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市場で食い倒れ!フィレンツェ中央市場を徹底攻略!
トスカーナの食文化を一度に見られる?そんな大規模市場「フィレンツェ中央市場」の魅力をご紹介!
※写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。
参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)
これぞイタリアの市場!?フィレンツェ中央市場の魅力とは
海外に行くと、筆者が必ず訪れるのは市場です。なぜならそこでは、食を通じて地元の人々の生活が垣間見ることができるからです。それに都市の市場は、観光客にとってもオイシイことだらけ。
中でもフィレンツェ中央市場は品数や品質、価格、規模、エンターテイメント性、どれをとってもパーフェクトな素晴らしい市場です。
今回はそんなフィレンツェ中央市場の魅力をお伝えしましょう。
フィレンツェの中央市場「メルカート・チェントラーレ」
フィレンツェ、サンロレンツォ広場にある中央市場は、赤と緑のデザインが特徴的な屋内型市場。実は、ミラノの有名なガレリアを設計した建築家によって1872年に造られた、当時としては近代的な建物だったのです。
市場が建物の中なので、雨天でも関係なく買い物を楽しむことができます。
お土産にぴったりな小分け食材が充実
フィレンツェの中央市場は、ツーリストにとってお土産天国です。新鮮な肉や野菜、果物がそのまま売られているのは市場ならではですが、ここではお土産に持って帰れそうな小分け食材が充実しているのも嬉しいポイント。
人気の食材は乾燥トマトや乾燥ポルチーニ、各種スパイスやオリーブオイルなど、どれもイタリア各地から仕入れた高品質の食材ばかり。であるにも関わらず、お値段がとっても安く、ポルチーニなどは一袋300円台で買えてしまいます。
この市場を見てしまったら、空港のお土産店で買うことがもったいなく感じること間違いなしですね。
フィレンツェ近郊シエナのチンタセネーゼという特別な豚から作ったサラミや、イノシシ(チンギャーレ)のサラミ、トリュフソルトなどの珍しい食材も手に入ってしまう品数の多さ。
それだけのためにも来る価値は十分あります(ただし、肉類だけは日本に持ち込めないので、現地で消費するようにしましょう)。
「中央市場」Photo by Richard, enjoy my life! CC BY-SA 2.0
嬉しい真空パックサービスや、記念にもなる買い物バッグ
食材を買うときに気になるのが、どのように持ち帰るか。そんな時に便利なのが真空パックサービス。たとえば、チーズなどを買う場合、好きな大きさに小分けにしてもらい、真空パックで包装してもらうことができるのです。持ちもよくなり、そのままお土産として重宝すること間違いなし。
お店によってはオリジナルの買い物バッグを売っているところもあり、フィレンツェの市場訪問の記念になるでしょう。
中央市場最大の特徴は、二階のフードコートに
「il "Grande Mercato", les halles de Florence」Photo by Christian MANGE(CC BY-ND 2.0)
3,000平方メートル、500席という規模をもつ中央市場。
1階は主に野菜やフルーツ、肉などの食材を販売していますが、2014年のリニューアルによって、2階部分が全面大規模なフードコートに生まれ変わりました。朝10時から深夜0時まで、365日オープンしているのも私たちツーリストにとっては嬉しいポイント。
ここでは地元トスカーナや、イタリア中の様々なジャンルの食材だけでなく、小規模生産者の作る質の高い食材も扱っており、食材ごとにその場で調理、できた料理は中央のイートスペースですぐに食べることができるのです。あちこちから料理を持ち寄り、ビールやジェラートも......といった即席ランチもできてしまいます。
スペインはマドリードのサンミゲル市場もこのようなスタイルですが、フィレンツェ中央市場のフードコートもイタリア中の食材を一度に食べることができる、旅行者にとって大変お得なスポットなのです。
フィレンツェ名物、ランプレドットの有名店も
「Lampredotto (cow's stomach) at Nerbone」Photo by alchen_x(CC BY-SA 2.0)
そして、最後に地元フィレンツェの名物料理を食べないわけにはいきません。フィレンツェでは、モツを煮込んだ「ランプレドット」という料理が有名です。
そして、この中央市場の1階にはランプレドットの有名店「NERBONE(ネルボーネ)」が入っています。ここのランプレドットは上品で癖がなく、ジューシーな味わいに、ファンになる人多数。ぜひ味わってみてください。
活気のある市場に一歩足を踏み入れると、そこはイタリアの美食だらけ。お土産にしても良し、その場で楽しんでも良し。しかも、どれもとってもリーズナブル。
これからもフィレンツェ中央市場から目が離せません。
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