モスクワ州南東部にある町・コロムナの名物は、パスチラ（Пастила）です。パスチラとはロシアで古くからあるデザートで、リンゴピューレに砂糖、蜂蜜、ベリー類、ナッツ、チョコレートなどを入れて作ります。味は果汁が一杯入ったマシュマロという感じです。スーパーでも売っていますが、コロムナでは伝統的な味とレシピを守り続けているそうです。

そして、コロムナには古い商家を使ったパスチラ博物館（музей Коломенской пастилы）があります。博物館はコロムナの住宅街の中にあります。

門をくぐると、かわいいお庭が広がっています。

予約をすれば、パスチラの歴史を説明してくれるお茶会「アムリ（Амуры）」に参加することができます（パスチラと紅茶付き）。昔のパスチラ店を再現したディスプレイがあり、昔のかわいい衣装を着た従業員の方たちが働いています。昔、パスチラ作りに使った道具たちの展示も。

いよいよ、お茶会「アムリ」の始まりです！！別室に通されると...紅茶とパスチラが待っています！！おぉぉ...おいしそう。ひとつひとつのパスチラの説明を聞きながら、食べていきます。

・【左前：ピンク】リンゴのゼフィール型パスチラ
・【左後ろ：黒】蜂蜜＆ナッツ＆けしの実のパスチラ
・【左後ろ：茶色】チョコレート＆オレンジのパスチラ
・【中左：白】酔いざまし効果があるという、レモン＆ミント＆ハーブパスチラ
・【中右：赤茶】いちごパスチラ
・【右から２番目：ピンク】リンゴ＆ラズベリーの伝統的パスチラ
・【右：ピンク他4色】ソビエト風４色パスチラ

ソビエト風はチェリー、レモン、ラズベリー、チョコの４層からできています。歴史もわかり、優雅なティータイムを楽しめるパスチラ博物館、とても素敵な場所でした。