中カメラ映像のAI解析って何?>

<5. ポイント4:飼育担当クルーによる解説やQRコードの案内で、より深く楽しめる!>

<6. ポイント5:魚以外にも、鳥やサル、ナマケモノなどさまざまな生きものに会える>

<7. ポイント6:昼でも夜でも楽しめる水族館>

<8. ポイント7:おしゃれカフェが充実! カワスイには猫カフェまで!>

<9. ポイント8:オフィシャルショップにはオリジナルグッズも充実!>

<10. ポイント9:コラボ企画やイベントが多数!何度行っても面白い>

<11. ポイント10:子ども連れにやさしい企画&スペースが充実!>

<12. 水族館が進化し続ける理由って?>

<13. 「カワスイ 川崎水族館」の基本情報>

「カワスイ 川崎水族館」とは

「カワスイ 川崎水族館(以下、カワスイ)」は、2020年、川崎駅前の商業施設「川崎ルフロン」のリニューアルに伴い、日本で初めて既存商業施設内に誕生した都市型水族館です。もともとあった施設の中にできた水族館なので、イルカショーやジンベイザメが泳ぐ巨大水槽のようなものこそありませんが、「世界の美しい水辺」をテーマに、川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンの熱帯雨林まで、世界の様々な環境に暮らす生きものを最先端のテクノロジーを駆使したユニークな展示方法で話題となっている水族館です。

それでは、カワスイにはどんな今風ポイントがあるのか探してみましょう!

ポイント1:水族館なのに? アクセスしやすい場所にあるカワスイ

水族館というと海の近くや観光地にあって、「今週末は水族館に行くぞ!」と計画立てて行かないといけないイメージはないでしょうか。でもカワスイは、JR川崎駅から徒歩1分というアクセスの良さ! 駅前の商業施設の中にあるので、買い物のついでに、仕事や学校帰りに、身構えずに気軽に立ち寄れるのは大きなメリットです。暑い夏は特に、屋外の移動が少ないことが何よりもありがたい。

JR川崎駅の中央南・中央北の改札口を出たら東口方面(ラゾーナ川崎の反対方向)へ進み、階段を降りると目の前にロータリーがあります。

川崎駅改札

スターバックスの下

アトレの前を抜け、スターバックスの下を進み、クリスピー・クリーム・ドーナツを右手に角を曲がるとすぐに川崎ルフロンが見えてきます。

川崎ルフロン

川崎ルフロン2

川崎ルフロンの中央吹き抜けにある1階から直通のエレベーターで10階まで上がれば、カワスイに到着です。施設は9・10階にありますが、チケットカウンターは10階なのでご注意を。ちなみに、地下街を通れば、JRや京急の駅から雨の日も濡れずに行くこともできます。

ポイント2:展示方法がユニーク! 映像や照明も駆使して生態系の自然を表現

館内は6つのゾーンに分かれていて、70個の水槽に約300種の生きものを展示しています。

多摩川ゾーンでは、多摩川の景色とともに上流に棲むヤマメ、中流に棲むオイカワ、下流に棲むコイが泳ぐ3つの水槽を並べ、生態系を表現しています。

多摩川ゾーン

アフリカゾーン
<写真提供/カワスイ>

アフリカゾーンは、アフリカの大地をイメージしたオレンジと赤で統一され、古代魚と呼ばれるポリプテル・ビキールや肺魚最大級の種・プロトプテルス・エチオピクスなど、不思議な魚たちが展示されています。

パンタナル
<写真提供/カワスイ>

南アメリカゾーンの「パンタナルエリア」では、カワスイ最大の水槽とアマゾン川流域の映像を組み合わせて、世界最大級の熱帯湿原・パンタナルを再現しています。ちなみに、パンタナル水槽ではエサやり体験もでき、大人気のイベントです(10時~、13時~の2回)。

アマゾンゾーンメイン
<写真提供/カワスイ>

アマゾンゾーンでは、熱帯雨林の温室の中にアロワナやピラルクの泳ぐ水槽やカピバラの部屋を配し、熱帯雨林に降り注ぐスコールや霧も再現して、臨場感たっぷりの演出を楽しむことができます。各ゾーンの映像コンテンツや照明、音響は朝、昼、夕、夜の時間帯で変わるので、何度訪れても新鮮な驚きが味わえます。

ポイント3:デジタル技術満載! 水中カメラ映像のAI解析って何?

今風ポイントの3つ目は、水族館にデジタル技術が駆使されていること。

カワスイでは、水中カメラ映像をAIがリアルタイムで解析し、水槽内の生きものの名前と解説を大型のディスプレイやタッチスクリーンに自動で表示する「LINNE LENS Screen(リンネレンズ・スクリーン)」を導入しています。

リンネレンズ・スクリーン
<写真提供/カワスイ>

8つの水中カメラと11台のタッチパネルが設置され、生きもの目線の躍動感あふれるライブ映像が見られるほか、画面の魚をタッチするとその解説が画面上に出てきます。直感的に使えるため、子どもから大人まで、幅広い層に人気のアイテムです。

リンネレンズ・スクリーン使用イメージ
<写真提供/カワスイ>

パノラマスクリーンゾーンでは、200度のダイナミックな広角スクリーンで、デジタル動物展示システムを用いた映像を日本で初めて常設展示しています。

パノラマスクリーン
<写真提供/カワスイ>

常設展示は、アマゾン川に棲むアマゾンカワイルカやアマゾンマナティたち。CG映像とセンサーのインタラクティブな仕掛けで、足跡のマークのところに立って手を振るとイルカたちが寄ってきて挨拶してくれる、ふれあい体験ができます。手を降ってくれたり、くるくるっと回ってくれたり、愛嬌たっぷりの姿に大人も子どもも大はしゃぎでした。

また、カワスイクルーが解説を行う「世界のクジラに会いに行こう」では、実寸大の世界のクジラたちをダイナミックなスケールで観察することができます。毎日14時半、17時半の2回、各回20分程度です。こちらも無料なので、ぜひ大迫力のクジラたちを体験してみてください。

また、エントランスのプロローグや各ゾーンの入口にあるチョークアートにも注目して。描かれた木々の間からゴリラやオカピ、コアラが顔を出したり、蝶や鳥が飛んできたりする、デジタルサイネージによるユニークな仕掛けが、世界の水辺を歩いているような気分にさせてくれます。

オセアニア・アジアゾーン
<写真提供/カワスイ>

ポイント4:飼育担当クルーによる解説やQRコードの案内で、より深く楽しめる!

タッチパネルのない小さな水槽にも、一つひとつ、飼育担当クルーによるトリビア溢れる紹介札が立っていたり、QRコードをスマホで読み込むと展示されている生きものの解説が見られたり。美術館で音声ガイドを借りた時のような面白さが体験できます。

QR魚名板
<写真提供/カワスイ>

飼育担当クルーによるオリジナル解説も参加無料で行われており、最先端のAIテクノロジーを組み合わせて楽しむことができます。

カワスイのクルー
<写真提供/カワスイ>

飼育員解説では、生きものへのエサやりや解説を見ることができます。生きものによって異なるので、実施の曜日・時間帯などは公式サイトで要確認です。これを目当てにスケジュールを組んで来館するファンも少なくないそう。鋭い歯で貪欲に食らうピラニア、ダイナミックにジャンプをしながら食べるアロワナ、水鉄砲でエサを撃ち落として食べるテッポウウオなど、個性豊かな面々のエサやりが楽しめます。

このように体験型の展示が充実しているのも、今風なポイントですね。

ポイント5:魚以外にも、鳥やサル、ナマケモノなどさまざまな生きものに会える

カワスイでは、魚だけでなく、水辺の近くに棲む生きものたちも生態系として展示しています。アフリカゾーンの昼間はパーソン・カメレオン、夜は夜行性のサル、ショウガラゴと、昼夜で展示する生きものを入れ替えています。1つの展示スペースで2種類の生きものが展示できる、省スペースな都市型水族館ならではの知恵ですね。

パーソンカメレオン
<写真提供/カワスイ>

ショウガラゴ
<写真提供/カワスイ>

また、カピバラやフタユビナマケモノ、オニオオハシ、ショウジョウトキなど、多彩な生きものに出会うことができるアマゾンゾーンでは、平日11~12時、14~15時、土日祝11~13時、14~16時に「アマゾンタイム」を開催中です。

アマゾンデッキというカピバラたちの棲むブースの中に入って、生きものたちを観察することができる貴重なチャンスにはカピバラのエサやり体験もでき、「動物園よりもゆっくり近くで見られる」と密かにファンも多いようです。エサやりの間、3頭いるカピバラのそれぞれの特徴を飼育担当クルーが解説してくれ、とても楽しいひとときでした。

カピバラのえさやり
<写真提供/カワスイ>

ちなみに、カピバラは水の中でしか排泄しないそうです。アマゾンデッキから続く水槽には、カピバラの糞を食べてくれる魚が泳いでいました。よくカピバラが水浴びしている姿を見かけますが、あれはもしかすると......最中なのかもしれませんね。

また、館内にはモルモット、ウサギ、リクガメとふれあうことができる「ふれあいパーク」もあり、生きものが好きな子どもたちに大好評のスポットになっています。

ポイント6:昼でも夜でも楽しめる水族館

アマゾンゾーン
<写真提供/カワスイ>

カワスイでは、昼と夜で照明・音響演出が異なります。オープン当初は昼の部、夜の部で営業していたそうで、通し営業となった今でも、夜のアマゾンの幻想的な雰囲気は別格です。

そんな夜のカワスイをより楽しめるよう、18時以降には「アマゾンナイト」を開催中!ランタンを持って、夜行性の生きものの観察をしたり、夜のアマゾンを探検できるドキドキワクワクの無料プログラムです。親子連れが少なくなる時間帯からということもあり、カップルに人気のプログラムです。

ポイント7:おしゃれカフェが充実! カワスイには猫カフェまで!

カワスイには3つのカフェがあります。

エントランスに併設の「CAFE CRAM」では、オリジナルのポップコーンやパフェが楽しめます。こちらは入館前の待ち合わせにおすすめです。

館内にある「こもれびカフェSweets&Cafe」は森をコンセプトにしたカフェで、オリジナルスイーツのほか、ピラルクフライカレー(1,480円)も人気メニューです。

こもれびカフェのピラルクフライカレー

悠然と泳ぐピラルクを観た後に食したピラルクは、白身魚というよりも鶏肉に近いような、力強い味でした。カレーの方は、スパイスを感じつつ、ココナッツの効いた、子どもにも辛すぎない味でした。他に、ピラルクフィッシュ&チップス(1,320円)などもありました。カワスイオリジナルラベルのクラフトビール(700円)は、地元・川崎市のもので、全4種類です。

そして、「こもれびカフェSweets&Cafe」の隣にあるのが、天空の猫カフェ「ソラネコカフェ」。カフェの席からも猫たちの愛らしい姿を見ることができます。

ソラネコカフェ

ポイント8:オフィシャルショップにはオリジナルグッズも充実!

「カワスイ オフィシャルショップ」には、カワスイのオリジナル商品も豊富で、カワスイ限定のぬいぐるみや、水族館の仲間がプリントされたお菓子、オリジナルデザインのトートバッグやクリアファイルなど、お土産にぴったりの商品が目白押しです。

スーベニア機能とミュージアム機能を併せもったスポットなので、図鑑や標本なども展示・販売されています。

カワスイオフィシャルショップ

でも、カワスイといえば、かわいい魚類のぬいぐるみの充実度でしょう!ピラニア、ピラルク、ナマズ、ポルカドットスティングレイなど、ちょっと他では見かけないような、珍しい淡水魚のぬいぐるみが山のように並んでいます。カワスイオリジナルの、カワスイ2大人気魚、ピラニアのハンドパペットや、握ると音がなるピラルクのぬいぐるみも実にキュートでした。

カワスイオフィシャルショップ

また、買い物袋(有料)のデザインがとてもステキなので、袋だけ多めに購入したくなるほどでした。

ポイント9:コラボ企画やイベントが多数!何度行っても面白い

カワスイはイベントの新しさにも定評があり、常に特別企画展示がカワスイホールで行われています。

取材時には「角川の集める図鑑GET!」とのコラボレーション企画第2弾で、「恐竜・古代生物展〜図鑑から飛び出した生きものたち~」が開催されていました。

カワスイホールがまるで巨大な図鑑のようになり、カンブリア紀、デボン紀、ジュラ紀の恐竜たちと一緒に、その時代から生息しているカブトガニや、ロイヤルナイフフィッシュ、ポリプテルス・エンドリケリーなどの古代生物が大集合していました。どことなく恐竜っぽさを感じる古代魚たちは、太古の昔から地球上にいたのかと思うとロマンを感じます。

カワスイの特別企画展示

親子で来ていた男の子も目をキラキラさせて古代魚たちを眺めていました。年間パスポートで何度も訪れる、リピーターキッズも多いそうです。ちなみに、企画で展示されている生物は、カワスイにもともといたものであったり、企画展のために用意したものであったりするそうです。

カワスイの特別企画展示

すぐ横で、体験企画として「本物の化石を掘ってみよう!」も開催されていました。アンモナイトかスピノサウルスの歯が出てくるらしく、ちょうどチャレンジしていた親子が大当たりのスピノサウルスの歯を掘り当て、ガッツポーズをしていました。大人も童心に返ってしまう、こういった企画はいいですよね。

ポイント10:子ども連れにやさしい企画&スペースが充実!

カワスイでは、毎月第3土曜日を「カワスイこどもの日」として、絵本の読み聞かせやこども工作などのイベントを開催しています。

また、9階の「こもれびカフェSweets&Cafe」の隣には、子連れのお客さんが休憩できる「キッズルーム」があり、のんびりくつろげる芝生や、絵本などが用意されています。

キッズルーム.jpg

カフェでご飯を待つ間や、ご飯を食べ終わった後、子どもたちがのんびり過ごせるスペースがすぐ近くにある、これほど助かることはありません。授乳やオムツ替えができる、完全個室のベビーケアルームもあるそうです。

授乳室_mamaro
<写真提供/カワスイ>

今回の取材中もたくさんの親子連れに会いました。駅近でアクセスが良く、ベビーカーで回遊できて、こども向けイベントやキッズルームもあるカワスイは親子のオアシスのようです。

小学生の子たちは「恐竜・古代生物展~図鑑から飛び出した生きものたち~」の「カワスイの古代魚をさがそう!」というナゾトキシートを片手に、水槽を覗き込み、魚の説明を読みながら謎解きに集中していました。子どもにも大人にも楽しい空間であるというのは本当に貴重だと思います。年間パスポートが大人6,000円なので、3回通えば元が取れると、年間パスポートで利用しているご家族が多いというのも納得です。

水族館が進化し続ける理由って?

今回訪れてみて、都市型水族館の面白さにすっかりハマってしまいました。水族館は魚を鑑賞するだけでも楽しいところですが、QRコードやタッチパネルでその魚の特徴や生態系について遊びながら知識を得る、インタラクティブな楽しみ方をカワスイで教わりました。「世界の水辺を冒険しよう」というコンセプトのとおりに、図鑑の中に入り込んだような没入感のある演出が見事でした。

施設の方に伺ったところ、既存の商業施設内に水族館を作るにあたり、小さな水槽しか置けないというデメリットがあったため、それをどう解消して魅力に変えていくかが課題だったそう。試行錯誤し、マイナーチェンジを繰り返しながら、小型水槽だからこそ、より近くで、360度から魚を見ることができるメリットを生かした今の形になったそうです。

最新技術を駆使しつつ、水槽の演出や見せ方を工夫していけば、イルカショーや巨大水槽がなくても、十分に魅力的な水族館として成立するのだと実証してくれたカワスイ。

これを機に、全国的に駅前の商業施設に水族館が併設されるようになったら楽しいですよね。既存の枠を超え、新しいチャレンジをしていく都市型の進化系水族館が今後も増そうな予感にワクワクします!インタラクティブな水族館の魅力を体験しに、ぜひあなたも今風な水族館に訪れてみてください。

「カワスイ 川崎水族館」の基本情報

最後に、カワスイ 川崎水族館の基本情報です。

  • 住所:〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 川崎ルフロン9・10F
  • 電話:044-222-3207(終日10:00~18:00)
  • 開館時間:10:00~20:00(最終入館19:00)
  • 入館料金:大人2,000円/高校生1,500円/小・中学生1,200円/幼児(4歳以上)600円
  • 休館日:年中無休 ※川崎ルフロンの休業日に準じて1月1日が休館 ※そのほか、水族館のメンテナンスやイベント等による臨時休業あり
  • アクセス:JR川崎駅東口より徒歩1分、京浜急行川崎駅より徒歩5分
  • 駐車場:専用駐車場はありません。川崎ルフロンの駐車場や、川崎ルフロンの提携駐車場をご利用ください
  • 公式サイト:カワスイ 川崎水族館

>>館内イベントスケジュールはこちら

※本記事は2022年8月1日時点の情報のため、最新情報は公式サイトでご確認ください

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