善光寺を観光するなら!参拝方法や9つのおすすめ周辺スポットなど魅力をお伝えします!

善光寺

長野の絶対外せない観光名所と言えば善光寺。古くから「一生に一度は善光寺参り」と言われるように、日本人ならいつかは訪れてみたい名刹です。北陸新幹線が開業したことで、ますます便利になった長野駅からも徒歩圏。御開帳時の参拝者数は700万人超にものぼりました。

この記事では中部地方で今最もホットな善光寺参拝のお役立ち情報と善光寺周辺の観光スポットについて解説します。

目次

<善光寺を参拝する魅力>

<善光寺での参拝方法>

<善光寺周辺の観光スポット9選!>

善光寺を参拝する魅力

「牛に引かれて善光寺参り」という言葉の通り、信心のない人でも一度は善光寺を訪れるべきとされるのはなぜでしょう。まず、第一に善光寺では日本最古の仏像と言われる一光三尊阿弥陀如来をご本尊としています。日本に仏教が伝えられた際、同時に百済から贈られたもので直接拝むことは許されていませんが、7年に一度だけ御身代わりとなる前立本尊の御開帳があります。このミステリアスな伝統がより人々の心を駆り立てます。

御開帳時の善光寺

御開帳時の善光寺

第二に善光寺とは参拝者の宗派を問わず、一度訪れれば誰でも極楽浄土に行けることを約束してくれるお寺なのです。これはいわば善光寺信仰とも呼ばれています。長野以外の地方にもそれぞれ異なる宗派の同名寺院があり、全国の善光寺やゆかりのある寺院が一堂に会する善光寺サミットというイベントが開かれこともあります。

善光寺での参拝方法

善光寺詣でのハイライトはなんと言っても本堂の「お戒壇巡り」です。じっくりお参りする際は前後1時間程度の余裕を持って臨むといいでしょう。参拝のおすすめコースをあげておきますので、参考にしてください。

1. 仁王門

善光寺の本堂に向かう参道には石畳が敷き詰められています。まず、最初に通過することになるのが仁王門です。高村光雲と米原雲海の合作である巨大な仁王像が出迎えてくれます。高村光雲は日本彫刻を代表する仏師ですが、高村光太郎の父としても有名です。

2. 仲見世通り

仁王門から山門までの道筋にお土産物屋、蕎麦屋、おやきを食べられる店などが並びます。

3. 山門(三門)

国の重要文化財に指定されている栩葺(とちぶき)屋根が特徴的です。2階の登楼参拝では善光寺の本堂を見渡すことができ、この場所から見える本堂の写真撮影が許されています(※建物内部の撮影は禁止されているので、注意事項に従いましょう)。

4. 本堂内陣

いよいよご参拝です。内陣券(山門拝観料などを含めたお得なセットもあります)を買い求め、改札をくぐると150畳敷きの大広間に通されます。内々陣の奥に安置されているご本尊を直接拝むことはできませんが、手前にある「不滅の常燈明」に詣でれば極楽往生できると言われています。

5. お戒壇巡り

内々陣の右手にお戒壇巡りの入口があります。ご本尊が置かれた瑠璃壇の床下を歩くことになるのですが、完全に光が遮断された廊下を中腰で進むので、ちょっとしたアトラクションよりスリリングです。真っ暗闇な道筋の中ほどにある「極楽の錠前」に触れることができれば、これでもう極楽浄土は約束されたようなものです。

6. 経蔵(輪廻塔)

仏教の経典が網羅された一切経が収められている建物です。手前にある輪廻塔を回すと、経典をすべて読むのと同じ功徳を積めると言われています。

日本忠霊殿全国的にも珍しい英霊を祀る仏式の霊廟です。建物の1階には善光寺ゆかりの品々が閲覧できる史料館があります。

善光寺周辺の観光スポット9選!

善光寺をお参りした後は先人たちも訪れたゆかりの地や信州の美しい自然を満喫できる場所をご案内します。パワースポットからグルメまで、観光を楽しんでくださいね。

1. 善光寺大勧進宝物館

大勧進は善光寺の手前にある独立した天台宗の寺院ですが、住職は善光寺の住職も兼任しています。宝物館では善光寺に関連する資料や品々を150点ほど常設展示しています。武田信玄や上杉謙信といった戦国武将の位牌も安置されており、川中島の合戦などに思いを馳せる歴史マニアも多いでしょう。敷地内の放生池は大賀蓮の名所としても知られており、初夏に善光寺を訪れる観光客の目を楽しませてくれます。淡いピンクの花が咲く見頃は7月です。

善光寺大勧進宝物館

2. 八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)

善光寺の表参道入口には、日本三大唐辛子の一つである八幡屋礒五郎が本店を構えています。「七味唐からし」は信州土産の定番として名高く、単価も数百円程度であることから、手軽に買えるところが嬉しいです。

江戸時代から善光寺の境内で販売していたというだけあって、万人に受け入れられるバランスのとれた調合が人気の秘密です。ゆず七味や七味ガラム・マサラなどバリエーションも豊富なので、善光寺観光の思い出にお一ついかがでしょうか。

八幡屋礒五郎
<photo by sota

3. 城山公園(じょうやまこうえん)

善光寺東側に隣接する公園で城山動物園や信濃美術館などの施設を擁します。470本ほどのソメイヨシノが植えられており、4月中旬からゴールデンウィーク近くまで花見客で賑わいます。時期限定で花見茶屋も立ち並び、小屋の中で暖まりながら夜桜を眺めるといったスタイルはこの地域ならではの風習です。

城山公園の桜
<長野市城山公園の桜:鉄 / PIXTA(ピクスタ)

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【長野ひと口メモ】
善光寺のある長野県は、歴史ある建造物、独自の食文化を持ち、「日本の屋根」と称される3,000m級の連峰がそびえ立つ魅力の宝庫県です。松本、白馬、上高地、軽井沢、安曇野など、四季を通じて「絵になる風景」を楽しめる懐の深いエリアです。フリープランで自分のペースで満喫するのも楽しいかもしれませんよ。

<日数と費用>(目安/関東発の場合)
●旅行日数:1~5日間
●ツアー費用:約12,000円~約230,000円 

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4. 東山魁夷館

東山魁夷(ひがしやま・かいい)は杉山寧、高山辰雄と並ぶ日本画三山の一人です。東山から作品の寄贈を受け、長野県信濃美術館の横に開館したのが東山魁夷館です。中でも「夕星」(1999年)は東山が埋葬されることとなった善光寺大本願花岡平霊園からの幻想的な眺めを描いたものです。元々はパリ郊外の風景として描き始めたスケッチが信州のこの地を題材とした絶筆となったエピソードを知ると、なお感慨深く鑑賞できます。

東山魁夷
<photo by saitowitz

5. 湯福神社

善光寺の北西に位置するケヤキに囲まれた神社で、樹齢1,000年前後の大木が3本あります。木々がざわめきを立てながら息吹いている様が神々しく、息吹く(いぶく)が転じて湯福(ゆぶく)となったのがこの神社の名前の由来です。

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6. 戸隠神社

善光寺詣でで長野まで来たら、パワースポットとして名高い戸隠に足を伸ばさないわけにはいきません。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社で構成されており、徒歩で参拝する方向けに戸隠古道という林道も整備されています。おすすめはなんと言っても奥社に向かう参道です。樹齢400年を超える杉並木が約2km続き、ちょっとした森林浴気分を味わうことができます。

戸隠神社
<photo by yy

7. 戸隠森林植物園

戸隠神社奥社参道に入口がある巨大な公園です。東京ドーム15個分に匹敵する敷地内に生息する多彩な植物を観察することができます。50万株とも言われる水芭蕉が群生する姿は信州の高原らしい青空との対比がとても絵になります。見頃を迎えるのは例年5月上旬から下旬です。

中央広場にある資料館「八十二 森のまなびや」の入場料はどんぐり。冬期は閉館してしまいますが、園内で拾った木の実が通行手形になるなんて、ちょっと洒落ていませんか?

8. 鏡池

静かな水面が戸隠山を写し出す姿から「鏡池」と名付けられた景勝地です。戸隠神社の参道から少し脇に入ったところにあるので、時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。四季折々の自然が映える撮影スポットとなりますが、9月下旬から色づき始める紅葉がステキです。11月初旬の落葉まで信州らしい秋の風景をたっぷり楽しめます。

鏡池

9. 戸隠そばミュージアム

散策でお腹が空いたら、戸隠そばをいただいてから帰りましょう。戸隠神社の山道を降りてゆくと、博物館にたどり着きます。大人気のそば打ち体験は熱湯でそば粉をかき混ぜるところから始まり、めん棒でのす過程までやり遂げると、一端の職人気分が味わえます。出来上がったおそばはもちろん、その場で召し上がることができます。

善光寺をお参りして、長野市内を観光するイメージはつかめましたか?

長野市は古くからたくさんの参拝客をもてなしてきただけあり、旅人にとって居心地のいい街づくりがなされています。見どころとしては善光寺周辺と戸隠神社がメイン。どちらも自分の足でその地を踏みしめながら、歴史の重みを感じることができます。旅支度にはぜひウォーキングシューズなど歩きやすい靴を選び、存分に信州をお楽しみください。

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【長野ひと口メモ】
善光寺のある長野県は、その他にも見どころが目白押しです。国宝松本城、白馬、穂高連峰に囲まれた上高地、避暑地の歴史を刻む軽井沢、清水を豊潤にたたえる安曇野など、四季を通じて楽しめる懐の深いエリアです。フリープランで自分のペースで満喫するのも楽しいですよ。

<日数と費用>(目安/関東発の場合)
●旅行日数:1~5日間
●ツアー費用:約12,000円~約230,000円 

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