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移民都市トロントで本場さながらのベトナムフォーを食す!
突然ですが、カナダは北米の国だから、ヨーロッパ系の白人が多いと思っていませんか?
実は、2017年現在約3680万人の総人口のうち、およそ720万人がアジアやアフリカ、中南米から来た移民です。さらには、トロント在住の約半数の人が外国生まれで、マイアミに次いで世界に2番目の多民族都市といわれています。
そんな多様な文化、バックグラウンドが入り混じる都市トロントでは、実に様々なお店やレストランが見受けられます。
私の住んでいるトロント東部は、インド系の移民が多いようで、近所のスーパーにはスパイスや、見たことのないような野菜や穀物類が販売されているし、伝統衣装のサリーをオーダーメイドできるお店が多く存在します。
カナダにいながらも、世界各国の本場の文化に触れることが出来るなんて、面白いしぜいたくですよね。
トロントに6年住んでいる私ですが、職場や友人を通じて、様々な国の料理や文化を知る機会が多々あります。いまだに知らなかったことや新たに学ぶことがあり、そのたびに毎回その魅力に惹きこまれてしまいます!
今回ご紹介したいのは、ベトナム料理の「フォー」
たくさんの発見がある中で、今回ご紹介したいのは、私がトロントに来てから何十回とリピートしている、大好きなベトナムフォーのレストランです。
フォーはスープに米麺が入ったものですが、日本のラーメンのようにその種類は様々で、スープのベースや具材がメニューによって異なります。
トロントに来て、わざわざベトナム料理?と思う人も多いかもしれませんが、日本ではこのような本格的ベトナム料理を食べられる場所は少ないです。また、日本からの友人家族を連れて来るたびにまた来たい!と言ってもらえているので、その味は本格的で、間違いありません。できることなら、読者の皆さんにお届けしたい、この絶妙な美味しさ・・・!
それでは早速、私の行きつけをご紹介します!
Pho Pasteur
「Pho Pasteur」という、フォーをはじめとするベトナム料理を提供しているこのレストランは、トロントのダウンタウン中心部、チャイナタウンの中にあります。大通り沿いに店を構えているので、行き慣れていない方でも、とても見つけやすいです。
そんなに人通りが多いわけでもないのに24時間営業なので、いつでもどこでもふらっと立ち寄れます。クラブやバーで飲んできたあと、日本のラーメン屋のように、団体でしめに食べに来る人も多いようです。
このお店は穴場なのか、私がいつも行く昼間の時間があまり混んでいないのか、待たされたことがなく、お客さんもいつも数組ほどしかおらず、基本的にはオーダーしたらすぐ運ばれてきます。
多彩なメニュー
フォーだけで20種類くらいあり、スープはどれもビーフベースです。フォーは米麺なので、ビーフベースのスープに米麺があり、そのトッピングは好きな物を選べます。牛肩、すじ、ロース薄切り、ホルモン、肉団子、チキン、ポークチョップ、などの具材がありますが、私がいつも決まって頼むのは、1番のSサイズです。
1番にはビーフの薄切り肉、肉団子、牛すじ、ホルモン、肩が全部入っている美味しいとこ取りだと知って以来、フォーを食べるときは、このメニュー以外頼んだことがありません。笑
ちなみに、フォーの他には、春雨のようなVermicelliという細長い麺、焼きそば、チャーハン、ポークチョップなどの肉料理とごはんがあり、種類が豊富なので常連客を飽きさせません。
ポークチョップはカルビのようで美味しいし、揚げ春巻きも揚げたてサクサクの絶品なので、フォーが得意でなくても、必ずお気に入りのメニューが見つかります。
これが名物のフォーだ!
フォーは、注文してから出てくるのがめちゃくちゃ早く、3分ほど待っていればテーブルに運ばれてきます。毎回「え、もうできたの?!」と日本語で突っ込んでしまうほど、スピーディです。期待を裏切られたことは、1度もありません。
日本の讃岐うどんのチェーン店のような感覚でしょうか、ファストフードのようにすぐ出てきます。
どーん、これがトロント名物のフォーです!透き通ったビーフベースのスープ、ふんだんに盛られたネギとパクチー、様々な種類の肉がトッピングで乗っていて、今すぐ飛びつきたくなる衝動に駆られます。
まずはスプーンでスープをすくって一口。んん〜ビーフのだしがしっかり利いていて、コクが深くて最高です!
食べる前に、もやし、バジル、ライムの薬味をいれましょう。
薬味は、足りなかったら追加でくれます。追加でもらわなくとも毎回山盛りなので、頼んだことはありません。野菜もいっぱいなのでヘルシーですね。
一瞬で平らげてしまいました。美味しくて夢中になりすぎて、食事中の写真を撮り損ねました。。
オススメの食べ方は、チリソースとソースを混ぜたものに、フォーに入っているお肉をディップしながら食べることです。フォーの味付け自体はとてもシンプルなので、辛いものが好きならサイドにあるSrirachaソースという辛いソースをかけるか、お肉にディップしながら食べると、程よい辛さでさらに食欲が進みます。
私はSサイズで十分ですが、男性はM、大食いならLをオーダーすることをオススメします。でも、Lはかなりの量ですので覚悟してください。
最後に
今回は、私の大好きなベトナムフォーのレストランをご紹介しました。トロントに来る機会のある方は、西洋の文化はもちろんですが、多文化・異文化の入り混じる楽しさもぜひトロントの見どころの1つとして、観光していただけたら嬉しいです。
Pho Pasteur
住所:525 Dundas Street West, Toronto, ON M5T 1H4
営業時間:24時間営業
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もも
- 2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。