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ザンギの名店!札幌のおすすめ居酒屋に行ってみない?
道外の人から「ザンギの美味しいお店知らない?」と訊かれることは、それほど無かったりはするのだが、訊かれた時には是非ともおすすめしようと考えているのが、こちらのお店である。
名前は「でたらめ」。一抹の不安を思えなくもないが、知る人ぞ知る名店なのである。一応ザンギの名店としての紹介ではあるが、ここはそれ以外のメニューも大変おすすめな居酒屋なのだ。
狸小路から少し外れて歩くと急に見えてくる看板を横目に地下へ降りていくと、こじんまりとした店内には、すでに何人かのお客さんがいた。
テーブル席三つに個室一つ、あとはカウンター数席のでたらめは、すぐに満席になってしまうことが多い。
来店時には電話予約が確実。
▲お店は通称「竜」さん(写真上左)と、料理長ででたらめの顔と言ってもいい「まーくん」(写真上右)、見習い監督の「ケイコ」さん(かわいい)の基本三人だけで切り盛りしている。他の従業員さんもいるようだが、私はいまだに会えていない。まーくんの被り物は都度変わる。
▲達筆で書かれたメニューは眺めるだけでも楽しい。
▲メニューの一番後ろには、月替わり更新される「見習い監督通信」がある。毎月のおすすめが書かれているので、迷ったらここから探してみるのも。
さて、まず最初の一杯だが、今回は監督さんイチオシの「鳳凰美田 碧判[ほうおうびでん あおばん](一合¥1,000)」を頼んでみることにした。碧判は不思議な味わいの日本酒。果実系の爽やかな香りがふわりとかけぬける。季節限定酒であり、生産数が少ないらしいので、気になる方はお早めに。
お通しのポテトサラダをつまみながら、つまみを注文した。
▲「山わさび漬たらこ(¥500)」
▲「まーくんの切っただけよキャベツ(¥400)」
たらこはしっかりとわさびの辛味の風味がしみていて、大変よく酒がすすむ。キャベツは塩昆布と食べてもよし、マヨソースにつけるもよし。そのままでも甘いキャベツはとても美味しかった。
さて、いよいよメインディッシュである。
こちらが私おすすめの、「でたらめいちおしザンギ 2ヶ(¥550)」である(ザンギの数は1ヶ~3ヶから選べる)。
これで2ヶである。写真ではあまりわからないかもしれないが、これがものすごく大きい。その大きさに驚きつつも噛り付けば、珍しい甘めの味付けにまた驚くことだろうと思う。そのままでももちろん美味しいのだが、ついてくるまあくん特製マヨネーズをたっぷりつけて食べるのが一番のおすすめ。
鶏が連続してしまうが、こちらもおすすめである。
「あわおどり岩塩焼(¥900)」は、朝締めたばかりの鶏を徳島から仕入れているというこだわりぶり。炭火で焼かれたプリプリの鶏肉は絶品で、そのまま鶏本来の旨味をじっくり味わうもよし、ゆず胡椒でピリリと香り高くいただくもよし、珍しいグリーンマスタードで舌鼓を打つのもよし。ザンギとは違った鶏の味わいが楽しめるだろう。
ここあたりで温かいものが呑みたくなったので「可[べし]」を頼むことにした。熱燗を頼んでみたが、このお酒はぬる燗のほうがおいしくいただけるとの事らしいので、そちらで頂くことに。
▲右が「可[べし](一合¥900)」、左が同行者が頼んだ「羽根屋[はねや](一合¥1,000)」どちらもすっきりとした米の甘さがおいしい。
「まぁくんの肉じゃが(¥600)」なるものもあったので注文してみる。
もう「まぁくん」の名を冠している時点で美味しい気がしてくる。味が染みたじゃがいもはとてもほくほく。優しい味付けはほっと一息吐きたくなってしまう安心感がある。まさにおふくろの味。作っているのはまぁくんだけど。
最後〆として頼んでおいたのは「焼おにぎり」である。
私はこれがとても好きで、大体注文していたりする。なんと頼んでから40分ほどじっくり炭火で焼き上げる力の入れよう。そうやって焼き上げたおにぎりは美しいきつね色で、表面はカリカリ、中は味が染みたお米がふっくらでとても美味しいのだ。これを家でやってみようと思ってチャレンジしているのだが、なかなかうまく焼けない。今度カウンターでじっくり見させてもらおうかと、密かに考えていたりする。
温かい食事に身も心もポカポカになり、気づけばたくさん呑んでしまっていた。今回は頼んでいなかったが、こちらは各地から取り寄せている新鮮な魚介類も美味しいのでおすすめ。他にもこだわりの料理がたくさんあるので、自分の食べたいものが必ず見つかるだろう。
▲来店したら探してみてね
店舗情報
店名:でたらめ
住所:北海道札幌市中央区南3条西4-21-5 3・4タカノビル B1F
電話番号:001-252-7176
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜日・祝日
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