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イスラム教徒が多いエジプトでもクリスマスバザー
エジプトは人口の90%以上がイスラム教徒と言われていて、クリスマスを日本の様に異教徒が祝う事はありません。
しかし観光大国、外国人を受け入れるのに年々思考をこらした装飾が各ホテル内で定着して来ました。
近年クリスマスや年越しにはガラディナーと呼ばれる特別なディナーに予約を入れるのは、エジプト人裕福層のステータスなのかもしれません。
師走になると市内あちこちでクリスマスバザーが開催されます
この日は毎年楽しみにしている動物保護団体が運営しているファームで開催されるクリスマスバザーに行ってきました。
枯れたナツメヤシの木を柱にしたり、葉を日よけに利用したり園内はリサイクルの資材の利用方法を毎回参考にさせてもらっています。
出店されているお品を見て歩くのは楽しい
毎年入り口近くのテーブルで出店しているドイツ人マダムのこのクッキーやジャムは人気で、テーブルの飾りつけも素敵で気分が盛り上がります。
こちらはハルガダ市内でガラス工芸のワークショップを開いているベルギー人の方の作品です。
全て一点ものですから気に入ったのに出会ったら嬉しいですよね。
こちらはエジプト人の方がご自分で作られているデコパージュ作品です。
ペーパーナプキンを専用の液で貼り付けるんだそうです。木工品だけじゃなく、キャンバス地の上でも貼れるらしいです。
こちらは日本のJAIC(日本アジア投資株式会社)から、紅海県に手工芸の指導でエジプトの女性がハンドワークで自立できる手助けをしている所の作品です。カラフルな生地はエジプトの冠婚葬祭やお祭りなどで使われる伝統の布で、色や柄が豊富でエジプト土産に大変お勧めです。
園内はちょっとした動物園みたい
土壁など手作りのゲージには、かつて保護されていたラクダや馬やロバはそれぞれ飼い主の元に戻ったのでしょう。
この日は数頭のヤギしかおりませんでした。保護センターですから動物がここに居ないほうが良い事なんですよね。
園内は飼い犬をしつけするドックランサーキットやケガした野鳥を保護している所など、敷地が大変大きいので時間を決めて見学ツアーも開かれていました。
小腹が空いたので
こちらのクリスマスバザーで人気のドイツソーセージです。
イスラム教徒にはご法度のポークソーセージ、偶のご馳走です。
ドイツでも流行っているカレーソースをつけてもらいました。ソースが少なかったのにちょっとびっくり!
カフェテリアではいろいろな家庭料理も販売されていました。
ちょっとした猫カフェ
園内には保護された犬や猫が数頭自由にしています。
私達のテーブルにもこんな猫ちゃんが恨めしそうに食べ物を眺めにやってきました。
私からおこぼれをもらえないとわかったら新たに座った人の所に移動していきました。そこでも写真を映されただけで、お肉の端っこはもらえていませんでしたね。
紅海県ハルガダ市は年間通してほとんど雨が降らず、ほぼ毎日晴天に恵まれています。
12月から3月いっぱいは風が冷たいので日本人には泳ぐのは寒く感じますが、海水の温度が19度より下がらないとのことで、寒さ対策をばっちりしたスキューバーダイビングのリピーターに大変人気となっています。この時期はホテルのプールも暖めていますから、夏よりも冬がヨーロッパ各地からのチャーター便が飛んでいます。
この日も散策日和でした。
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ココ珊瑚
- エジプトの地方リゾート、ハルガダ在住18年となりました。目の前には美しい紅海が広がっています。ダイビングやスノーケリング、マリンスポーツが大好きです。ゆったりとした時間が流れているエジプトから外国人目線の情報をお届けします。