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絶対に食べたい!南アフリカの郷土料理3選!多種多様な食文化の一部をご紹介します
南アフリカ共和国の人口は約5,900万人(2021年現在)。日本の半分ほどの人口で、黒人、白人、カラード、アジアといろいろな人種がいます。
彼らの多種多様な歴史や文化が南アフリカという国をつくっていることから、「虹の国」とも呼ばれています。
そんなこの国は食文化も多種多様。この国の郷土料理は、まさに文化の融合によって生まれたと言っても過言ではありません。
そんな料理のいくつかをここで紹介します。
目次
1. ボボティー(Bobotie)
17世紀にオランダ東インド会社の東邦貿易の中継地点であったケープタウンには、アジアから様々な香辛料が運ばれてきました。
そんな背景のもとで生まれた料理がこの「ボボティー(Bobotie)」。今では南アフリカの伝統的な食べ物です。
ミンチ肉にナツメグ、ターメリック、シナモンなどのスパイスを加えて混ぜ合わせ、アーモンドと卵の黄身をかけ、オーブンで焼いたもの。
スパイスの味がアジアを思い起こさせる料理です。
2. ポイキーコース(Potjiekos)
17世紀にオランダ人(ボーア人)がケープタウンに来た時に持ち込んだ3本足の鍋で作る料理「ポイキーコース(Potjiekos)」。
肉、野菜すべてを鍋に入れ、少量の水でじっくり煮込むというシンプルな料理。
当時移動しながら生活していた人々には欠かせないものでした。
3. ボーアウォース(Boerewors)
南アフリカ人は「ブライ」と呼ばれるバーベキューが大好き。
そのブライで欠かせないのが、このスパイスの効いた「ボーアウォース」と呼ばれるこのソーセージ。なんと、長いものは1メートル以上も!
サッカーワールドカップ期間中、スタジアムの周りでは至る所でこのボーアウォースが焼かれていました。匂いに誘われて、いつもそこには長い行列が...。
まだまだある南アフリカ料理。おすすめレストランもご紹介します
他にも、オランダ生まれのデザート「ミルクタルト(milk tart)」、甘いシロップに漬け込んだドーナツ「コークシスター(koeksisters)」など、南アフリカの郷土料理には長い歴史がつまっています。
そんな南アフリカ郷土料理が食べられるレストランがこちらの「モヨ(MOYO)」。ヨハネスブルグ、ケープタウン、クワズルナタル地方に7店舗を展開する、南アフリカを代表するレストランです。
「アフリカの誇り」を掲げるレストランだけあって、アフリカへのこだわりが至る所に感じられる場所。
食事はもちろんですが、音楽、内装、従業員の服装に至るまで、徹底的にアフリカ尽くしです。
休日にはアフリカ音楽の生演奏、フェイスペインティングなどのサービスもあります。
フェイスペインティングをしてくれるここの従業員。女性を美しくみせるこの技術は、まさにアフリカならでは。
モヨ(MOYO)基本情報
住所:Zoo Lake Park,1Prince of Wales,Parkview
TEL:+27 646 0058
公式サイト:MOYO
南アフリカの郷土料理を食べ、歴史に思いを馳せながら、アフリカの風を感じてみるのはいかがでしょう?
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はなだゆい
- 南アフリカ歴5年。南アフリカの学校を卒業後ロボスレイルに就職。1年半の勤務後、結婚退職。現在は南アフリカで心理学を学びながら、アフリカ流「明るく楽しく生きる方法」とアフリカ情報をブログ、メルマガなどで配信中。