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実はトルコってオリーブ作りが盛んなんです!11月以降が新作の狙い目!
トルコはオリーブ作りが盛んです。
エーゲ海と地中海を有していますので、その気候はオリーブにぴったり。
あまり知られていませんが、かなりの量のトルコのオリーブがオリーブオイルで有名な他国に輸出され、それを絞ってその国のオリーブオイルとして売っているところもあります。
自国の生産だけでは足りないそうです。それだけ、トルコのオリーブは質が良いということもあると思います。
オリーブがなくては始まらない
オリーブは、トルコには欠かせないモノ。
塩気がきついので、パクパク食べるモノではありませんが、朝食には必ず出てくるモノで、言うなれば、日本の梅干しのような位置付けです。
味もクオリティも様々で、私は個人的には緑のモノが好きです。
中に赤ピーマンが詰まっているモノや、チーズを詰めて漬けたものなどもあります。これがワインとよく合うので、お酒のおつまみとしても最高です。こんな風に市場では販売されていて、キロ単位で買います。
そして、オリーブオイルがなくてはトルコ料理ははじまらない!と言われるほど実は大事な食材です。
トルコでは、このようなメゼ:前菜(ペルシャ語の軽食というマゼが由来だそうな)が数多くあります。
それらはオリーブオイルで調理されており、冷めてもとても美味しいのです。どれも野菜の甘みとオリーブオイルの風味が最大限に生かされていて美味です。また、オリーブオイル多めで調理されており保存が効くため、どこのレストランでも必ず数多く用意されています。
小皿に並べてお盆でサーブされてきますので、そこから好みのモノを自分でチョイスします。
11月以降が狙い目
オリーブオイルといってもピンキリですので、我が家でも日々色々なメーカーを試しています。
お気に入りのお店があったのですが、残念なことに閉店してしまい、現在は市場で買っています。買う時期によっても味が違ったりするのですが、今期一番のお気に入りは、これです。
我が家の地域で毎週開かれる屋内市場に出店しているオリーブ屋さんのコールドプレスのエクストラバージンオイル。目につくように、新モノ!と表示されています。
今期の搾りたてということで、その鮮度も抜群で香りよく、パンと一緒に味見させてくれますので、気に入ってすぐに5リットル買いつけました。エグみもなく、とてもまろやかでした。
このように瓶に入れてくれます。大体11月ごろから、その年収穫されたオリーブがオイルとなり、新作として出回り始めます。スーパーなどはもう少し遅いでしょうが、市場や直売店は早めに販売されるようです。
スーパーのオリーブオイルも悪くはありませんが、やはりこういうところのものの方が風味も断然良いので、ご旅行の際に訪れてみるのも良いと思います。見るだけでもとても面白いですよ。
瓶に入れられているモノ、一斗缶(小さいモノもあり)もありますので、お土産にも良いと思います。
特にトルコの場合は、調理はもちろんですが、サラダやパンにつけて生で食べることも多いので、そのまま食べた時のオリーブオイルの風味はとても重要です。
最近は、長生きしたければ地中海式食生活を見習えと言われているほど、オリーブオイルの有効性は証明されています。
トルコにお越しの際は、ぜひ、トルコのオリーブ&オリーブオイルをお試しください!
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河合亜希子
- 1998年よりトルコ・イスタンブール在住。トルコ雑貨のお店Anatolian Art店主。コラムやコーディネートも担当。