初めての海外旅行! 入国審査の流れと英語での答え方

空港 海外旅行イメージ

外国語に対して苦手意識を持っている日本人にとって、海外旅行での最初の難関といえばやはり入国審査ではないでしょうか。

特に初めての海外旅行の場合、入国審査の緊張感は想像を絶するものです。ドギマギしたり曖昧な返答を繰り返したりしていると、不審者と判断されて別室に連れていかれてしまうことも......。

そこで今回は、初めての入国審査を堂々とクリアするために、入国審査の流れと入国審査で使える英語を紹介していきます!

目次

入国審査の流れと最初にやること

海外旅行が初めての人にとって、入国審査はとにかく緊張するものです。ですが実際は、入国審査の流れはどの国もほとんど同じなので、一般的な流れを事前に頭に叩き込んでおけば、難なくクリアできます。

最初にやるべきことは、旅行先の空港に到着したら入国審査場(immigration/passport control)に並ぶこと。

例えばアメリカの場合には、入国審査のエリアに「NON-US CITIZEN」と書かれたラインがあるので、その列に並びます。入国審査ではパスポートやビザ、入国カードなどの提示を求められるので、すぐに取り出せるように準備しておくことが大切です。

「Next!(次の方!)」。入国審査の列に並んでいて、前の人が終わってこの言葉が聞こえたら、いよいよあなたの順番です。

「May I see your passport?(パスポートを見せてください)」と言われたら「Here you are(はいどうぞ)」と言ってパスポートを渡します。入国審査官によっては、「Passport please?(パスポートお願いします)」や、「Passport!(パスポートは!)」など異なる言い方をするケースがあるので覚えておくと良いでしょう。

入国審査で聞かれる質問と答え方の例

入国審査官にパスポートを渡したら、いよいよ質問がスタートします。とは言え、入国審査で聞かれる質問はほとんど決まっているため、事前に準備しておけば慌てる必要はありません。

滞在期間についての質問と答え方の例

「How long will you stay in this country?/この国にどのくらい滞在するの?」

「Two weeks./2週間です」

「When will you return to your country?/いつ帰国しますか?」

「I'll return home on the 1st of September./9月1日に帰国します」

滞在目的についての質問と答え方の例

「What's the purpose of your visit?/この国を訪れた目的はなんですか?」

「Sightseeing./観光です」

「Are you here for business or vacation?/仕事で来ましたか? それとも休暇ですか?」

「Business./仕事です」

宿泊施設に関する質問と答え方の例

「Where are you staying?/どこに泊まりますか?」

「I'm going to stay at my friend's place./友だちの家に泊まります」

「Have you reserved any accommodation?/宿泊先の予約はしてありますか?」

「Yes, I have a room booked at ○○ hotel in Boston./はい。ボストンの◯◯ホテルに部屋を予約してあります」

帰りのチケットに関する質問と答え方の例

「Do you have a return ticket?/帰りのチケットはありますか?」

「Yes, I do./はい、持っています」

入国履歴に関する質問と答え方の例

「How many times have you visited NY?/NYを訪れるのは何度目ですか?」

「First time./初めてです」

「I have been here a couple of times./何度か来たことがあります」

職業に関する質問と答え方の例

「What's your occupation?/職業はなんですか?」

「I'm a student./学生です」

「I'm an office worker./会社員です」

申告物に関する質問と答え方の例

「Do you have anything to declare?/何か申告するものがありますか?」

「Nothing./何もありません」

「Yes, I have some instant miso soup./はい。インスタントのお味噌汁を持って来ました」

相手が言っていることが分からないときは?

入国審査では、必ずしも相手の言っていることが聞き取れるというわけではありません。審査官が早口だったり、訛りがあったりで何を言っているのか分からない場合には、堂々ともう一度話してくださいとお願いしましょう。

What was that? I'm sorry, could you speak more slowly?

/なんですか? すみませんが、もう少しゆっくり話していただけますか?

Could you say that again, please?

/もう一度言っていただけますか?

何度トライしても会話が成り立たないときは?

何度英語で伝えようとしても、会話が成り立たなかった場合は、携帯アプリなどを活用するのも方法のひとつです。

例えば、Google翻訳は音声の翻訳もしてくれるため、入国審査の質問に答える際にも役立ちます。

海外に到着したばかりでWi-Fiがつながらない場合には、オフラインで利用しましょう。ただし、オフラインでGoogle翻訳を使うためには、あらかじめその国の言語の「オフライン翻訳ファイル」をダウンロードしておく必要があります。オフライン翻訳ファイルはアプリの「設定」画面からダウンロードが可能です。

英語での入国審査はものすごくハードルが高く感じてしまいますが、実際に聞かれる質問内容はほぼ決まっているため、しっかりと予習をして、落ち着いて対応できるようにしましょう。

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