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ボッタクリは平気?台湾タクシーの料金目安と利用時の注意点
海外旅行中の移動手段には公共機関を利用するという方法もあるけれど、土地勘のない場所でバスや電車を乗り継いで目的地を目指すというのは思った以上に大変なものです。そこでおすすめなのが、現地のタクシーを利用する方法。特に台湾は日本と比べて比較的タクシーを安く利用できるため、旅行の移動手段としてはとっても便利です。とはいうものの、海外でタクシーを利用するのは、いろいろな面で不安があるという方も多いのでは? 今回は、女子旅行でも積極的に利用していただきたい「台湾タクシー」について、乗車ルールやマナー、注意点など、詳しく解説していきます!
台湾のタクシーの料金設定
台湾の街を歩いていると、黄色いボディの車をたくさん見かけるはず。これが台湾のタクシー(出租汽車もしくは計程車)です。日本のタクシーと比べると料金が格段に安いから、日本ではほとんどタクシーに乗らないという方でも、台湾旅行中はメインの移動手段として積極的に活用してみてはいかがでしょう? ただし、運転手さんはフレンドリーで親切な方が多く、安全だと言われている台湾のタクシーですが、中には悪質なタクシーがいるのも事実......。運悪くハズレタクシーに当たってしまって法外な料金を請求されないためにも、台湾のタクシーの料金システムについて、あらかじめきちんと把握しておくことが大切です。
初乗りの目安
台湾では、どの会社のタクシーに乗っても料金設定は基本的に同じです。初乗り料金は時間帯によっても違っていて、6時から23時までが70元(約270円)、23時から6時までは深夜早朝割り増し料金として基本料金に20元(約80円)がプラスされます。
料金の加算目安
台湾のタクシーは乗車から1.25kmまでは初乗り料金で乗ることができ、それ以降は250mごと、もしくは時速5km以下で1分40秒ごとに5元(約20円)がプラスされていきます。また、電話でタクシーを呼んだ場合にも10元(約40円)が初乗り料金に加算されるのが一般的です。
台湾の空港から台北市街へのタクシー移動
具体的にタクシー移動をしたときの料金を考えてみましょう。例えば、空港から台北市街までのルート。方法としては、バス、新幹線、MRT(地下鉄)、タクシーなど4つがありますが、大きなスーツケースを抱えて公共機関に乗るのは体力的にもなかなか大変ですよね。そんなときにはやはり手軽で混雑の心配もないタクシーを利用してみては? 主要空港から台北市街までタクシーで移動する場合の、所要時間と料金の目安は以下の通りです。
台湾桃園国際空港から台北市街まで
所要時間はおよそ45分。週末や時間帯によっては渋滞でもう少し時間がかかることもありますが、台湾桃園国際空港からノンストップで目的地を目指してくれるため、バスを利用するよりも早く台北市街まで到着します。乗車料金の目安は1000元(約3,900円)から1400元(約5,400円)ほど。バスなら600円以下なので少々割高ですが、バスの時間待ちをする必要もなく、日本のタクシーと比べればかなりリーズナブルだと言えるでしょう。
台北松山空港から台北市街まで
台北松山空港からであればもっと近く、安い価格になります。台北松山空港から台北の市街地まではおよそ5キロの距離。タクシーを利用した場合の所要時間も10~15分ほど。乗車料金も200元(約800円)以下と、とってもリーズナブルです。
台湾でのタクシーの乗車方法
実際に台湾でタクシーを利用する前に、乗車方法について、おさらいしておきましょう。
タクシー選び
安全なタクシーかどうかを見分けるポイントとして、「車体がきれいかどうか」ということが挙げられます。車体のあちこちに傷や凹みがあるものはもちろん、汚れていたり、シールがたくさん貼られたりしているようなタクシーは、管理がきちんとされていない可能性があるので避けたほうが無難です。また、観光客に声をかけて乗車を促す「客引き」をしているタクシーも、ぼったくりである可能性が高いので、注意しましょう。
乗り方
日本ではタクシーに乗り込む際、左側のドアから乗るのが一般的ですが、台湾のタクシーは左ハンドルですので、お客さんは右側のドアから乗車します。
行き先
中国語しか話せない運転手さんも多くいますので、行き先を伝える場合には目的地の住所を紙に書いて見せましょう。
支払い
クレジットカードが利用できるタクシーも少しずつ増えているようですが、まだ対応していないタクシーもあるため、基本的には現金払いとして準備をしておいたが良いでしょう。運転手さんの中にはお釣りを準備していない人も多いので、タクシーを利用する際には、あらかじめ小銭を用意しておくことも忘れずに。
降車時
原付バイクの交通量が日本と比べて格段と多い台湾。タクシーを降りる際には、いきなりドアをあけるのではなく、後方から原付バイクが突っ込んでこないかをしっかりと確認してから降りましょう。
台湾のタクシーに乗る際のルールとマナー
台湾でタクシーを利用するとまず驚くのが、ドアが手動だということ。日本では停車と同時にドアが開きますが、台湾のタクシーはドアを開けるのも閉めるのも全てお客さんが自分で行います。シートベルトは全席着用義務があるので、必ず守りましょう。そのほかは基本的なルールやマナーは日本のタクシーとほとんど同じですから、必要以上に緊張せず、リラックスして乗車してくださいね。
台湾のタクシーには、それほどボッタクリは多くないと言われています。ただ、万が一のトラブルを避けるためにも、あらかじめ台湾のタクシー事情やルールをしっかり把握して、便利にタクシーを使って台湾旅行を楽しみましょう。
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