在住者オススメ！春先に楽しみたいバレンシアの野外イベント3選-2018年-

スペインの東海岸にあるバレンシアはスペイン第3の都市。日本人ウケする観光名所には今ひとつ欠けるものの、旅の楽しみは観光名所を訪れることだけではありません。今回は、毎年春先に行われる3つのオススメ野外イベントをご紹介します。

バレンシア産のワインや食品を楽しむ野外イベント

まずは今年で30回目を迎える「Mostra de Vinos, Cavas y Licores」から。これはバレンシア産のワイン、カバ、リキュール類、および同じくバレンシア産のチーズやはちみつ、腸詰類、パン、お菓子などの生産者がトゥリア公園の会場にブースを出すイベントです。まずチケット売り場でチケットを買うところからスタート。今年は、5ユーロでどのスタンドでも使える共通券3枚とワイングラス、15ユーロで共通券12枚とワイングラス＋食べ物を入れる小さな素焼きのお皿＋ブレスレットという値段設定になっています。ブレスレットがあれば、追加の共通券5枚を5ユーロで購入できます。あとは、会場をぶらぶらしながら、気になるブースで共通券と引き換えに飲み物や食べ物をもらうだけ。お昼時のパエリアなど実費が必要なものもあります。夜は混みあうので、明るいうちに行くことをオススメします。お天気がいいとバレンシアの青空の下で飲むワインはさらにおいしくなります。

Mostra de Vinos, Cavas y Licores

○期間：2018年4月5日（木）～9日（月）
○時間：4月5日17:00～22:00、それ以外は11:00～22:00
○場所：トゥリア公園の花の橋（puente de las Flores）とエスポシシオン橋（puente de la Exposición）の間
○最寄り駅：地下鉄アラメダ（Alameda）駅

海風を感じながら大空で泳ぐたこを眺めよう

お次は会場をビーチに移し、今年で21回目になるFestival Internacional del Viento（国際たこあげフェスティバル）です。バレンシアのヨットハーバーの隣から数キロメートルに渡って続く広々としたビーチが会場。日本人のイメージとは異なるさまざまな西洋だこが代わる代わる青空に舞う様子は圧巻です。ビーチにはバルもあるので、テラス席でビールを飲みながらのんびり見るのもいいですね。

Festival Internacional del Viento

○期間：2018年4月7日（土）、8日（日）
○時間：10:30～
○場所：マルバロサビーチ（Playa de la Malvarrosa）
○アクセス：市バス19番、32番、92番。トラム4番、6番Les Arenes駅、Eugenia Viñes駅

ワイン産地で開かれる青空ワインイベント

バレンシア郊外、南部にはバレンシアのトスカーナと呼ばれるワイン産地があります。その産地にあるモイシェン（Moixent）とラ・フォン・デ・ラ・フィゲラ（La Font de la Figuera）、フォンタナルス（Fontanars）の3つの小さな町が1年交代で開くのがMostra de Vins de Les Terres dels Alforinsというワインイベントです。やはりチケット制で、昨年は8枚つづりのワインテイスティングチケットが7ユーロという破格のお値段でした（数年前はたったの3ユーロだったのですが）。あとは地元のワイナリーが出すブースをまわって気になるワインを注いでもらうだけ。マイナーなイベントながら、昨年は日本のワイン雑誌の方がいらしていました。今年はラ・フォン・デ・ラ・フィゲラでの開催になりますが、問題は公共の交通機関では行けないことなんですよね・・・