海城・高松城を思う

琴電の高松築港駅から歩いてすぐの場所にある高松城跡玉藻公園を散策。

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ここには海に直面して築かれた海城としては最大規模だった高松城がありました。今はだいぶ埋め立てられてしまっていますが、そこかしこに海城の名残を感じられます。

例えば、北の丸。

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写真右下の部分は水手御門と呼ばれ、城主はここから小舟に乗り、沖に停泊する大船に向かったそうです。まさに海への玄関口!

毎週日曜日には水手御門近くの月見櫓が一般公開されています。櫓に登ると、海水が濠に流れ込むところを見たり、

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今ではだいぶ遠くなってしまった、海を見たりできます。

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当時は月見櫓から城主の船が到着するのを見張っていたそうです。また、城内では城舟(じょうせん)体験なるものに挑戦することもできます。

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和船に乗って内濠を遊覧します。

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なんと、濠にいる鯛にエサやりをすることも可能。なぜ濠に鯛がいるのかというと、水門で濠と瀬戸内海が繋がっているため、濠の水は海水100%。そこに真鯛を放流しているのです。濠の水位が海の干満に連動して変化するのも見どころかもしれません。

玉藻公園では、披雲閣にも注目を。国の重要文化財に指定されています。

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老朽化のため取り壊されていたものの、1917年に再建され、迎賓館として使われていました。今でも貸館として運営されていて、私が訪れたときは盛大な茶会らしきものが開かれていました。歴史的建物を見学するだけではなく、利用できるというのは貴重ですね。

高松城は廃藩置県で廃城となり、さらに老朽化のため破却されてしまいました。そのため、高松城の天守閣はなく、現在、天守閣復元を目指しているそうです。瀬戸内海に威容を示した高松城の復元...実現するか否か、楽しみです。

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東京で暮らしはじめて早15年。未だに迷子になります。旅先では方向音痴が功を奏して面白い発見をすることも。

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