たびこふれ

ヨーロッパの東北地方!バルカン半島の隠れた小国巡り

記事投稿日:2018/03/30最終更新日:2019/05/08

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こんにちは!添乗員の「ぱに」と申します。どうぞよろしく!

春の気配に逆らうようですが、今回は、バルカン半島の冬景色をご紹介したいと思います。
バルカン半島と言うと、クロアチアやギリシャが有名かもしれませんが、最近はマケドニアやアルバニア、コソボ といった小国も徐々に日本でも知られるようになってきました。

これらの国々、緯度は北海道くらいですが、気候は、日本ではむしろ東北地方に近いと言われます。実際に観光地を訪れてみると、気候だけでなく、オフリド湖の幻想的な景色は秋田県の田沢湖に、また、コソボの僻地にあるデチャニ修道院は岩手の中尊寺金色堂に、それぞれ雰囲気が似ている気がしました。(※東北出身の添乗員による、とても個人的な感想です。笑)

ご紹介する最初の舞台は、マケドニアです。

マケドニアでは、何といっても古代の英雄、アレクサンドロス大王が大人気!

マケドニアの国旗は2,000年以上前の、アレクサンドロス大王時代の旗に由来し、首都スコピエの中心マケドニア広場にはアレクサンドロス大王の立派な騎馬像がそびえ、空港の名前もアレクサンドロス大王空港・・・だったので すが、そこに問題が発生。

アレクサンドロス大王は、実際の生まれはマケドニアの隣国ギリシャということで、ギリシャ側が、マケドニアがアレクサンドロス大王の名前を事あるごとに使うことに猛反発。マケドニアがユーゴスラビアから独立した1991年には、マケドニアが使う予定だった国旗が古代マケドニアの 国旗と似すぎている、とクレームを入れて現在の国旗にデザインを変更させ、今年は、長年「アレクサンドロス大王空港」という名称で親しまれたマケドニアの中心空港の名前を「スコピエ国際空港」に統一することになりまし た。確かに、自分の国で生まれた英雄がお隣の国でもてはやされたら、微妙な気持ちになるかもしれませんが・・・。

世界遺産の湖 オフリド湖

そんなマケドニアの南部に、オフリド湖という世界遺産の湖があります。標高約700メートルの位置にあるオフリド湖はヨーロッパで最古の湖と言われていて、山と町、湖の景色がとても綺麗です。たまたま今回は雪景色に出会うことが出来て最高でした!ですが、オフリドは坂道が多いので、カメラ片手に滑って転ばないように歩くのはかなり大変。

写真①オフリド湖.jpg

次の写真は、マケドニアのお隣、アルバニアのベラットという町から見た、標高2,400メートルのトモル山です 。バルカンの日の入りは早く、1月は16時30分くらいでしたが、雪山が夕焼けに染まってこれまた印象的な景色でした。アルバニアは1990年代まで鎖国をしていて、開国した後に国民の半数がネズミ講に加入してしまい、90年代後半にそのせいで経営破綻を経験した、なかなか独特な国です。興味のある方は、「アルバニア ネズミ講」でググってみて下さい。

写真②ベラット.jpg

最後にご紹介したいのはコソボです。

正式名称はコソボ共和国、今年で独立10周年という、ヨーロッパで一番若い国家です。治安を少し心配していましたが、全く問題ありませんでした。とっても人懐っこくて親切な方が多い印象でした♪

雪の中訪れたのは、南部の観光地、デチャニ修道院。ユネスコの世界遺産に指定されていますが、コソボが世界遺産条約に加盟していないので、コソボの世界遺産では なく、セルビアの世界遺産として登録されているというやや複雑な背景があります。今でも、KFOR(コソボ治安維持部隊)と呼ばれる国際部隊が治安維持を担当していて、入口は兵隊が構えていましたが、建物自体は観光客も兵隊も関係なしに、どっしりと構えていました。

写真③修道院.jpg

外観からは想像も出来ないほど、内部のイコン画が華やかで美しい、素晴らしい修道院です。内部の写真撮影禁止なのが残念です・・・。

また、首都プリシュティナでは、中心広場にそびえる、すっかり雪を被って寒そうな英雄スカンデルベクの像を見ることが出来ました。(夜景なのは、雪で移動が遅れてプリシュティナの到着が夜になってしまったからです・・・。雪景色と引き換えに、 冬は交通の不便さの覚悟も必要かもしれません。)

写真④コソボ.jpg

ツアー中は、日本人どころか、他の国のグループとも全然会わないくらい観光客が少なく、素朴な生活の残るバルカンの小国。あまり大都会の観光地の喧騒が好きじゃない方にもしっくりくること間違いなしです。そして移動中は山が多くなりますが(そもそもバルカン=山、という意味なので山が多くて当然!?)、その風景はどこか日本と似ているようで、見飽きることがありません。

他の国に比べてまだまだ若く、発展途上の国。今後の成長に期待大ですが、この素朴さが味わえるのは今だけかもしれません。

まだ訪れていない方は、お次の行きたい国リストに入れてみませんか?

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記事投稿日:2018/03/30最終更新日:2019/05/08

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