子どもと一緒に高知県を観光!大人も楽しめるスポット6選

桂浜

<トップの写真:写真AC>
※掲載写真はイメージです。一部写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき掲載しています。
参考:クリエイティブ・コモンズ公式サイト(外部サイトに移動します)

かつては土佐国の一つとして知られ、坂本龍馬をはじめとした歴史的偉人の出生地としても有名な高知県。歴史が好きな方にとってはたまらない観光地であり、グルメも堪能できるのが大きな魅力です。また、四国最長の河「四万十川」や桂浜など、高知県は美しい水質も注目されており、豊かな自然も満喫できます。

そんな高知県を観光するとき、子どもと一緒に行く場合は大人も子どもも楽しめる場所をルートに含めたいもの。そこで、この記事では有名な香美市立やなせたかし記念館をはじめ、家族で楽しめる高知の観光スポットをピックアップしました。

こちらのセレクトを参考に、観光目的や日程に応じた高知県観光プランを立ててみてはいかがでしょうか。

目次

1. 香美市立やなせたかし記念館(愛称:高知アンパンマンミュージアム)

やなせたかし記念館
<引用:Flickrより Photo by yy[R0011262 高知 アンパンマンミュージアム](CC-BY2.0)

香美市立やなせたかし記念館は、子どもたちに大人気のキャラクター「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかしさんの故郷に建つ記念館です。こちらは「アンパンマンミュージアム」と「詩とメルヘン記念館」の2施設がメインとなり、手前の芝生広場にはキャラクターの像や遊具もあって、のびのびと子どもたちが遊べる設計になっています。

「アンパンマンミュージアム」の館内はもちろん、アンパンマンに関する資料でいっぱい。子どもたちが楽しく館内を巡るための仕掛けが随所に施されており、遊ぶように鑑賞できることが大きな魅力です。一方で、親御さんは古い作品の原画などを鑑賞できるため、懐かしい気持ちになることでしょう。ミュージアムには限定のグッズもたくさん。ぜひ、高知観光の思い出にお買い求めください。

もう一つの「詩とメルヘン記念館」は、過去にやなせたかしさんが編集長を務めていた文芸誌「詩とメルヘン」のイラストアーカイブを鑑賞できる施設。こちらは静かな空間で詩の世界を堪能できるとともに、ひと味もふた味も異なるやなせたかしさんの側面に触れることができます。大人のメルヘンを体験したい方に訪ねていただきたいスポットです。

香美市立やなせたかし記念館基本情報

■住所:高知県香美市香北町美良布1224-2
■営業時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
■休業日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)
■入館料(一般):大人700円、中学生・高校生500円、小人(3歳以上小学生)300円、3歳未満無料
■公式サイト:http://anpanman-museum.net/

2. 道の駅 美良布(びらふ)

香美市立やなせたかし記念館もエリア内に含んでいる「道の駅 美良布(びらふ)」。地元の農産物を取り扱う直販店、自然豊かな公園、温水プールやトレーニングルームを備えるフィットネスジムなどを擁する道の駅です。

子どもたちとアンパンマンミュージアムを満喫した後は、直販店で野菜や加工品を購入したり自然公園を散策したりと、家族それぞれの楽しみ方ができる施設になっています。約150台ぶんの広い駐車場があり、車でのアクセスも便利です。

道の駅 美良布基本情報

■住所:高知県香美市香北町美良布1211
■営業時間:施設によって異なる
■休業日:施設によって異なる
■公式サイト(香美市公式ホームページ):http://www.city.kami.kochi.jp/map/michinoeki.html

3. 鏡野公園(かがみのこうえん)

鏡野公園

鏡野公園は、日本さくら名所100選にも名を連ねている公園。広大な園内を構成するのは、「レクリエーション広場」と、森の木と遊歩道がある「緑のゾーン」。動と静を意識した作りになっています。

ソメイヨシノやヤエザクラなど多品種の桜を観賞できるほか、全長200mにも及ぶサクラトンネルはとても見事。シーズンに灯されるぼんぼりは、夜桜を幻想的に浮かび上がらせてくれます。

桜の季節にぜひ訪れたいスポットです。

鏡野公園基本情報

■住所:高知県香美市土佐山田町宮ノ口
■公式サイト(香美市公式):http://www.city.kami.kochi.jp/map/kagaminopark.html

4. 龍河洞(りゅうがどう)

龍河洞
<写真:Fotolia(現AdobeStock)>

国が指定する天然記念物であり、観光できる日本有数の鍾乳洞がこの「龍河洞」。洞窟の出口あたりには、弥生時代の人々が生活をしていた痕跡が残されており、歴史的な価値も含まれるスポットです。

内部の探検は、3つのコースから選択が可能。一般的な「観光コース」、ヘルメットとヘッドランプをつけ真っ暗闇の中を歩く「冒険コース」、観光コースの決まった場所だけちょうちんの灯りを頼りに進む「暗やみ体験ツアー」があります。※冒険コースのみ、事前の予約が必要です。

時期によっては鍾乳洞探検とストーリーを絡めたイベントも開催。イベント時期は謎解きをしながら探検することができます。なお、鍾乳洞の内部は狭く、足元も不安定。観光コースで入場する場合でも動きやすく、汚れてもかまわない服と靴で出かけることをおすすめします。

また、ここには博物館も併設されています。こちらでは洞窟の成り立ちについて調査した結果をまとめたインスタレーションや、洞窟に住む生き物の紹介(現在もコウモリなどがいます!)、弥生人たちが生活していた頃の遺物などが展示され、より深く広く龍河洞について学ぶことができます。

洞窟探検、宝探しイベント、見慣れない生き物たちの遭遇と、子どもたちの心をグっとつかむ要素が満載の龍河洞。親御さんも一緒に、童心に帰って探検してみませんか?

龍河洞基本情報

■住所:高知県香美市土佐山田町逆川1424
■営業時間:8:30~17:00(最終入洞時間。冬季は16:30)
■入場料:高校生以上の大人1,100円、中学生700円、小学生550円(保護者同伴の幼児は原則無料)※冒険コースはプラス1,000円がかかります。
■公式サイト:http://www.ryugadou.or.jp/index.php

5. 桂浜水族館(かつらはますいぞくかん)

桂浜水族館

年中無休で営業している古い歴史のある水族館です。小規模ではありますが、その分、飼育されている生き物は約250種にのぼり、それぞれ間近で観賞できるのが魅力。観賞だけでなく、カワウソやペンギン、リクガメへエサやりができるイベントや、カクレクマノミなどと触れ合えるイベントを展開しています。

また、桂浜水族館はその名の通り桂浜公園の一角にあり、周囲は一面の海。よさこい節にも唄われる風景を堪能してみましょう。近くには坂本龍馬の像や関連施設があり、歴史好きの方も訪ねておきたいスポットです。

ちなみに、桂浜の砂浜は遊泳禁止(※)。高知で水遊びを計画するのであれば、海水浴場と一緒に川遊びスポットも調べることをおすすめします。

※註:桂浜の波は荒いことで有名

桂浜水族館基本情報

■住所:高知県高知市浦戸778 桂浜公園内
■営業時間:9:00~17:00
■入園料:大人1,200円、小学生・中学生600円、幼児(3歳より)400円
■休業日:年中無休
■公式サイト:http://katurahama-aq.jp/

6. わんぱーくこうち

わんぱーくこうち

広大な池を中心に、約90種類の動物が迎えてくれるアニマルランド、観覧車や遊具を備えたプレイランド、アスレチックゾーン、滝が流れるゾーンなど7つのエリアで構成された公園です。

アニマルランドでは99種(公式サイト掲載時)が飼育され、桂浜水族館と同じく間近で生き物を鑑賞したり触れ合えたりすることが魅力。また、絶滅の危機に瀕した動物たちの保護活動にも取り組んでいます。

親御さんにとっては、なんと入場料・駐車場が無料であることが嬉しいポイントでしょう。プレイランドなど一部エリアは有料となりますが、自然で遊ぶことを目的とするのであれば、予算をかけずに楽しむことも可能です。

丸1日、思いっきり遊んでのんびり過ごして。さまざまな楽しみ方ができるスポットです。

わんぱーくこうち基本情報

■住所:高知市桟橋通6丁目9番1号
■営業時間:9:00~17:00
■入園料:無料(駐車場も無料で利用可能)※プレイランドはアトラクションごとに利用料が必要
■休業日:毎週水曜日(祝日の場合は、翌日が振替休園)、年末年始(12/28~1/1)
■公式サイト:http://www.kochishi-ts.or.jp/wanpaku/index.html

子どもと一緒に高知観光をするときに知っておきたいこと

四万十川
<写真はイメージです(四万十川 出典:写真AC)>

龍河洞や桂浜をはじめ、ご紹介したスポットの多くは自然豊かな場所に位置しています。のびのびと思いっきり遊べるように、親子共に動きやすい服装で出かけることをおすすめします。予備の着替えやタオルも準備しておきましょう。また、自然が多いスポットで遊ぶときに備えて、日よけや水分補給を怠らないようにご注意ください。

なお、アンパンマンミュージアムがある香美市を流れる物部川を含め、高知の川は水質の良い河川が多くあります。夏は川遊びも含めた観光プランを組んでみては? バラエティに富んだ体験ができることでしょう。

「春は鏡野公園」「夏は龍河洞」など、季節ごとにプランを組んで訪ねてみると、1年中高知の魅力を満喫できますよ。ぜひ、親子でステキな体験をしてくださいね。

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