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岩と人との一体感...ポルトガルの美しい村・秘境「モンサント」
もうすぐ11月を迎えるというにも関わらず、相変わらず「いい天気」のポルトガル。体感温度も日中は30度以上を超える日も続き、焼き栗屋台の店主も「これじゃあ・・・栗の売り上げが上がらない」と嘆いてしまうほど。
秋の「本格的な到来」はもう少し先となりそうなポルトガルですが、今回は「秘境」ともいえる場所、モンサントをご紹介させて頂こうと思います。
リスボンから北東に約280kmほど離れた、スペイン国境からもほど近い場所に位置するのがモンサント。昨年度に、日本の旅行業界の方々が選んだ「ヨーロッパで最も美しい村」の一つとして選ばれた村でもあります。
まるで巨石遺跡のような、ごろごろとした岩を利用して家屋が形成されているところもあり、可愛らしいドアや窓を見ているだけでも、どこか「時間の止まった」ような感覚になってしまう場所です。
村の人口も約100人弱であり、のどかな雰囲気もさることながら、スペイン国境との境目ということもあり、古来から重要な防衛拠点として、そしてポルトガルのテンプル騎士団が統治していた場所としても知られています。
村の中を歩いていくと、やはり最初に気が付くのは、そう、「急な坂道です」。リスボンでもポルトでも、情緒ある石畳が存在しますが、こちらのモンサント村も同様です。住民の車の駐車も一苦労・・・
<大きな岩々よりも「先に」転がってはならぬと・・・、タイヤの下にも石を置き、ストッパーに>
侵攻を受け、包囲網を敷かれても、それに負けじと耐え抜いてきた村、モンサント。その歴史ゆえに、残されてきた村を見る価値は、絶対にあると思います。
もちろん、日本では見ることのできない、岩と人の一体感は、必見です!
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安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!