<前編>一度は行きたい!泰山に登ってみよう☆山東省旅行

世界遺産「泰山」で、皇帝の気分を味わってみよう。

歴代皇帝の封禅の儀式が行われたのが山東省・泰安市にあるここ、泰山です。山東省の省都・済南から南へおよそ200キロの場所にあります。歴史上、72人もの皇帝がここを訪れたという話も納得できるくらい、仰々しい雰囲気を醸し出していました。

私の住む北京市から高速鉄道に乗って2時間ほどで到着しました。

まずは、ホテルで数時間休憩して、日の出を見るべく、夜12時頃に、いざ出陣しました!

夜中に出発する前に仮眠をとって、十分な体力温存を図るべきだと思いましたので、ご参考までに☆

「泰山」は、五岳のひとつである

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石碑に、「五岳独尊」と書かれています。

五岳というのは、湖南省の衡山、河南省の嵩山、山西省の恒山、陕西省の華山と、こちらの泰山を合わせた名称で、泰山は、特に、その五岳の筆頭と認識されています。

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「中天門」までの約5.5kmは、比較的なだらかな石段が続きます。途中で、ここにお金を入れたら、もしくは置いたら、幸運が訪れますよ!といった類の、胡散臭い箱やバケツが、石段で見られると思いますが、信じるも信じないもあなた次第かもしれません。また、本当の祠や神殿も途中にございますので、御参りしながら登って行きましょう。前方にはこれから登る泰山の山容が見え隠れして心が躍ります!ただ、中天門手前にある「歩天橋」からは急な石段が長らく続きます。

すれ違いに下山してくる人々に、山頂まであとどのくらい?と質問したら、異口同音に「快到了!(もう少しだ!)」と答えてくれますが、これは、中国人のお決まりのホワイト・ライで、まったくもう少しではないので悪しからず。

混雑時は、人数制限も。

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一度に人が流入すると大変なことになりますので、警備の人が前途を遮っていますね。

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人・ひと・ヒトですが、それだけご利益があるということなのでしょう。

春に行くと、かなりのピークシーズンとなります。夏は学生がよく来ています。平地でも寒い冬は、山の上はもっと寒く、滑りやすいので、冬の登山はなるべく避けましょう。

天街で、宿泊がおすすめ。

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先の写真にあった「中天門」から「南天門」までくると、こちらの「天街」にたどり着きます。

ここには、ホテルやレストラン、ショップなど集中していますので、ご来光目当ての観光客には有名な場所です。

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ごつごつした山がいいですね。

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かつて、孔子も登ったそう。

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山頂から見る風景はこちら!

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標高はおよそ1545メートル。たいした高さではないのですが、道のりもハードですし、幽玄さが際立ちます。

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山頂はかなり寒いため、この緑の服を借りておいた方がいいと思います。私は自分で冬のコートを持って行きましたが、それだけでは足りず、もう一枚コートが必要でした。コートからも、共産主義の色彩がプンプンしていますね。

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きれいな日の出でした。

登った前日は、中国人との会食でかなりの二日酔いで、胃が痛かったのですが、その痛みも吹っ飛ぶ崇高な景色でした。

ロープウェイやバスを利用するという手もありますが、強風が吹けば、即運休。またピークの際は、かなり並びますので、当てにせず、すべて徒歩で登る心構えでお越しください。平均3時間から6時間で登ることができ、下山は、結構、膝に来ますが、3時間あれば充分だと思いますよ。

山東省旅行の後編「孔子にまつわる旧跡を巡る旅」は明日公開します!

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