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ポルトガルには欠かせない、魅惑のアズレージョを巡る旅に出かけよう!
ポルトガルも9月半ばを迎え、真夏日を超えることは少なくなってまいりましたが、依然と南欧の太陽は存在感を輝かせています。
ポルトガルの首都リスボンや第二の都市ポルトなど、各都市でご覧いただけるアズレージョ(タイル)。アラブ文化から今も継承されている「文化」でもあり、ある一種の「アート」でもあるアズレージョは、ポルトガルを語るうえで欠かせないものと言っても過言ではありません。
リスボンのフィゲイラ広場でご覧いただけるタイル
家屋内の室温管理のため、または湿気防止のためと、様々な役割を担っているアズレージョ。茶色い屋根と白い壁のコントラストの中に、存在が忘れさられがちではありますが、古き良きレトロな景観をより盛り立ててくれる重要な「パーツ」でもあります。
こんなにカラフルなタイルも!
海外のCMや商品のジャケット撮影にも使われることがあり、「あっ、これ見たことある!」と思い出される方もいらっしゃるかと思いますが、これにはポルトガル人も思わず「どや顔」で、「いいだろう?」と誇らしげです。
識字率が低かった時代、宗教学を教えるためであったり、国民の信仰心を高めるためにも活躍していたアズレージョ。ポルトガル各地の教会および礼拝堂では、ある意味の「教科書」として、きれいな教科書をご覧いただくことができます。また、ポルト市中心にある「サン・ベント駅」では、ポルトガルの大航海時代の歴史やご当地の文化が描かれた綺麗なタイルをご覧いただけることでも有名です。
「ポルトガルってどんなところですか?」とよく聞かれます。世界的にも著名な建造物や代表的な建造物はないかもしれませんが、人柄もよく、優しい国民性をいろいろな文化から感じ取って頂ける国だと思っています。
そんな優しく、純朴な国民性を垣間見ることができるタイルを、ぜひポルトガルにてご覧ください!
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安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!