南アフリカが好きな理由を探る

南アフリカに旅に来た友人はこう語る。旅での思い出を聞くと、「南アフリカの空がたまらなく好きだ」。永住している人はこう語る。一番の南アフリカの魅力を聞くと、「空がとにかく美しいところ」。食事でもなく、芸術でもなく、観光地でもなく「空」だった。

都会の空も、美しい

南アフリカの３大都市のひとつ、ヨハネスブルグに住んで思うこと。こんなに日々の空の美しさが記憶に残る暮らしは初めてという感覚。それは、「都会の空も美しい」ということ。近所の公園や家のバルコニーから覗く空。街の景色と広々と大きい空。高速道路から眺める、人々の暮らしが見える空。大自然とは異う空の美が日々感じられるような気がする。

朝晩の気温の変化も大きいこの国では、一日の中に四季を感じられるのも特徴。季節によっても特徴があり、春の風物詩である雹、夏は快晴の後の夕刻の雷雨。空の表情の変化が、目の前の大きなスクリーンにはっきりと姿を現す。数時間の間に、快晴、曇り空、豪雨、虹、雹の空の移り変わりを目の当たりにする事もある。この天気の変化が、マジックアワーだけではない時間にも思いがけない様々な空の美を魅せてくれる理由なのかもしれない。

自然のアートを楽しもう

南アフリカでは、意識をしなくても空を見つめるだろう。空の美しさにかなうものはない、ということを肌で感じられるだろう。

旅の目的が何であったとしても、必ず記憶に残る素晴らしい空の景色に出逢えるだろう。

南アフリカを訪れたら、空を見上げなくても目の前に広がる空をただただ見つめて見て欲しい。

そこには、その時間にしかない一瞬のアートがある。

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