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アメリカでは、クリスマスの次に重要なイベント!?イースター
ハロウィンやイースターなど、以前はあまり知られていなかった欧米のイベントが、ここ数年、日本でも随分とポピュラーになってきました。あの有名なテーマパークが火付け役になっているような気もしますが、「うさぎ」「タマゴ」がモチーフのイベント。でも、アメリカには長く住んでいますが、一体何を祝う日なのか実は正直よくわかっていませんでした。
本来、イースターとは「イエス・キリストの復活を祝う」ことが目的。キリスト教の方たちにとっては、クリスマスと並んでとても重要な日です。十字架にかけられ処刑されたキリストが翌々日に復活、甦った日で、それが日曜日だったことから、春分の日の後にくる満月から数えて最初の日曜日に、復活祭としてお祝いすることになっているそうです。
目次
タマゴとうさぎがイースターのシンボルな理由
「じゃあ、なぜうさぎとタマゴ?」「うさぎはタマゴから生まれて来ないし...」なんていう疑問があったのですが、この二つが「豊かな生命の象徴」とされているからなのだそうです。
うさぎは多産で子だくさんなことから、子孫繁栄のシンボルとして。またタマゴは生命がそこから誕生することであること、また殻を割って(打ち破って)生まれて来ることから、キリストの復活に重ねているのだそうです。
タマゴ探しイベントの「エッグハント」が開催される!
そんな由来があるイースターエッグですが、アメリカではこのイースターの近くになると、「エッグハント」というイベントがあちこちで開催されています。
宝探しのようにタマゴ探すものなのですが、子ども向けなイベントなこともあり、これも今まで参加する機会がありませんでした。今回初めて、ミュージアムのお庭で行われているものに娘と一緒に行ってみることにしました。
最近はプラスチック製が主流!中身はお菓子やおもちゃ!
本来は、本物の卵(ゆで卵)にキレイにペイントをしたものを用意するそうですが、最近ではプラスチック製のものを利用するのが一般的。
タマゴの中には、小さなチョコレートやキャンディー、ステッカー、プラスチックの指輪や髪飾り、小さなおもちゃなど子どもが喜ぶものばかり入っています。
グリーンの芝生の上にカラフルなおもちゃのタマゴがたくさん置かれています。
ここでは、1~2歳の部、3~4歳の部、5~6歳の部、7歳以上の部に分かれ、「よーいどん!」でタマゴを取りに行くという形で行われていました。
大きな子の部になるにつれ、タマゴ取りは争奪戦です。小さな子がこれに紛れるとすぐに負けてしまうので、きちんと年齢をある程度分けてくれているのだそう。
うちの娘は一番小さな子の部でしたが、子ども本人よりも自分を含めどこも親御さんが必死になっているのが見ていて面白かったです。
このようなイベントは、どこも自治体や教会のボランティアが運営しており、どれも無料で参加できるものばかり。この時期に日本から遊びに来る機会があれば、参加してみるのも楽しいかもしれません。
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SOLO
- ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。