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ポルトガルの喫煙事情
ポルトガルの観光シーズンの中で、最も賑わうのが8月。温暖な気候と雨が降らない観光日和が続くポルトガルには、世界各国から多くの観光客が訪れます。レストランでのマナーや作法など、ポルトガルはドレスコードも少なく、「美味しいものを美味しく頂く」という一番大切な気構えを大事にしている国でもありますが、喫煙事情に関しても、ヨーロッパの中でも規制が「緩い国」と言えるかもしれません。
2007年から、ポルトガル国内では喫煙に関する法整備が行われてきました。現在では、路上喫煙に関して規制する法律はありませんが(2018年度から施行される模様。18歳以下の未成年が通う教育機関および公園などは、禁煙エリアとなる見込み)、飲食店の店内では、ほとんどの店舗で「禁煙」となっています。しかし、これは店舗の大きさや空調設備の有無によって、店内でも喫煙できるお店は存在します。それ故に、店内での喫煙が可能なお店は、青の「Fumadores/Smoker」と明記されたステッカーを店頭に張っておくことが義務とされています。実際のケースでは、「中庭」や「テラス席」があるお店、つまり店外が喫煙エリアとなっているところが多いです。
また、宿泊施設に関しては、全面禁煙となっています。ただし、中庭や屋上テラスがある施設に関しては、その一定のエリアを除いて禁煙という形をとっています。Barやナイトライフを過ごす施設では(クラブなど)、喫煙可能スペースが設けられているところが多いですが、規模が小さなバーなどは、店内禁煙という店舗が大半です。喫煙が可能か不可能かを知るためには、店頭にある「ステッカー」(主に、出入り口の扉のガラスに貼られているところがほとんどです)を見てご判断いただくことがベストとなります。
また、日本でも人気の「IQOS」も、ポルトガルでご購入いただけます。大きなタバコ屋さんやIQOS専門店が、リスボン市にあり(Rua da Misericordia 115番地)、そちらでお買い求めいただけるのですが、IQOSに関しても、法整備は未だ行われていないとはいえ、店内での喫煙は禁止となっているところがほとんどですので、ご注意を。
「盲導犬以外の動物は入店禁止」、「防犯カメラで店内は録画されています」といった注意書きのほかに、青色のステッカーがあれば、店内には喫煙可能エリアがある証拠です。
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安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!