「サンクスギビング・デー」ハワイではどう過ごす?

今年もホリデーシーズンがやってきました。アメリカでは毎年10月のハロウィーンが終わるとデパートやショッピングセンターのディスプレーがクリスマス用に変わり、スーパーではサンクスギビング(感謝祭)用の食品がずらりと並びます。

サンクスギビングは元々ネイティブ・アメリカンの部族が、英国からアメリカ東部に渡った初期入植者を助け、入植者たちがその年の収穫に感謝し、助けてくれた部族を招き食事を共にしたことから始まったそうです。

しかし今のように日付が制定されたのは1863年。時のエイブラハム・リンカーン大統領が「毎年11月の第4週木曜日」を正式なサンクスギビング・デーとすると宣言したそうなのです。

ハワイではサンクスギビング・デーをどうやって過ごす?

というわけで、毎年この日は家族や友人を招き、感謝を捧げるディナーパーティーが開催されます。多くの家庭では朝からテレビ(普通はフットボール)を観ながらパーティー用の食事を作るのんびりした1日を過ごします。

一見サンクスギビングとは関係のないハワイですが、家族や友人に感謝を捧げる気持ちは同じ。ということでハワイでもこの日は祭日となり、皆のんびりと過ごします。

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これが持参する料理。サンクスギビングの定番「グリーンビーン・キャセロール」です。そしてやはりなくてはならないパイ。本当はパンプキンパイやピカンパイ、アップルパイが主流ですが、個人的に甘いパイが好きでないので、この日は独断と偏見でカスタードパイ(笑)。ここにはありませんがやはり欠かせない、パイと一緒に食べるバニラアイスクリームも持参しました。

サンクスギビング・パーティーに招待されたら、通常はこういった料理やワイン、デザートなどを持参するのがマナーです。たとえホストが「何も持ってこなくていいよ」と言っても、です!アメリカではどんなパーティーでも手ぶらで行くのは絶対にやめましょう。表では歓迎してくれても、心の中では「図々しいな・・・」と思われていることはほぼ間違いありません(笑)。

事前に「私は●●と●●を持って行きます」と伝えておきましょう。

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さて、私は今年、オアフ島西部マカキロ(カポレイの山側)の友人宅へお邪魔しました。ラナイからはこんなに素晴らしい景観が広がります。

この日は例に漏れず友人は朝から料理、旦那さんはまったりとフットボール観戦・・・。

サンクスギビングのメニューは?

ディナーは5時半ごろ。主役は言わずと知れた「ターキー(七面鳥)」です。

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お料理上手な友人(日本人)は、アメリカ人より上手にターキーを焼いてくれました。

塩水につけたり、油を塗って揉んだり、中にハーブやオレンジを入れたりと、パサパサになりやすいターキーの調理法を工夫して、肉がしっとり柔らかく出来上がっていました。

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他にはスタッフィングとマッシュポテト、私の持参したキャセロール、パン(バターロールのような)、サラダ、とうもろこしなどが食卓にずらりと並びます。

各家庭で多少メニューは違いますが、だいたいこれが基本。私は本土のサンクスギビングにも何度か参加しましたが、ハワイのパーティーではポケを持参する人がいたり多少ローカル色が入りますが、メインは同じです。

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お皿に盛り付けるとこんな感じに(ちょっと欲張りすぎましたか・・・)。

大体皆2回程度おかわりしてお腹がパンパンになるまで食べるのが普通です。日本人には馴染みのうすい料理ですが、1年に1回のサンクスギビング・ディナー、私は大好きです。

アメリカでサンクスギビングのディナーパーティーに誘われたら、ぜひ行ってみてくださいね!

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相馬佳

ハワイ州ホノルル在住。ハワイ大学を卒業後現地でライター職に就く。ハワイ歴はすでに22年、趣味は旅行、ハイキング、ヨガ、読書。

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