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ハワイを超えたサーファー天国がポルトガルに!世界最大の波乗り記録が生まれた地「ナザレ」!
リスボンから北へ車で約1時間45分。近郊の街であるアルコバサ市やバターリャ市と「セット」で訪れることが多いナザレ市。
かつて、狩りを行っていた貴族が崖から転落しそうになったところ、聖母マリアへの祈りが届き、奇跡的に一命をとりとめたという伝説が語り継がれている街。その聖母マリア像が、パレスチナにあるナザレという街から持ち込まれたことから、ナザレと名付けられたと言われており、宗教にちなんだ伝説や歴史が詰まった街です。
ポルトガル人にとっても、夏休みを過ごす場所として広く知られていますが、魅了されるのは何といっても「絶景」にあります。崖の上に存在する居住区「シティオ」地区から見る景観と、「プライア(ビーチという意味)」地区から見る海と崖の自然のコントラストには目を奪われてしまいます。
美しい海岸線を飾るのは、何となく親近感を覚えてしまう「天日干し」の魚達。アジやタラ、そしてタコまでも、接近すると非常に「なじみ深い」香りに包まれるのも、日本人ならではかもしれません。
海水浴シーズンになると、ポルトガル国内外から押し寄せた観光客で賑わうナザレ市。ポルトガル風の海水浴の「お供」である「ボーラ・デ・ベルリン」を販売する露店も、ビーチ沿いにしっかりと設置されています。
そんなナザレ市ですが、アメリカ出身のサーファーであるギャレット・マクナマラ氏が、100フィート以上(約30m)の波でサーフィンを行ったというニュース(ギネスレコード認定)が世界を駆け巡ると、ナザレの知名度は飛躍的に高くなっていきます。現在では、観光シーズンである夏以外でも、ビッグウェーブが期待できる12月も、サーファー達や見物人で賑わうようになっていきました。
海辺を眺めながら「ボーっと」したい街、ナザレ。皆さんもぜひお立ち寄りください!!
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安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!