【メキシコ】ピンクラグーン!自然の神秘が織りなすファンタジーの世界

メキシコ、ユカタン半島は世界指折りの高級リゾート、カンクンがあることでも有名ですね。その広大な土地は手つかずの自然が広がり、多くのエリアは自然保護区に指定されるだけでなく、マヤ文明が最も繁栄した地域であり、多くのマヤ遺跡が今でも眠っていることでも知られています。そのため、多くの探検家の心を奪った場所でもあります。

カンクンのリゾートエリアを一歩離れば、パーティー三昧のカンクンからは想像ができないような静けさとスピリチュアルな雰囲気に驚かされます。

今回ご紹介するスポットはそんなユカタン半島の自然保護区域「リオ・ラガルトス」の湿地帯にある最東端の街「ラス・コロラダス」にあります。人口1000人ほどの小さな漁村「ラス・コロラダス」の入り口にはなんと、夢の世界に迷い込んだかのような「ピンク色の湖」があると、近年SNSなどでも話題になっているんです。まるでSF映画のワンシーンかのようなファンタスティックな光景に夢中になること間違いなし!

<目次>

なぜピンク?まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような世界!

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<もちろん100%天然!人工じゃありません。>

美しいピンク色の謎は、その成分にありました。実はピンクラグーンは使われなくなった塩田で、周りに白く見えるのは塩。水がピンク色になるのは水分に含まれる赤いプランクトンと小エビのせいなんだとか。フラミンゴが主食にしている小エビだそうで、フラミンゴがあんなドリーミーなピンク色なのも納得。日が差すと白い塩田にピンク色が綺麗に反射するのでこのような絶景が生まれたというわけ。まさに自然のアートです。

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<この湖の正体は塩田!舐めたらしょっぱい>

ピンクラグーンへの行き方は?

絶景たるものそう簡単に拝めません。ピンクラグーンのある「ラス・コロラダス」は、一番近いメジャーな都市であるカンクン、またはメリダから車で最低3時間。舗装のままならない道の上、舗装作業につき交通止めの連続。3時間以上はかかるのです。目的地まで直接行ける公共交通機関はありません。高速バスと路線バスを乗り継いでなんとか行くか、手っ取り早くツアーに参加するか。効率的なのは俄然レンタカーですが、でこぼこ道の長時間ドライブは覚悟必須です。

ジャングルを切り分け延々と続く一本道のあと何の変哲もない海岸沿いをしばらく走ると、「本当にこんなところにピンク色の湖なんてあるのかな」と少し不安に思い始めます。諦めずに進むと突如現れるその絶景に長時間のドライブと暑さにとうとう頭がやられたかと思うほど。その景色が目に入った瞬間言葉を失います。

太陽の光でキラキラ光る水面を眺めていると「一目惚れってきっとこういう気分なのかな」とロマンチックな気分にさせられます。絶景ハンターとしてはたどり着くまでの苦労も旅の醍醐味。達成感も合わさって感動が倍増です。本当に塩田が広がるだけで何もない場所ですが、自然の不思議にただただ息を飲み時間を忘れてしまいます。

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<空の雲が鏡のように写り込む>

最後に

ちなみに泳ぐのは禁止なのでご注意を。旅する者の心得として忘れたくないのが、この絶景を守るのは私たちだということ。

まだ観光客も比較的少なく、絶景を独り占めできるのも嬉しいポイントですが、自然は時として脆いもの。観光地化されて壊されていく自然があまりにも多いのも事実。これからもずっとこの絶景が見られるよう、訪れた際は責任ある行動を心がけたいものです。

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<この絶景の未来は私たちの手に>

一生忘れることができない感動の絶景、見に行きたくなったでしょう?

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yuca

東京生まれボリビア育ちベルリン在住。ドイツの大学院で世界の文化遺産保護を学ぶ。修士論文の執筆をしながら「旅×カルチャー」をテーマにライターとしても活動中。訪れた国は38カ国、うち居住国6カ国。留学先で一目惚れしたメキシコに移住を夢見る。今ヨーロッパのカルチャースポットとして大注目のベルリンを中心に、ヨーロッパ周辺とメキシコ、中南米の不思議だけど美しいカルチャー情報を現地から発信しています!

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