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チェコ/冬のプラハを真っ白に演出するのは・・・
冬の現在、プラハの平均最高気温は10度ほど。しっかり着込んで出かけないと、寒くて長時間外にいられません。冬のプラハで真っ白な色を演出しているのが、ブルタヴァ川沿いの白鳥達です。ブルタヴァ川沿いはオペラ劇場でもある国民劇場から、南へVýton(ヴィートン)までの間、川沿いの遊歩道がつけられていて、自転車やローラーブレード、散歩と、車を気にせずゆっくり歩けるようになっています。ちなみに、ブルタヴァ川沿いは、春・夏・秋のメインシーズンにかけてはファーマーズマーケットの会場です。この遊歩道をのんびり歩いていると、真っ白な白鳥達が集まってきます。
冷凍庫の掃除なんかしていると、いつ買ってきたんだろう?というかちかちのチェコのパン(フレバ)が出てくることがあります。もちろん買ったのは私ではなく、うちのチェコ人旦那君です。買う→忘れる→捨てるということが許せない私は、日曜日に大量のフレバを旦那君にまな板の上で刻ませました。自分でそれだけの大量のパンを買って、忘れたことを分かってもらうためにも。これを自分でしてもらうことが、パンを作った人へのお詫びにもなるというもの。その大量の刻んだパンを持って、川沿いへ行くと白鳥達が寄ってきます。
数羽の白鳥達の数がどんどこ増えていき、あっという間にぎゅうぎゅうの白鳥達。首が長くて色々便利そうです。
大量に持っていたパンはあっという間になくなり、ご堪能いただきました。
"捨てる"という行為よりずっと仁義的。でも、そもそも食べないパンを買わないでほしい・・・
白鳥達のおこぼれにあずかったかもめ達。食後は穏やかに昼寝中。
パンを捨てる前に、是非ブルタヴァ川へ。白鳥達が首を長くして待っています。
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YUYU
- 2005年からチェコ共和国プラハ在住のコーディネーター・フリーライター・現地ガイド。日本からの各種メディアの取材・撮影コーディネートからWEBへの執筆、現地日本語ガイドまで幅広く活動する。