今更だけどパブってどんなとこ？食事はあるの？本場イギリスで味わうパブの楽しみ方

イギリス文化の代名詞のひとつともいえる、街中の居酒屋「パブ」。試してはみたいけれど入る勇気がない・・・なんて言っていたら、もったいない！ちょっと一杯、雰囲気を味わうだけでも、はたまたランチを楽しみにでも、フラッと立ち寄ってみましょう。

子供連れからお年寄りまで、老若男女が集う場所

パブと言えば、何はさておき「飲み」に行くところと考えてしまいがちですが、その客層は意外と雑多だったりします。パブの所在地にもよりけりとは言え、平日の昼間には乳幼児を連れた母親たちでにぎわい、常連さんのご老人たちが集まっていたりもします。週末ともなれば、店内の大型スクリーンでスポーツ観戦をする人たちで溢れかえるなんてことも。

ロンドンであれば、街中と同様、地元の人から観光客までありとあらゆる人種の人たちが店を訪れているため、緊張する必要はありません（でも、スリには常に用心が必要です！）。

まずはバーカウンターをチェック！

パブでのオーダーは、ドリンクもフードもバーカウンターで行うところが主流です。他のお客さんたちに負けないよう、忙しく動き回るバーテンダーを捕まえてオーダーを入れます。遠慮なんかしていたら、すぐに順番を抜かされるので、アグレッシブにいきましょう！

バラエティに富んだフードメニュー

一番手軽にイギリスの伝統料理を楽しめるのは、実はパブかもしれません。ほとんどのパブのチェーン店では、フィッシュ・アンド・チップスといった定番はもちろんのこと、ビーフ・アンド・エール・パイや、朝にはフル・イングリッシュ・ブレックファスト、日曜日のロースト・メニューなど、多彩なメニューが並びます。加えて、同じく国民食とも言えるインド料理やイタリアンなどもずらり。お得なドリンクとのセットメニューも見逃せません。また、デザートやコーヒー、紅茶などのカフェ的なメニューも充実しており、味も悪くありません。

フードのオーダーも、ドリンク同様、バーカウンターで行います。オーダー時に聞かれるので、各テーブルに付けられた番号を確認してからバーに向かいましょう。

上はビール付きステーキのセット、10.05ポンド（＝約1,530円※）。2.55ポンド（＝約390円※）の追加メニュー、スキャンピ（エビフライ）を添えて。

そして定番のバーガーセット。ソフトドリンク付きは4.75ポンド（＝約720円※）、アルコール付きでも5.75ポンド（＝約880円※）とお得です。ソフトドリンクはコーヒーや紅茶も選べます。ちなみにイギリスでチップス（ポテトフライ）といえば、ソルト＆ビネガー（塩＆酢）をかけて食べるのがお約束です！
（※：1ポンド＝約152円換算／2018年4月現在レートにて）

子供や家族連れにも優しい環境

パブの入口に「Families welcome（家族連れ歓迎）」なんて看板が掲げられているとおり、パブでは子供向けにもお得なメニューが揃っています。そしてパブあるあるで、このメニューの紙の裏を見れば、クイズやゲーム、パズルが登場！無料でもらえるクレヨンなどの筆記具を使って遊べるという、親にも嬉しいはからいです。

こちらはキッズメニューの一例。チキンナゲットにチップス、フルーツ、飲み物のセットで4.25ポンド（＝約650円／2018年4月現在）はお得です。

とはいえ、子供連れの客へのルールもあります。

どれも常識的な内容で、これらを守れば子供も20時までは楽しく店内で過ごすことができます。こうして家族連れでも気軽に訪れられる環境となっており、また他の飲食店と同様、パブでももちろん、店内禁煙は義務付けられています。とはいえ、テラス席なら喫煙もOKというお店も多いので、自分にあったテーブルを見つけて賢く楽しみたいものです。