ロサンゼルスから出港!お気軽だけど、しっかりゴージャスクルーズ

クルーズ船

ロサンゼルスは、この街自体が観光スポットなので、ビーチ、ハリウッド、ダウンタウンなど見所はいっぱい。しかも、一年を通して暖かい気候なので少し意外かもしれませんが、冬場は小一時間のドライブで雪山にも行けるので、スキーやスノボも手軽に楽しめるのです。

そんなロサンゼルスですが、もう一つ簡単に、そして何よりも安価で普段なかなかできない体験ができると言えば、クルーズ旅行。ロサンゼルス国際空港から30分ほどのロングビーチ港から出港するもので、短いものは3日間というものもあります。クルーズというと、なんだかちょっと背伸びをしないと行けないようなイメージですが、シーズンを外せば一人200ドル台で行けるというお手軽さ。それでは今回は、お隣の国メキシコへ行く「カーニバル・クルーズ」をご紹介しましょう。

夕方5時の出港ですが、昼過ぎくらいからのチェックインが可能。早めに乗り込んで、中で飲んだり、食べたりを早めにスタートするのも手です。

とにかく驚きだったのは、チェックインを済ませて自分のキャビン(部屋)へ向かう途中、すれ違うクルーの人たちがとってもフレンドリーであること。誰もが笑顔で声をかけてくれます。しかも、自分のキャビン近くになると、 個人名まで覚えてくれていて、一人一人名指しで挨拶をしてくれるのです。このおもてなしの徹底ぶりは、非常に嬉しいもの。特別感が高まります。そして、キャビンに入ると、こんな可愛いらしいお出迎えが待っていました。

タオル

タオルで作ったゾウ

思わずほっこりしてしまいます。そして、毎日ベッドメイキングに入ってくださるたびに、新しいキャラクターを残していってくれるサービス。キャビンに戻る楽しみにもなります。

プール

クルーズには、もちろんプールやジャクジーもあります。今回参加した際はちょっと季節的に気温が低めだったこともあり、さすがに夜はガラガラ。でも昼間はたくさんの人、特に子どもたちで賑わっていました。この辺の地域は4月くらいからはすっかり夏日になるので、そのくらいの時期からなら昼間はプールサイドでのんびり、夜はワインを片手にジャクジーでまったりも良さそうです。

2日目に到着したのは、メキシコのエンセナダと言う街。この日は船から降りて街を探索できます。船を降りるとバスが待っており、「ダウンタウンに行くなら、これに乗るとお得だよ〜」とのこと。ダウンタウンまでの道のり、おそよ5分程度なのですが、コメディアンのように面白いおじさんバスガイドが、メキシコの歴史やこの街エンセナダの治安などについて、大爆笑が湧き上がるほどのジョークを混ぜながら説明してくれます。

エンセナダ

私自身、メキシコは治安があまり良くなく、観光客はぼったくられるというお話をよく耳にしていたので、どうしても足が遠のいておりました。ですので、ロサンゼルスに長年住みながら、こんなに近くにあるのにメキシコ自体初めて。確かに街自体は雑多な感じで、小綺麗さはありませんが、なんだか外国に来たムード満点です。

ガイドさんがお話ししてくださったのは、カーニバル・クルーズは、クルーズ会社の中でも最大手。治安が悪く、危険がいっぱいであれば、大切なお客様を連れてくるわけがない。安心して楽しんで大丈夫ですよとのことでした。

革製品のお店

ベルトやアクセサリー

ダウンタウンに到着したら、今回は下調べをしてお目当てのレストランがあったので、まずはそのお店に向かいます。その道のりにはお土産品店(特に、革製品のお店が目立ちました)やレストラン、バーなどの客引きの人が道にたくさんいるのですが、さすがメキシコの人たち、皆さんフレンドリーでとても陽気。ジョークを交えたたくみなお誘いに、思わず誘われて足が止まります。

キャラクター

あとは、ドラッグストアが5軒に1軒くらいの割合であるのが目立ちました。なんでも、バイアグラや頭痛薬など、アメリカやもちろん日本では考えられない値段であったり、また手に入らないもの(強いもの?)も買えてしまったりするらしいです。

お目当てのレストランに到着。目の前で殻を開けてくれる「生牡蠣」、プッキプキのタコとあさりや白身魚が入った「セビーチェ」、炙って皮剥きしたトマトでソースを作った「海鮮パスタ」など、今まで食べてきたどのレストランのものよりも素晴らしいクオリティーです。しかもこれらが日本ではもちろんのこと、アメリカの3分の1くらいの値段で食べられちゃうのですから、もうこれ目当てでもう一度クルーズに乗ってここに来たいと思ってしまうほどです。

生牡蠣

シーフード料理

シーフード料理

エンセナダのオブジェ

エンセナダで夕方まで過ごし船に戻ると、残りの行程はずっと海上になります。時間を持て余してしまうのではないかと、実は少し心配もしていたのですが、カジノがあったり、コメディークラブがあったり、スパもあり、まるで小さなラスベガスのよう。他にもヨガやダンスのクラス、カラオケナイト、オーションからワークショップなど、さまざまなアクティビティも用意されているので、全く飽きることがありません。

それらのアクティビティやレストランでの食事など、ほとんどがクルーズ料金に含まれているので、お酒を飲まない限り船上でお金を使うことはほとんどないのです。しかも、お酒を飲んでも船上という限られた空間で部屋に戻るだけなので、思う存分楽しめそうです。家族旅行はもちろんのこと、女子会的なガールズ旅行のグループがとても目立ちました。そういう楽しみ方もできるんですね。

船からの眺め

今回は下調べがちょっと足りなかったのですが、もしまた行く機会ができたら、船内でもエンセナダでも、もっともっと楽しめそうです。ロサンゼルスからこんなに簡単に行けるのですから、ぜひ水着になれるボディに整えて、暖かい時期に行くことをおすすめします!

ちなみに、シーズンによって(私がチェックをした時は、年末のカウントダウンを船内で過ごす日程でした)は、同じ行程でも1,000ドル以上はしていました。また、その値段でも早く申し込まないと、すぐに売り切れになるほど人気のようです。

Carnival

  • TEL:1-800-764-7419
  • 公式HP ※英語のみでの受付ですが、日系の旅行会社でも手配の代行をしてくれますので安心です。

La Concheria

    • 住所:Primera 496-2,Col. Centro 22800 Ensenada, Baja California,Mexico
    • TEL:+52-646-178-3271
    • 公式HP

※この記事は2018年3月に公開したものです。最新の料金などについては、各HPでご確認ください。

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SOLO

ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。

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