公開日:
最終更新日:
聖地巡礼の後に味わうイギリス本格派コーヒー @ヘルタースケルター
世界中のビートルズ・ファンたちが、一生に一度は訪れてみたいと願う場所のひとつが、北ロンドンの「横断歩道」。1969年に発表されたアルバム、『アビイ・ロード』のジャケットで、ビートルズの4人が横断歩道を渡っている有名な写真は、ファンでなくともどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。この地を訪れたら、是非とも一緒に立ち寄ってもらいたいのが、「ヘルタースケルター・ビートルズ・コーヒーショップ(Helterskelter Beatles Coffee Shop - Electric Coffee Co)」です。
アビイ・ロード(実在する通りの名前)の横断歩道の最寄駅は、地下鉄ジュビリー・ラインのセント・ジョンズ・ウッド駅。ヘルタースケルターはその駅の構内、入口の右脇に軒を構えています。
2017年にスターティング・オーバー!
元々この場所には、自らが大のビートルマニアという店主が経営する、その名も「ビートルズ・コーヒーショップ」というお店がありました。が、近年惜しまれつつ閉店。その後、コーヒー豆専門店のエレクトリック・コーヒーが店舗を買い取り、2017年3月に再オープンとなったのです。装いも新たな再出発ではあったものの、前店からのビートルズ・テーマはしっかりと引き継がれました。
小さな店舗で味わえる通好みのコーヒー
お店の中は正直ビックリするほどの狭さながら、中で提供されているのは妥協を許さない本格派のコーヒー。南米やアフリカの諸国から厳選した豆を、独自の手法で焙煎しているエレクトリック・コーヒーでは、カフェだけではなく各種飲食店への卸売業も行っています。ヘルタースケルターの店舗でもコーヒー豆の購入は可能。目を引くオシャレな黄色いパッケージに入ったコーヒー豆は、お土産にもいいかも、です。
ビートルズ・グッズもここでゲット!
残念ながら版権の都合であまりお見せできないのですが、ヘルタースケルターの店舗内にはビートルズ関連のグッズが所狭しと並んでいます。Tシャツやマグカップ、バッジなどといった定番アイテムに加え、場所柄、アビイ・ロードの道路標識をあしらった商品が売れ筋とのことです。
「あの横断歩道はどこ?」と訊ねに店に入ってくる旅行者が後を絶たないヘルタースケルター。コーヒーとグッズを購入後は、外のテラス席で、国際色豊かなビートルマニアたちとトークを楽しんでみるのもおすすめです。
横断歩道までは徒歩5分!
ヘルタースケルターからあの横断歩道までは、目の前のGrove End Roadを南西の方角に歩けばすぐです。アビイ・ロードに突き当たってすぐ右手にあるのが、あの伝説の横断歩道。そして駅の方角から来たら、横断歩道を渡ってすぐ右手にアビイ・ロード・スタジオがあります。スタジオや近辺の建物はどれも私有地なので、写真は外観のみを、迷惑のかからないように撮影するよう気をつけてください。そしてアビイ・ロードは意外と交通量が多いので、横断歩道での撮影は要注意です!
>横断歩道の生映像はこちらでチェック!
私有地とはいえども、スタジオは世界中から訪れるファンには寛容で、壁の落書きには目をつぶってくれているようです。そしてスタジオの左隣の物件の壁も、要チェック!「ここには落書きしないで、書くのはスタジオの壁だけにしてね」というメッセージが、ビートルズの曲のタイトルをもじりつつ、かかげてあるのです。
Please don't write here, there and everywhere. Keep it to our wall
Help us keep this wall clean / Get back to writing on our wall
こんな遊び心あふれる注意書きなら、ファンも嬉しいものですよね!
Rankingイギリス記事ランキング
-
ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。