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ボックスパーク・ショーディッチ Boxpark Shoreditch
今回は、ロンドンはイースト・エンドの情報です。
勢いづく東ロンドンの顔ともいえるショーディッチ地区で、
ひときわ目を惹くショッピング・モール、「ボックスパーク・ショーディッチ」をご紹介します。
オーバーグラウンドのショーディッチ・ハイ・ストリート駅を出てすぐ左手、
鉄道の高架線下に細長く連なっている黒い箱の一群が、ボックスパーク・ショーディッチです。
公式サイトによると、「リテール界に革命を起こす、世界初のポップアップ・モール」とのこと。
ポップアップ・ショップ、つまり主に宣伝目的で出店する期間限定の仮店舗が集まった、
濃く、短く、「今」を生きるショッピング・モールと言ったところでしょうか。
モールを形成しているのは、なんと改造された輸送用のコンテナ!
空っぽの細長い巨大な「箱」をどう装飾するかは、各ショップの腕のみせどころです。
使用済みのコンテナを利用することで設置コストが抑えられると同時に、
モール全体の見た目がユニークなものとなる。
そして一歩ショップに足を踏み入れてみれば、同じ「コンテナ」という空間のなかで、
ブランドごと全く違う世界観が展開されているという、なんともおいしい設定なのです。
モールに入っているブランドは、世界的に有名なものから、よりローカルなものまで、多種多様。
出店されている期間も異なり、常に「貸店舗あり」のお知らせが出ています。
上の階は飲食店のスペースとなっており、こちらも多国籍なフードやドリンクが楽しめます。
下の写真は飲食フロアの一角。やはり店舗の建物はすべて、輸送用コンテナです。
モールはとにかく細長く、地上階では、一般道路の歩道から各店舗に出入りするようになっています。
各所に設けられている案内板で、ブランド名やショップ名を確認してから動くといいかもしれません。
ちなみに下の写真の左奥に見えているのは、ショーディッチ・ハイ・ストリート駅の一部です。
モールでは、コンテナの空間を利用した展示会やイベントなども行われています。
私が訪れた日も、とある店舗でライブが行われており、コンテナの外まで人があふれていました。
こうしたイベントの告知やセール情報などは、モールの公式ウェブサイトや、
頻繁に更新されているFacebook、Twitterのページで確認できます。
ショーディッチ・ハイ・ストリートの駅を利用することがあれば、是非、覗いていってみてください。
このエリアの躍動感みたいなものが、伝わってくると思いますよ。
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。